無題
親とは難儀なものだなあと改めて思う。
子が問題を起こしたり、いじめたりいじめられたり、不登校になったり、話をしてくれなくなったり、すべて自らの育て方が間違っていたのでは思い始める。
そんな訳がないだろう、子は個だ。
自分自身では無い。
所謂、毒親のようなものでなければ、すべて自分が原因なんて彼らに対してあまりに失礼で傲慢だよ。
それでも理由を探さねば、痛みを和らげねば、解決の糸口をどこかに求める。分身のような子の痛みは自分の痛みでしかない。
この辛さは子が痛いからなのか、己が痛いからなのか。笑っていて欲しいと思うのは自分が笑いたいのだろう、もはやこれらは保身なのではないか。
ーーーむかし、自分が学校に通えなくなった頃、母はどんな顔をしてたかな。思い出せない。
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