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生きづらかったわたしへ。

2019年までのわたしへ。
生きづらかったね。
こんなにも世界は生きづらいのかと毎日辟易としてたね。
疲れてたね。
もし、今までのわたしと似たような考えの人がいたら、
少しでも気が楽になったら良いなと思って書いてる。

今日はそういう話です。

目次
1.自分のことが嫌いだった。
2.ある人との出会い
3.昔の自分もひっくるめて愛してあげたい。

1.自分のことが嫌いだった。

昔からずっと自分のことが嫌いだった。
自分のことを賢いとも可愛いとも思わなかった。
全てが人より劣っていて、だから親や先生や先輩や上司に怒られると思っていた。

思い返すと親に褒められた記憶がほとんどない。
お母さんはよく怒る人だった。
今は仲良いけどね。
父親は理由も聞かず叩いてくる人だった。
今はもう血が繋がっているってだけだけどね。家庭環境を理由にするのはよくないけど、確実に自分を好きになれない一因だったと思う。

そんなこんなで物心ついた頃から自分に自信がなかった。
でも、だからこそ斜に構えてた。

小学校低学年の頃、放課後に数人で遊ぶ約束をしてすっぽかされたことがあった。
というか違う集合時間を伝えられ、わたしが待ってる間その子たちは既に集まって遊んでいたのだ。
当時は健気に数時間待っていた。
どうやって帰ったのかは覚えていない。

この一件で、人を100%信じることができなくなってしまった。
人はいつか裏切る。

なのでいまだに約束しても相手がくるまではドタキャンされたんじゃないか、と不安になってしまう。
もしかしたらわたしが遅刻魔なのもそれが原因かもしれない。
いやこれは自分の問題でもあるか。

まあそんなこんなでこういうささやかないじめにも遭いながら育った。


生きづらかったピークのここ数年は常に息が浅くて頭に酸素が回っていなかった。
嫌なことや不安なことがあるとすぐ過呼吸になる。

こんな自分が嫌で嫌で、余計に悲しくて、泣けば泣くほど息ができなくなる。
このまま息が止まれば幸せなのかな、とも思ったりした。

自分の意見を話そうとすると喉の奥がつっかえて、うまく言葉が出てこなかった。
何か話せば怒られるんじゃないかと怯えた。
言葉が出てこないあの間が恐ろしかった。
そこでやっと絞り出した言葉も涙に飲み込まれた。
人前で話すのが苦手でヘラヘラしてしまう自分がいた。

そんな自分を変えたくて、出会った人がいる。



2.ある人との出会い。

冒頭に書いた2019年までのわたし、という一文。

年末年始に1年を振り返る作業をここ数年毎年している。
その中で来年こそは変わりたいとノートに自分の嫌なところ、理想の自分を書き殴った。
就活の自己分析のような作業。
嫌なところは数ページにも渡って湧き出てくる。
アウトプットは存分にした。

さて、吐き出したもののこれからどうすればいいんだろう?
どうやったら変われるんだろう?
中身が空っぽになってしまいインプットが欲しくなった。
自分のことを客観的に見れる人。

そんなことを思いながらTwitterを開くとフォロー外のアカウントで
「おもしろコンサルしてます!」という言葉が飛び込んできた。
初対面でもなんでも自分の話をひたすら聞いて良いところを見つけてくれるらしい。
「これだ!!!」と思った。
その人のアカウントもよく知らずすぐにDMした。

何通かの事務的なやりとりのあと、確か1,2週間後に会うことになった。
2020年に入ってすぐのことだ。
場所は新宿のルノアール。

当日、ここまで軽々しく行動した割に会う直前には緊張がピークに。
事件に巻き込まれないだろうか?
ネットワークビジネスじゃないだろうか?
新興宗教じゃないだろうか?
はちゃめちゃなおじさんがくるんじゃないだろうか?

