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どうしても登壇したくて、運営になって登壇枠を確保した学生の「JaSST'23 Kyushu」参加レポ



🔍 はじめに

こんにちは!びきニキです(@BkNkbot)
11/2(木)に天神チクモクビルで開催された JaSST'23 Kyushu に運営・登壇者として参加してきました!今回はその内容について、参加記録を残していきたいと思います!

🔍 JaSST とは

ソフトウェア業界全体のテスト技術力の向上と普及を目指して、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)はソフトウェアテストシンポジウム(JaSST : Japan Symposium on Software Testing)を全国各地で開催しています。
ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)の活動として2003年に東京で始まったJaSSTはいまや、北は北海道から、東北、新潟、東京、東海、北陸、関西、四国、九州と、全国で開催しています。また、レビューを深耕する機会となるJaSST Review、さらに2020年からは場所を問わずに参加できるJaSST Online、そして2021年からは誰でも気軽にトークできるJaSST nanoも開催しております。各のJaSSTは、有志である実行委員たちのボランタリな活動によって企画・運営がされています。

JaSSTについて

🔍 参加するまで

今年の6月に開催された「PHPカンファレンス福岡」でスタッフをやった際に、JaSST' Kyusyu実行委員長の@mao_sumさんと知り合う機会があり、運営として参加したいという旨を伝えました。

私は今までQAとして複数社で勤務した経験があり、JaSSTの存在は知っていました。しかし、敷居が高そうで参加することが出来ていなかったのでかなり良い機会になったと思います👀

他の技術イベントとはかなり毛色が異なる(と思っている)JaSST。「オフライン開催で」「定期的に開催されて」「みんながCfPを投げられて」「外からもどういうCfPが投げられているか分かる」QAのイベント私の周りには無いので、欲しいなと以前から感じていました。

そのため、QAエンジニア向けカンファレンスをJaSSTとは別で立ち上げようと以前から思っていたのですが(※1)、何事も経験するのが先ということで、勉強のためにJaSSTに登壇・運営として参加することにしました。

※1
この記事を出してみて反響があったら動き出すかもしれないので、もし良かったらご意見ください👀 私が知らないだけでそういうイベントあるのかな(やるとは言ってない)

🔍 運営としてやったこと

運営として入ってから、参加者用のアンケートを作ったり、会場の候補を探したり!当日は写真撮影などもしました。本当は会場の下見にも行くはずだったのですが、前日に風邪になってしまい断念…。

実は本番前日も同じように熱を出していたのですが、病院に行ったりして気合で熱を下げて参加しました🔥  こんな短期間に2回も発熱することなかったからマジで焦った(運営のみなさん、ご迷惑をおかけしました)

🔍 聞いたセッション

基調講演
わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニアが実践している基本的な考え方と方法
@____rina____ さん

冒頭に聞かれた「テストが上手なQAエンジニアとは?」という質問に対して、私は「やるテスト、やらないテストの線引きが上手い人」と書いていたのですが、他にも多くの考え方があることを雑談形式で知ることができました!

今まで技術系のイベントに参加することは多かったのですが、ワーク形式はあまり体験したことがなかったので新鮮だった(学校の授業みたいで懐かしい気持ちに)🐠

「QAってどんなことやってるの?」「テストケースはどうやって作るの?」「テストケースを作る上での考え方や技法」などなど、初学者から上級者まで基本に立ち返ることの出来る基調講演でした👏


スポンサーセッション
テクバン株式会社 / 株式会社SHIFT / 株式会社ベリサーブ / 株式会社マネーフォワード / JSTQB / 株式会社MIXI(敬称略)

スポンサーさんの特色、取り組みなどをいろいろと感じることが出来ました! 発表の仕方も様々あり、見ているだけでも面白かったです👀

これは運営用パーカー。JaSSTってこういう意味だったのね

招待講演
テスト自動化から、 開発を支える継続的テストへ
@tsueeemura さん

「テストを自動化すれは銀の弾丸🔫になるので自動化しよう」という流れは最近多いですが、それを継続させるためにはどうすべきかを深堀りしているセッションでした。

シフトレフトという言葉を初めて知ったので、めっちゃ面白かったです!
メリットは「開発中に不具合に気付ける」こと。途中で「そもそもE2Eテストが実装しにくいものはユーザーとしても使いにくいかもよ」と言われ、超納得しました💡

