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心がっかりだ🦗

先日Amazonで劇場公開後4ヶ月という異例の速さで配信が開始された『シン・仮面ライダー』を何となく観始めたら結構惹き込まれて、数日間に渡り続けて何回か観てしまった

公開後すぐにNHKのドキュメンタリーによって割とヤバめな舞台裏の暴露や辛辣な世評が行き渡っていて、劇場に赴く気が失せたのは鮮明に覚えている。半年後配信でいいやと思った🦗そういう経緯から全く期待せず観てみたニワカにはチープなCGも矢継ぎ早な展開もかえって新鮮で全部面白いという大味な評価しかできなかった

何が世の好事家達の不評を買ったのだろうというのは気になっていて、Amazonのレビューに目を通してみたら、それはそれで面白かった

それらに目を通したところでマトリックスの時代から進化が止まったかのようなゲーム並みかそれ以下などと評されるCG、補佐する役割の監督が抜けた事に依るストーリーの拙速さとか有名な俳優が起用されててもそれと気づけない無駄遣い感など、挙げれば切りがない。しかし大概脳内補完してしまっていたし、それらを複雑な味わいとして処理してしまっていた者にとって全く無い考えの羅列で、眺める分には面白かった

食わず嫌いで観る事を避けていた俳優の魅力に気付かされた点とか、この監督の作品及び関連書籍全部集めてるようなマニアでなくても観てられるような、完璧を求める人達が斬り捨てるだけの基本的な映像作品としてのつくりの良さなどに触れられただけで個人的に⭐︎5だった

全く期待してなかった、まともな映画を数年観てないから目が肥えていないのがその高評価の基礎だとは思う

手抜きと酷評されたチープなCGは確かに微妙だった。クライマックスにこれってどうなの? という点に囚われ出したり他人と連れ立ってそれを観ていたらネガティブな印象が強く残るのは必至かと思った。独りで観る分には適当でもいいけど、他人と共有するにはハードルが高いというか。そういう面倒臭さは感じている時点で負けかもしれないが

やはり全く期待せず、定額のサブスクで見放題の状態で観られる作品としては面白かっただけかもしれない