本が好きな子もそうでない子も!読解力を高める「読書」のススメ

学習の土台にもなる「読解力」。
OECD(経済協力開発機構)のPISA(生徒の学習到達度調査)では、「読書への熱中度」と「読解力」に関係があることもわかっている。本が好きな子はもちろん、そうでない子でも、読書で「読解力」は高めていけるのか。

本が「好きな子」と「そうでない子」では、読書の進め方に違いがある。
本が好きな子は、放っておいても自分から読む。
親ができることは、読みたいと言った本をどんどん買ってあげたり借りてあげたり、読みたいだけ読ませてあげること。

「特定のジャンルしか読まない」という子の場合は、最初は好きなジャンルの本を好きなだけ読ませてあげるとよい。そのあと、違う種類、ジャンルの本を読む経験もぜひ積んでもらう。

少し前のPISAの調査でも、成績と関係があるのは、「読んだ本の量」よりも「いろいろなジャンルの本を読むこと」という結果が出ています。つまり、多様な本を読むことも重要。

ジャンルに偏りがあると、文章を読み解く時に、その内容をひととおりの枠組みでしか解釈ができない可能性が高い。違うジャンルの本に広げていくよさは、そこにあると思います。だからと言って、ジャンルを極端に絞る必要もない。「この分野はもう十分だからこっちの本を読みなさい」と言って親が絞ってしまうと、読むこと自体が楽しくなくなってしまう。

本があまり好きではない子の場合は、いきなり「読みなさい!」と本を渡すのでは、苦行になってしまうので、大人が「本は面白い!」と、まずは読んでいる姿を見せてあげることが大事。また、一緒に書店や図書館に行って、選ばせる。人は自分が選んだものに対しては、やる気が出るもの。

子どもが本を読み始めたら、親子で同じ本を読み、内容について話すということ。「どんなところが面白かった?」「魅力的な登場人物は誰だと思う?」といった話を親子ですることで、頭の中に残っている世界を共有することができる。

要約する力がつくということです。どんなストーリーだったかを話すために、内容を正確にとらえるという意味でも、読解力の育成につながる。
もう1つは、面白かったことや好きなことについて誰かと話す体験を楽しむということ。楽しい体験は、次の「読むモチベーション」になっていく。
本の好き嫌いはあるけども、1番は楽しむことが重要。

⇨異なるジャンルを読むことは、追々は良いことになるのだという。自身も同じジャンルで同じような思考回路になっているのであろう。注意しなければならない。後は楽しむ背中。最近、感情を込めて読んであげることで、子供が自分が読んでみたいと言い出し、読んでくれている。良い取り組み、継続していく。

#読書習慣 #読解力  

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