このスライド、あるあるすぎて赤べこぐらい頷いた

私は今まで自動化するだけの脳になっていたので、今回の発表があったことで自動化の前後について時系列順に(段階を踏んで)理解することが出来ました👏


🔍 登壇セッション

病み上がりだからマスクしてたよ

実行委員セッション
学生とQA
@BkNkbot

基調講演、招待講演で呼ばれたいという密かな夢があるので、それを叶えるべく実行委員になり、私がLTする時間をゴリ押しで作ってもらいました😎

口頭でかなり補足する想定で資料を作ったので、資料だけ見ると情報量が全然ないですが…発表は頑張りましたよ!

🔍 登壇中のポスト(興味ない人は飛ばしてね)

🔍 懇親会

懇親会、マジで過去一楽しくて良かったです。今まで技術カンファレンスに参加することはあったのですが、みんなが話しているレベルまで自分が達していないこともあり、これまでの技術カンファレンスでは殆どが聞き役に徹していました(それでも全然楽しいけど)。

しかし、今回QAエンジニアやテストに興味を持っている開発エンジニアと話せたことで、特に有意義な話が出来たし聞けたと思います。

懇親会でイカ食べられる世界線ヤバいし美味い

私はQAエンジニアとして複数者でインターンをして色々考えたり、実践する機会が多かったので、自分の中でも「QA関連の思想や意見」が確立しており、それを他の人にぶつけて意見交換できるのが良かったです(これまでの技術イベントはそういう経験知識がなくて、聞くだけになっていた)。

他の人の話していることもちゃんとわかるので、「それは間違っている」と他者から指摘を受けても嬉しかったですね。もちろん勝ち負けじゃないのは分かっているんですが、相手の話していることが分かると議論で負けても気持ち良いです。

🔍 登壇振り返り

「パネルディスカッション」という、聴衆からは質問できない形式で一方的にディスってしまったこともあり、懇親会やXを通じてご意見をいただくこともありました。

そのどれもが的を得ていて、超反省しています…。誰かから責められたというわけではなく、振り返るとかなりバイアスのかかった発表をしていたので「自分の考えが浅かったな〜〜〜」という反省です。

特に言われてハッとしたのは「QAエンジニアは積極的に発信する人が少ない」と発表した部分。

「確かにその部分もあるけど、QAは来るもの拒まず去る者追わず感があり、他者の意見にマサカリを投げるようなこともない」「みんな割と穏やかに過ごしていて、それがQAコミュニティのいいところ」的なことを言われました(テンション上がっていて記憶が曖昧なので違うかもしれない)。

私は「発信が足りない、もっと発信した方が良い!!!」という圧強めな感じで発表したのですが、別にそれは全部が全部悪いことじゃないのかもしれません。私の考えが足りなかったな…という感じで、レポートを書きながら絶賛反省中です。

QAという職種上、外に出せない情報が多いという可能性は資料作成時に考えていたのですが、やっぱり自分の持っている情報だけで断定してしまうのはよくないですね👀  今後はさらに注意するようにします!

🔍 おわりに

インターンでお世話になった方達と久々にお話しできたり、新しい繋がりを作ることが出来てとても楽しかったです!

当日まで「JaSST、やっぱりちょっと怖いイベントなのかな」と思っていたのですが、本当にそんなことなくてびっくり😎
でも学生参加率は本当に低いので、もっと学生の参加も増えると最高ですね!参加者の年齢層はちょっと高いけど、若者はその分可愛がってもらえるチャンスだぞ!!

実行委員・登壇者・スポンサー・参加者のみなさん!
本当に本当にお疲れ様でした~~~!

また来年!


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