広島が負けた夜

 私にとって野球とは、障害者1の手帳をつきつけられ、見るも無残な姿になった私をみた母がshockのあまりパーキンソンが悪化し水頭症をわずらった折、交通事故とはいえ、母の介護もままならなくなった自分が母にみせられる何かをがむしゃらに探す1つの手段のはずだった。

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