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ラブアタックは突然に… 11

〇〇と桜に仲直りするように説得できた。
あとは2人が仲直りするのを待つだけ。
早く2人に仲良くなってほしいな

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今日こそ桜と仲直りをする。
俺はそう決めて家を出た。

学校に着くと、散歩がてら俺は廊下を歩くことにした

歩いていると桜を見つけた
しかし…

桜)それで〜…
〇〇)…?

桜の隣に、見知らぬ男がいた

宮内)川﨑ちゃんってホント面白いね。
桜)ふふふ…先輩も面白いですよっ♪

〇〇)…
桜)あっ…〇〇…

頭の整理が追いつかなかった。
横にいるのは誰なんだ…

桜)…〇〇、あのね…
〇〇)…

俺は桜を無視して、横を通り過ぎた。

桜)…〇〇?
宮内)あの人、誰?
桜)…〇〇…どうして…?

しばらく廊下を歩いていると…

和)おはよ!
〇〇)…和…おは…
和)桜と話せたの?
〇〇)…

俺は首を振った
和)え?早く話して仲直りしなよ、話せばわかるって!

〇〇)もう話す必要ないよ。アイツ、俺の事必要ないみたいだし。

和)〇〇?どういう事?

和は唖然としていた

和)待って…どういう事?
〇〇)…はぁ〜…和…お前にこんな事言いたくないんだけどさ…お前、しつこいぞ?

和)…しつこい?!
〇〇)もうほっといてくれない?

俺は和の横を通り過ぎようとしたが、和は俺の腕を掴んだ

和)待って!
〇〇)なんだよもう

和)…桜と何があったか知らないけど、絶対仲直りしなよ!?それまでしつこいと思われようがなんだろうが、仲直りしろしろしろって言ってやるんだから!!

〇〇)…和…
和)絶対だからね…いつまでも仲直りしないと、私だって〇〇と縁切ってやるんだから!
〇〇)…

そして昼休み

〇〇)…


桜)…あ、あの…
〇〇)…
桜)さっきは、不安にさせてごめんね?でもあれは違うの…

〇〇)…

俺は話を聞いていないふりをして廊下に出た

桜)あ…

和)…〇〇、どうしたんだろ…
桜)…私のせいだ…
和)え?
桜)私が…

和)…詳しく聞かせてもらえる?



俺は学校の裏にある古汚い小屋に来ていた。
最近見つけた穴場スポット。

〇〇)…はぁ

俺は自販機で買ったエナジードリンクをがぶ飲みする

〇〇)…
??)レッド〇ルの飲み過ぎは良くないよ?
〇〇)…飲まずにやってられるか…って

??)ここ、私たちの部室なんだけど?

〇〇)てか…君、誰?

ドアの前にはショートカットの1人の女性が立っていた

??)ここで私のお友達を飼ってるんだ。
〇〇)…ヤモリ?
??)そう…可愛いでしょ?
〇〇)…確かに…ていうか名前教えてくれる?

??)中西アルノ。


〇〇)…アルノ?
アルノ)そう。名前がイタリアにある川から来てるんだ〜

〇〇)…そうか…アルノ…ねぇ〜ゴクゴクゴクッ
アルノ)だからそれ焼け酒みたいだよって
〇〇)飲まなきゃやってられないんだよ。

____________

その頃教室

晴也)今日〇〇のやつ、やけにエナドリ飲んでるな…

晴也はゴミ箱に捨ててある缶を見て言った。その時、教室には別クラスの美空や咲月も来ていた


咲月)飲みすぎでしょ…

美空)いくらなんでも…この量は…身体壊しちゃうよ

晴也)…そういえば〇〇って、嫌な事あるとだいたいこれ飲んでるんだよな

美空)え?身体に悪いよ…それ…バカじゃんアイツ…
咲月)あ、和

昼休み、和が俺を探し回っていた。

和)…ダメ、〇〇どこにもいない…
美空)ていうかさくたんは?
和)桜は最近仲のいい人できたみたい

3人)えぇ!?
和)宮内って人、先輩みたい。
美空)…あの人?

晴也)待って…あまり良い噂は聞かないぞ?

和)小川君、それホント?
晴也)…うん…なんか無理矢理家に連れ込まれた人がいるとかって話も聞くし…

咲月)それじゃ、桜も不味いんじゃない?
和)…私、桜に話してみるよ。
美空)にゃぎから説得すれば大丈夫だね!


その頃、俺はアルノの部室でくつろいでいた。

〇〇)なぜにお香なんか焚いてるの?

アルノ)爬虫類飼ってる都合上、匂いとかキツくなるから誤魔化しだよ

〇〇)…そんなので誤魔化せるのかね…グビクビ…
アルノ)…もう2本も飲んだの?!
〇〇)ふふ…

俺は立ちあがろうとしたが、ふらついてしまう

〇〇)おっとっと…

アルノ)飲み過ぎだよ、もう
〇〇)…ちょっと昼寝しようかな…アルノ?枕貸して?

アルノ)枕?そろそろ昼休み終わるよ?
〇〇)なんだよ…くそ…

部室を出た俺は駆け足で教室へ


和)どこ行ってたの?!
〇〇)…ごめんごめん…次、理科室だよな?
和)そうだよ、ほら早く準備して
〇〇)わかった…

和)…クンクン…

和)…この匂い…

和は俺を不審に思った。

そして放課後の生徒会

遥香)桜ちゃん休み?
さくら)うん、さっき私に用事あるからって…
遥香)…〇〇君は?
さくら)山下君、遅いね
遥香)休み?

ガラッ!
〇〇)…遅くなりました…
遥香)ちょっと!遅刻はダメでしょ?!
〇〇)…ごめんなさい…

和)モ〇スター片手に…

こうして俺の放蕩生活が始まった

遥香)〇〇君良い匂いするね、お香みたいな…
〇〇)お、お香?!

和)…(またさっきと同じ匂い…)
〇〇)まぁ家で焚いてるんで…はい

和)…(嘘ばっかり、絶対なんか隠してる)

〇〇)…
黎人)なぁ、〇〇
〇〇)ん?

黎人)…この前は…悪かった…
〇〇)…

和)…珍しいね。学年トップの癖に
〇〇)いいよ〜別に。
黎人)え?
和)…え?!

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疑惑から確信に変わった。
〇〇の様子がどうもおかしい。

和)…(この匂い…どこかで…まさか!!)

『あ〜、これさヤモリの匂い消しの役目なんだよね。和にも分けてあげようか?』

間違いないかもしれない
絶対に暴いてやるんだから…!


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