ラブアタックは突然に… 12
チュンチュン…
〇〇)ん〜…
朝、俺が目を覚ますと隣で寝ていた和も目を覚ます
和)ん…おはよ。
〇〇)おはよ…和。
寝ぼけている和は、なんとなく愛おしい。
しかし、本来なら隣にいるのは桜のハズ…
〇〇)…朝ご飯作るよ
和)私も手伝う
…
下に降りて、和と2人きりでの朝食。
和)…ねぇ、〇〇?
〇〇)ん?
和)…桜の…事なんだけど…
〇〇)…またその話か。
すると和は箸を置いて話し始めた。
和)…桜と一緒にいる宮内って人…あんまし良い噂ないみたいなの…だからもしかしたら、桜が変な事に巻き込まれるんじゃないかなって
〇〇)…ふぅん
和)いや、ふぅんじゃなくて!
〇〇)…こればかりは言うけど、ぶっちゃけ今の桜が誰を好きになろうが、もう桜の自由だと思うんだ。
和)…こればかり?
〇〇)うん
和)…こればかりって事は、他に私になんか隠し事してるの?
〇〇)…え…いや…そんな事ないよ!
和が物凄い形相で睨みつけてきた
和)そう?ならいいけど
〇〇)…うん
……
学校に登校して、隣の席の桜の机を眺める
〇〇)…
晴也)〇〇、どうしたんだ?
〇〇)…いや…別に
この日、桜が来る事はなかった。
そして昼休み、俺は穴場スポットに行く
アルノは爬虫類にエサをあげていた
アルノ)お食べ〜
〇〇)良いよなアルノは呑気で。
アルノ)…そう言う〇〇君は、いつもここに来るよね〜、部員じゃないのに
〇〇)部員?て言うか、他の部員は?
アルノ)今は私1人だよ。この子達を世話できるのは私ぐらいしかいないから、1人で活動してるんだ。
〇〇)寂しくないの?
アルノ)寂しいもなにも、私にはこのヤモリ達がいるし…〇〇君は?
〇〇)…俺は…
アルノ)…?
〇〇)ねぇアルノ?
アルノ)…
〇〇)あのさ…
……
キーンコーンカーンコーン
和)…〇〇、お待たせ
〇〇)帰ろっか
俺は和と2人で下校するのが日課になっていた
和)…ねぇ〇〇?
〇〇)…俺、今和が好きかもしれない。
和)はっ?///
〇〇)…前は振っちゃったけど、今なら和と付き合うのも悪くないなって
和)〇〇…
〇〇)…和、これから俺を支えてくれませんか?
和)…本当に私でいいの?
〇〇)うん。俺は和が好きだ。
俺は和の肩を掴み、和とキスをした
和)…帰ったらエッチ?
〇〇)どうしようかな
和)…もう///
そして再び和とキスをする
和)…〇〇…
〇〇)和…
その頃…
桜)…
宮内)いやぁ、楽しかったね。桜ちゃん。
桜)…そうですね…
宮内)学校サボるの、嫌だった?
桜)…はい
宮内)気にする事ないよ、そのうち慣れる。
桜)…
美空)…あれ?
桜)…
宮内)それじゃ、俺の家に行こうか
桜)…そ…そうですね!
美空)…さくたん?
桜)…あっ…
宮内)どうした?あ、君は?
美空)…い…一ノ瀬美空です!
宮内)桜ちゃん、知り合い?
桜)…えっと…
美空)さくたん?こんな所で何してるの…ていうか、この格好…
すると桜は…
桜)…いえ、知らない人です。
それを聞いた美空に激震が走った
美空)…さ…さくたん?!
桜)行きましょ?宮内先輩
宮内)そうだね。
美空)…
美空はその場に立ち尽くしていた
次の日…
〇〇)桜が?
美空)うん…やっぱり宮内って人、危ない人だよ!
和)…みっくを知らない人扱いしてるんなんて…
俺は昨日の出来事を美空から聞いていた、
桜は宮内と、学校をサボり夜まで夜遊んでいたらしい。
〇〇)…ふぅん…桜がねぇ…
桜は今日は普通に学校にいる
美空)さくたん…ホントに大丈夫なのかな?
〇〇)…さぁね…とりあえず、俺…行くわ。
和)あっ…
美空)…〇〇、毎日昼休みにどこに行ってるの?
和)…さぁ…
美空)今度着いていってみない?
和)…うん!
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