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221105「Creepy Nuts Major Debut 5th Anniversary Live“2017〜2022”in 日本武道館」の感想書き殴り

最後にCreepy Nutsを生で見たのは2020年2月。中野サンプラザでのオールナイトニッポン0のイベント。
もちろんRさんも松永さんも個人でタイトルを獲得していたし、メディア露出は徐々に増えていたけれど、まだ閉鎖的な人気だったと記憶している。


彼らを取り巻く環境はこの2年と9ヶ月で大きく変わった。ライブ会場は大きくなり、オールナイトニッポンは1部に昇格。止まらないタイアップ。テレビ番組への出演も増えた。「のびしろ」のヒットをはじめとしてCreepy Nutsはすっかりお茶の間に受け入れられた。

そんなわけで生で見るのは2回目。Creepy Nutsのワンマンライブは初めて。おまけに武道館も初めて。すっかり人気者になったCreepy Nutsがどんなライブをしてくれるのだろうかと、僕はそれはそれはドキドキワクワクでこの日を迎えた。

座席は残念ながらステージの左後ろの注釈付き指定席だった。しかしこの「残念ながら」は即時撤回することになる。彼らが奏でる音楽に、1万人が身体を揺らし、高く手を挙げる。2人の背中越しに見える光景は圧巻だった。
松永さんは我々に「500円しか違わないのにムカつくでしょう?」と言った。否。2人の目線に近い形で楽しめたからむしろ貴重だったのではないか。

メジャーデビュー指南で言ったことはほとんど実現させているし、土産話の「今年も年末空けとくわ」の現実味がさらに強くなっているのをひしひしと感じ、鳥肌が立った。紅白でCreepy Nuts見てえよ〜

まるで違う人が作ったように目線が違う曲の数々。5年間の変化と進化を存分に味わうことができた。
Rさんの見事すぎるパフォーマンスにMC、観客をまとめあげるような曲中の所作も最高だった。松永さんのDJテクニックも爆音で体感し、「感慨とか無い」などと松永節も健在。

正直、武道館が小さく見えた。余裕すら感じた。これが今のCreepy Nuts。「HIP HOP未開の地に、これからもっともっと俺達の轍を刻んでいく。」2人の背中がそう語っているように見えた。
あっという間の2時間に込められた情熱は、身体の芯まで伝わってきた。武道館の夜は熱かった。

P.S. 邦ちゃんのばーか!


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