小学校英語では「聞く・話す」の音声の学習を十分に

小学校5・6年生において教科になった英語での、「聞く・読む・話す・書く」ことの学習内容では、順番が大事。
適切な順番で学習すると効果が高い。その順番とは、
「聞く・話す」→「読む・書く」で、英語の音声に十分に慣れ親しむ学習から、アルファベット学習を経て、読み書きなどの文字に関する学習を行う。
→日本語も同じ。聞く話す、読む、書く

・英語につまづかせない為に出来ること

1 英語の音声にしっかりと触れさせる
→ 英語の歌やゲーム、絵本の読み聞かせなど、他教科の学習と比べて難易度を下げて行う。音声に慣れ親しむということが大切。慣れてきたら内容を確認してみたりと、音声の中でレベルアップさせる。

2 音声の次は読むこと
→ 音声を取得すると、次は「書くこと」に気持ちがいきがちであるが、読めない(意味がわからない)ものを書き写すことはただの作業になってしまい、学習効果も低い。まず、お子さまに「英語でなんて読むの?」「指でなぞりながら声に出して読んでみるといいみたいだよ」と英語を声に出してみるよう促す。もし読めないようであれば、教科書付属の音声などをもう一度聞き、文字を見ながら声に出して読み、その後書いてみる。「読むこと」は、音声から文字への学習をつなげる要となる。

3 正しく書き写すことができるよう見守る
→ 書き写す際には、文のルール(文の始めは大文字、単語の間を空ける、文の終わりにはピリオドなど)を意識し、確実に書けるようになっているか確認する。
日本語とは異なる為、すぐに出来ないのは当たり前、じっくりと行うこと。
小学校で習う基本の単語や文の意味がわかって、「聞く・話す」→「読む・書き写す」を習得した場合、中学校に入学してからの文法の説明が頭に入りやすく、学習もスムーズに進む。そのためには、英語の音声に十分に慣れ親しむ学習から、アルファベット学習を経て、読み書きなどの文字に関する学習への流れを大切にする。

⇨日本語の習得に時間をかけているのに対し、英語は相対的に時間が少ない。それを英語が出来る出来ないと決めつけているような気がする。
赤ん坊のように呼びかけてあげるところから、話す、読む、書くと、一連の流れはごく真っ当なことである。
旧来の人間は、一連を一括で行なってきてしまっており、その考え方が定着しているように感じる。
焦らず、徐々に育んでいきたい。

#小学英語 #加藤由美子

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