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藤井隆とRoyal Hostにありがとう

少し前の話だが、今考えてもとても良い体験だったので書き残す。
この秋、藤井隆さんはアルバムを出した。
タイトルは「Music Restaurant Royal Host」である。
「Royal Host」そう、あのファミリーレストランのロイヤルホストである。名前を貸すどころか完全コラボレーション。ロイヤルホストの曲なんて入ってないのに。

ジャケットは制服姿の藤井隆。初回版はロイヤルホストのメニュー型。全国のロイヤルホストでアルバム販売&インストアライブ。
極めつけはアルバムのティザー映像という名のロイヤルホストの歴史を振り返るスペシャル動画。これは2022年のベストYouTubeというレベルの変態的な熱量・クオリティなのでぜひ見てほしい。

さてここからが本題。これらの情報だけですっかりこのアルバムの虜になった僕は、なにやら店舗限定で藤井隆のオリジナルリーフレット(エッセイ付き)があると聞いて、近所のロイヤルホストへ駆け込んだ。

入口に置いてあるとかではなく、店員に言わないともらえないスタイル。
カレーを注文し、最後にかなりしっかりと勇気を振り絞って言った。
『あの・・・藤井隆さんのリーフレットってありますか?』
とてもRoyal Hostで発する言葉ではない。「は?」という顔をされたらどうしようと思ったが、予想に反して若い女性店員さんの顔に浮かんだのは「待ってました!」の表情。
『かしこまりました!お持ちいたしますね!』
声のトーンが2個上がった。

しばらく待つと、
『お待たせいたしました。こちら”藤井隆さんのリーフレット”でございます。ごゆっくりどうぞ。』
両手でリーフレットを僕に手渡し、深々と礼をして彼女は去って行った。

なんて丁寧なんだ・・・
「どうぞ」の一言で済むのに。
「藤井隆さんのリーフレット」という料理みたいに。
平日とはいえディナー時でそれなりに忙しいだろうに。
それはそれは丁寧だった。Royal Hostの店員さんらしさ全開の所作と言葉遣いの美しさを浴びた上、まるで裏メニューを頼んだかのような一連のやりとり。なんだかもうたまらなかった。

料理の到着を待つ間、「Music Restaurant Royal Host」をスマートフォンで聴きながら、エッセイを読んだ。これがまた素敵な文章で、心が温まった。
そして料理が到着。
当然料理もうまい!!!!!
肝心のアルバムの曲たちも良い!!!!!

藤井隆の最高リーフレットとRoyal Hostの最高ビーフジャワカレー

そんなわけでお腹も心もとても満たされた。藤井隆とRoyal Hostのおかげでとても素敵な体験ができた。藤井隆もRoyal Hostも大好き。ありがとう。

最後にハマ・オカモトと藤井隆の最高ラジオを添えておきます。藤井隆のこれまでとこれから、そしてアルバムの話。最高すぎて4回聴きました。

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