自分の中にある開発障壁を取っ払いたくてOSS-Gateに参加した
🔰 はじめに
こんにちは!びきニキです(@BkNkbot)
1/27(土)に開催されたOSS Gateワークショップに参加しました!
今回はその内容について、参加記録を残していきたいと思います!#oss_gate
🔰 OSS Gateとは
🔰 参加したきっかけ
私は2024年の目標の1つに「OSSにコントリビュートする」というものを掲げています。
カンファレンスに行くようになってから、OSS作者や貢献している人をかなり見かける機会があり「カッコイイしやってみたいな!でもなかなか一歩が踏み出せない…」と思って立てた目標です。
そんな中、PHPカンファレンス北海道の次の日に PHP Lovers Meetup vol.3 + OSS Gate in 北の大地 というイベントが実施され、参加者が楽しそうにしているのをXで観測していました。
「こういうイベント、メッチャ嬉しいな~!…でも開催場所が遠い…!」と思っていたところに、以下のポストが流れてきて参加を即決しました。
🔰 全体プログラム
OSSで作られているElementが会場となり、10:30からワークショップが始まりました。「ビギナー🔰」と「メンター💪」に分かれ、アイスブレイクを軽く行い、スライドを使ってOSSの貢献手順についての説明がありました。
午前中は「対象にするOSSを決める時間」、午後は「実際に手を動かす時間」となっていました。
🔰 対象OSS決め
2月にYAPC::Hiroshima 2024 の開催が控えており、そのLTを現在募集しているということで、登壇ネタの1つにするために「Perl」を触ることを考えていました。
しかし、Perlの開発経験がこれまでゼロであること・事前説明で「大きすぎるOSSだと、整備されていて貢献箇所が見つからないかも」と言われていたことなどを踏まえ、最近入門し始めたPHP関連のOSSに絞ることにしました(メンターにてきめんさんがいたのも理由の1つ)。
対象を決めたら、それが本当にOSSなのかライセンスを通して確認します。今回は以下のサイトで確認しました。
🔰 OSSを手元で動かしてみる
貢献したいOSSを決めたら次は自分の手元で動かしていきます。OSS-Gateの方針としては、「はじめの一歩を後押しする」という感じなので、すでに起票してあるバグを修正してPRを送ったりすることはしません。
自分の手元で該当のOSSを動かしてみて「想定通りの挙動をしない」「説明が不足している」等の部分を見つけ、それに対して何かアクションをするようなイメージです。
しかし、私の場合は今回特定のライブラリなどではなく、PHPのドキュメントを対象にしたため、自分の手元で動かすことはしませんでした。
🔰 振り返り
昼食休憩に入る前に、それぞれのチームでやっていることを振り返ります。私が参加した時はビギナーが3人、メンターが4人という構成になっていたので、3つのチームに分かれていました。
振り返りでは、どんなOSSを対象にしていて、どんな作業を行なっていたかの共有をしました!
🔰 なにかあれば起票する
実際に動かしてみておかしいなと思ったところなどを起票します。修正するコードを書いてPRを送っている人もいました👏
今回私が起票したものは本当に重箱の隅をつつく内容だったので、「コントリビュートした」とは大きく言えない内容かもしれませんが、一歩を踏み出すというのが目標だったので内容はあまり気にしないことにします。
Issueを立てる、PRを投げるなどの際は「そのOSSが決めているルールに従う」というのも大切です。私は最終的に doc.php.net を対象としたのですが、このリポジトリの場合は「意見がある場合はメーリングリストにお願い!」って書いてあったりもしました(結果として私はIssueを立てたんですが)。
🔰 振り返りとまとめ
時間が来たら再集合して今日やったことについて話します。メンターさんからのフィードバックも貰えます🎁 私が1日を通してやった作業のメモと実際に立てたIssueは下記から確認できるよ!
🔰 実際にやってみて
1日を通してOSS活動というものに少し触れてみて、素直に「時間がかかる」という印象を抱きました。OSSにコントリビュートすることは、最悪しなくてもいいことだし、コントリビュートする人にも別のタスクや仕事があるはずです。出来るに越したことはないですけど!
修正するPRを作ったり、Issueを立てたり。その行動を取るまでには対象OSSのご提案お作法を調べてその手順に従う必要があるかもしれないし、どこが悪いのかを調べたり、検証したりする時間も必要です。
でも、実際に立てたIssueでメンテナの方が動いてくださったり、出したPRがマージされたりすると満足感は凄そうです!私が今回立てたIssueはマージされる可能性が殆ど無いと思うのでその気持ちは味わえませんが…。
また、今回OSS活動の一歩を踏み出してみて、その大変さとOSS・メンテナ・コントリビューターの方々の有難みを強く感じました。「コードを書くのが苦手でも、力になれることがあるんだ!」と知ることができただけで大きな収穫になったと思います🍅
次にOSS活動をする時はもっと力になれるように頑張りたいです。OSS-Gateで一歩を踏み出すお手伝いをしてくださったみなさん、本当にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?