見出し画像

筑波人文生が21年、22年に取った授業♪


筑波人文(言語)3年生に進級する私が2022年(2年次)に取った授業についてざっくりまとめたい気持ちがあったけど、多くて無理だったので人文言語のオススメの授業の感想書きます。
2021年度、2022年度に取った授業を書き出したました。取る予定の授業がある人や、一年生とか総合からの移行生で必修だから取るけどどんな感じだったか一応知りたいかも!みたいな人はDMやらリプやらで質問ください。怠惰ですみません。(@0196__aa)参考になれば!

1年生の時から言語学の日本語コース行く!と決めてたので、この2年はその専攻選択の必修や卒業単位(124以上)のためにいろいろ取ってました。
人文では専攻外の授業もかなり取らないといけないので、他専攻の授業もつまんでます。2外はドイツ語🇩🇪
人文以外で取ったのは、比文、日日、教育(理系単位扱い❗️)です。

ちなみに中高国語の教職も取っています。キツいよ〜;;
教職科目は先生によって全然違うこともあって書くの難しいため今回特筆してませんが、1,2年の教職科目は取り終わってるのでもし聞きたいことがあれば答えます◎

取得単位数は、1年次51単位、2年次44単位です(教職含む)。

◉21年度に取った授業
人文
・言語分析入門
・個別言語学入門
・史学入門
・考古学民俗学入門
・言語学概論ab
・日本語学概論ab
・応用言語学概論ab
・英語学概論ab
・先史学概説ab
・中国史概説a
・応用言語学講義Ⅲab
・文化人類学概説

比文
・表現文化領域比較文化研究
・文化科学領域比較文化研究
・日本・アジア領域比較文化研究

日日
言語の科学

教育
・教育基礎論


◉22年度に取った授業
人文
・日本語音韻論ab
・日本語文法論ab
・日本語史ab
・日本語学講読Ⅰab
・日本語学講読Ⅱab
・日本語学演習Ⅰab
・英語文法論・統語論(2)ab
・比較対照言語論Ⅱab
・応用言語学講義Ⅳab
・先史学特講Ⅳab
・考古学概説ab
・倫理学通論ab
・ヨーロッパ史概説ab
・人間社会と宗教

比文
・日本文学概論
・日本文学講読1
・日本文学講読7
・日本文学講読8

日日
・日本語の音声・音韻
・共生のための日本語教育
・共生のための社会言語学
・共生のための人類学
・言語と文化Ⅰ



人文学類言語系の専門科目授業の感想と記録

日本語音韻論(AB93A11)/ 那須昭夫先生
 aでは日本語の音声や音韻について学べる。基礎的な言語学の用語についての説明から始まり、母音と子音がどの部分でどう調音されているのかといった内容を詳しく学習できる。教科書の図解がマジで間違い探しか?ってくらいヤバいし、似たような単語大量に出てきて混乱する。でも自分が普段何気なく発している声がどのような仕組みで外に伝わっているのか知ることができるので、とてもおすすめ。
 bでは、日本語の音韻がどのように変遷してきたのかについての内容で、扱うのは主に古代語(上代・中古)および中世語なので春とは毛色が違う。さまざまな言語資料を見ながら、この時代の日本語の音韻はこうだったけど、こうなって今はこうなってるみたいなことを学ぶ。
 毎回小テストがあって、期末もテスト(22年は期末もmanaba上)。授業聞いて資料見て書き込んでおけば置いていかれることはないしテストもそんなに不安要素ではないはず。

日本語文法論(AB93A41)/ 和氣愛仁先生
 a,b通して日本語の文法事項について学ぶ。日本語文法での格や語順、時制や表現、構造をさまざまな例文を使って分析する。普段使っている文がどんな構成になっていて、どんな意味や雰囲気を相手に伝える役割を持っているのかを考えるので、専門的な知識がなくても面白いと思う。他学類の人が割と教室にいた記憶がある。
 毎回の授業の感想(分量問わず)と、期末レポート(1000〜2000字くらいで、学んだトピックの中で自分が一番興味深いと思ったものについて)で成績がつきます。出席取られたことなし。授業の感想出すのも期限1週間なので割とゆるい気がする。おすすめです!!!!!