もう刺されるかもぐらいの覚悟でルノアールで待った。
普段遅刻魔なのに1時間以上前に着いた。

すると気の良さそうな男性が現れた。
関西弁。話しやすい。元芸人さん。たまたま2人とも紫のニット。お揃い。
話題のとっかかりがたくさんあったのですぐに打ち解けた。

少し上にも書いたけど、自分の話をすることが苦手だったわたしは悩みを話してる途中で言葉に詰まり、突然泣いた。
ほぼ満席のルノアールで。
きっと引いていたと思う。
SNSで変な子と会っちゃったな〜と後悔してたと思う。
それでもそんな素振りは見せず、ゆっくり話を聞いてくれた。

自分に自信がないこと、他人に優しくできない時があること、他人と比べてしまうこと、人の目を見て喋るのがこわいこと、全部話した。
またこれ怒られるかもな、と思いながら恐る恐る考えてることを話した。

その人はわたしの話をしっかり聞いてくれ、否定せずに向かうべき道を示してくれた。
わたしが生きやすくなるような話をいっぱいしてくれた。

1番びっくりしたのは、その人にいっぱい褒められたこと。
自分が初対面で会った人から褒められるような人間なんて思えなかった。
帰ってからその数を数えたら、13個もあった。
当時は褒められることに慣れていないので素直に喜べなくて。
突っぱねるのも相手に失礼だとわかっていたけれど、微妙な顔をしていたらそれも段々受け入れていけるようになると良いねって言ってくれた。
その言葉は忘れないと思う。
心が軽くなった。

それから約8ヶ月、自分を好きになりたくて色んなことを始めた。
内面的なこと、外面的なこと、人間関係。
自分のことをブスって思わない、相手に対して卑屈にならない、ゆっくりで良いから自分の考えを言う、イエスマンになる、事あるごとに自分を褒める。
かいつまんで書くとこんな感じ。

ほんとはもっといっぱいあるんだけどボリュームが凄くなると思うからまた別のnoteに書きたい。

そして今。
まだ途中段階ではあるものの、かなり自分のことを好きになれた。
誤解を恐れずに言うと自分のことを可愛いと思えるようになった。大事にできるようになった。
自信がついた。
周りの人の良いところを見つけられるようになった。
ポジティブになった。
幸せだと思えるようになった。
良いことしかない。

彼に大感謝だね。
確実にわたしの人生を変えてくれたひとりです。

3.昔の自分もひっくるめて愛してあげたい。

最後に。
こういう文章を書くと昔の自分は嫌いになったのかと思われそうだが、そんなことは全くない。
生きづらいともがき苦しんでた去年までの自分。
それはそれで頑張って人生やってたなあ〜と思うしよく向き合ってたと思う。
少し不器用だなとは感じるけど、今までのわたしも大好き。

そしてこれからのわたしももっと大好きになる予感がしてる。
したいことをして生きて、好きな人達が周りにいれば幸せじゃない?
そんな人生にしたいよね。
わたしの考え方が変わったことで周りにいる人も変わったけど、これは必要なステップアップなんだと思う。
今後は自分の価値観で生きていきます。

これからの展望としては、やっぱり仕事を変えたいかな。
かなり無理なことを言ってるのはわかってるけど、文章を書くことを生業にできるようになりたい。
自分の本とか出してみたい。無理かな。

そんな微かな気持ちもあってnoteを始めたというのもある。
今も仕事は全く関係ないことだから、続けながら新しいことにも挑戦していきたいな。
そこを変えれば完璧な気がする。

さて、ほんとの最後に。
冒頭にも書いたけどわたしみたいに生きづらい人って意外といっぱいいると思う。
もしその状況を打破したいと思うのなら周りの信頼できる人に話す、何も関係ない第三者に
意見を求める、病院に行く、なんでも良いと思う。
なんでも良いからそこから一歩踏み出すと、見える世界が変わる。

一緒に幸せに生きていこうね。


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