没頭できる小説3選
今回は、楽しみにしてたデートをドタキャンされてサゲぽよ…萎えぽよ…なときでも、そんなこと忘れてしまいそうなくらい世界観に没頭できる小説を3つご紹介したいと思います。
コンビニまで走って酒とアテを買ったあと、文字を追う旅に出かけましょう。女のケツばかり追っていても、男に縋っていても、なにも成長できません。
それでは。
①大沼紀子『真夜中のパン屋さん』
4巻から5巻まですごく間が空いたけど、ずっとまだかなーと待ってしまうくらい展開が気になる。みんな色々あって、みんな何かを抱えてるってお話。
突然読み直したくなっちゃった。
これ書くためにこのnote書いたようなモン。
②ブリット・ベネット『ひとりの双子』
日本人からしたら難しい感覚のお話かもしれない。
白人は白人の、黒人は黒人の。それぞれの生き方どっちが幸せなんだろう?と、こんなに生き方(というか生活)が違うと気になるところ。故郷で変わらず生きるか、故郷を離れて自分を変えて生きるか。そんなお話です。
人種がどうとか日本で生まれ育つと考えることないよね。
③谷崎潤一郎『春琴抄』
グロテスクだとかSMだとか言う人いるけれど、私は優しくて綺麗なお話だと思った。顔が気になって鏡ばかりと見つめ合っている私に、とある人が薦めてくれた。
言葉にせずとも、互いが必要とし合っている関係って美しい。男性からの、無償の愛がたまらなく美しかった。
なんとなく、こんなモンかなと。
余談なんですけど、『芋虫』(江戸川乱歩)もすごく好きです。歪んだ愛情に惹かれてしまうのかもしれないですね?青空文庫を漁ってみると今までになかった出会いが待っているかも。
検索したら秒で出てくるのでね、それすらできないからドタキャンされたと思ってください♪どうせ飯屋や飲み屋のリサーチも怠ってましたよね♪
青空文庫との出会いは『饗応夫人』(太宰治)。高校時代に読まされたけど最初は、は?なにがおもろいん?時間とデータ量返せや(当時の最小ギガ数のスマホ)と思ってたけど超優良サイトです。
是非ご贔屓に。
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