日本語学講読Ⅰ(AB93B01)/ 大倉浩先生
 狂言を読む。見る。大倉先生の専門分野なので、大倉先生と北原先生による『狂言記新注』というテキストの原本コピーが配布されて、いくつかの狂言を読んだり、映像を見たり、一行ずつ音読したりする。登場人物の関係や時代背景などを含めて狂言の内容を解説してもらえるので、こちらも専門的知識がなくても楽しめると思う。高校の古典(古文)の授業が好きだった人には超おすすめだし、好きじゃなかった人にも超おすすめ。bでは最後に筑波卒の現職狂言師の方が来て解説してくださった。
 aの期末は狂言の原本の変体仮名(くずし字)を漢字かな混じりの文(歴史的仮名遣い)に直す、“翻字”の課題だった。対面テストだったが、範囲は授業で扱った狂言のみ、資料持ち込み可(つまり答えが手元の資料にある)ものだったので、心配無用。
 bの期末は、春秋通して授業で扱った狂言を、テーマは変えずに現代的な内容に人物や舞台背景を書き直して提出するものだった。まあまあ大変だけど、過去の先輩方の提出作が例示されるので方向性は考えやすいし難しくはない。
 狂言などが専門の 大倉先生は、23年度で退職されるので気になった人は絶対に今年度に履修するべき。絶対にです。超おすすめ!!!他学類の人もいた!


日本語学講読Ⅱ(AB93B21)/ 那須昭夫先生
 アクセントについて学べる。名詞動詞形容詞や外来語のアクセントについてひたすら学ぶ。そんな仕組みあったの!?とか、そんなルールあったの!?という感想が止まらなくなる。普段無意識にこんなにたくさんアクセントを使い分けてるんだな、と改めて理解できるはず。bでは古代語中世語のアクセントについて資料を見ながら、どのようにアクセントが変遷してきたのかを学べる。東側の人は京阪式アクセントとかの仕組みを学ぶの、とても楽しいと思います。みんなでアクセント発音する時間があるのも面白いです。
 日本語音韻論と同じ先生なので、同じように毎授業小テスト、期末もテストです。こちらも授業聞いて配布資料見て書き込んでおけば置いていかれることはないしテストもそんなに不安要素ではないはず。ただ、22年度はオンライン上テストだったものの、23年度は対面でテストが行われる可能性が高く、対面では資料の持ち込みが不可の場合もあるので注意が必要…。あと、


日本語学演習Ⅰ(AB93A12)/ 和氣愛仁先生
 言語学主専攻日本語学コースが2年次に唯一取れる演習。卒論研究などでコーパスを利用するために、2年次の演習で諸々の使い方に慣れておこうねという授業。Excel使ったり、コーパス検索アプリの「中納言」を使ったり、mecabを使って形態素解析をする。情報リテラシーリターンズという感じ。別に難しくはないし、中納言のライセンスを授業で取ってもらえるので自由に検索して楽しめる。一瞬プログラミングみたいなことをするけど、先生は難しすぎる話はしないし解説も丁寧にしてくれるし進度もゆっくりなので全く心配がない。
 期末テストもレポートもない!!!!!!!授業の感想を毎回(分量問わず、期限1週間)出すだけ。出席も多分それでカウントされてる。他コースの演習と時間被ってるので他コースはいなかったけど、他学類の人は数人いた。


応用言語学講義Ⅳ(AB92A71)/ 田川拓海先生
 基本的に日本語(まれに別言語)の文章を用いて、文章の特徴などを言語学的視点で考える。文章と談話を対比させて特徴について考えたり、コミュニケーションについて考えたりする。授業で扱う文章はさまざまで、文書だけでなく電子メール、ブログ、LINEや Twitterの文章を使用し分析することもある。文章研究の知識がなくても置いていかれることはないと思う。かなりおすすめの授業。
 毎回授業に関連することの感想、疑問を自由に記述することで出席確認(期限がまあまあ長い)。寄せられた感想、疑問は次の授業の前半で先生が答えてくれることがある。22年度はオンデマンド、同時双方向、対面の3形態が用意されていて、どれで受講しても良かった。神。田川先生の授業、面白いですおすすめ。


人文学類の言語ではないけど22年度取って良かった授業

人間社会と宗教(AB63J51)/ 宮澤安紀先生
 前半は社会と宗教について、後半は「死」にまつわる内容で各宗教・社会での葬儀についてや墓の在り方、日本における死との関わりなどを扱う。哲宗開設授業はハードル高いと感じがちだが、この授業は哲学者や宗教学者の考えを分析して学んだりするというより、宗教がどのように私たちの社会と関わってきて、現在どのような形で在るのかを学んだような気がするので割と取りやすいと思う。
 毎授業感想を提出、期末は軽めのレポートと授業内容に関する記述2題くらい。事前にざっくりしたテーマが伝えられるのでレポートは準備可。
(22年度に引き続き、23年度も履修は“人文・文化学群生に限る。”とのこと。また、23年度は宮澤先生から山中先生に変更になっているため、内容はシラバス要確認)


その他気が向いたら随時更新します。
特筆していない授業に関して何か質問があればTwitter(@0196__aa)まで。
尚、上記内容は全て参考程度で流してください。詳しい授業の内容は必ず最新のシラバスで確認してください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?