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「サボり防止」に作業中を配信。漫画家・此ノ木よしるさんインタビュー

00:00 Studio

こんにちは、作業中×ライブ配信サービス「00:00 Studio」運営です。

00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)は、「クリエイターが作業中を淡々とライブ配信するサービス」です。

完成した作品だけでなく、作業のなりゆきを見てもらって応援してもらい、孤独になりがちなクリエイターの作業時間をより充実させることを目指しています。

そんな00:00 Studioをご利用いただいているクリエイターさんにインタビューしていく連載を始めます。今回お話を伺ったのは、漫画家の此ノ木よしるさんです。

『変女 〜変な女子高生 甘栗千子〜』や『進撃のえろ子さん 〜変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい〜』でちょっと変だけどかわいい女の子が魅力の漫画を描かれる此ノ木さんは、サボり防止のために「作業配信」を始められたのだとか。

最初は「無音で作業しているだけの配信が喜ばれるのか」という不安もあったそうですが、実際にやってみると作画作業への集中力が上がり、配信を通じてフォロワーや支援者といった濃いファンの方たちが増えたそうです。

「見られる」ことで、作画への集中力が上がった

ーーまず、00:00 Studioでの作業配信を始められたきっかけを教えてください。

此ノ木:私は漫画家なので作業は基本的に自宅でやっているのですが、ネームと違ってペン入れの作画とかに関しては集中力が切れやすく、なんとかしたいなーと前から思っていました。

そんな時、ITに詳しい身内の人から00:00 Studioがシンプルで使いやすそう、かつ人に見てもらえることでサボり防止になるかもと聞いて、とりあえずちょっと使ってみようかなと思ったのがきっかけです。

もともと今年くらいから色々なところでこれまで以上にライブ配信が盛んになるはずと考えていて、個人的にも「そろそろライブ配信をやりたい!」と思っていたこともあり、タイミング的にちょうどよかったのもあります。

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此ノ木さんが『進撃のえろ子さん』の作画配信をされている様子。

ーー漫画家にとって「作業に集中できない」という課題はやはり大きいのでしょうか?

此ノ木:漫画を作る流れを最大限に大雑把に言うと、「ネームを作る」→「作画する」 をずっと繰り返すものなんです。

ネームは本当に脳を限界まで使い切る作業なので、もう集中がどうこう言ってる場合じゃなかったりするのですが、作画に関してはちょっと勝手が違います。

というのも、作画という作業は誰かと会話をしながらでもできるし、ラジオを聴きながらでも、もちろんテレビの音声だけ流しながらでもできます。

なので、作画中は意識が他に向かいやすいんです(笑)。作業に集中できないってほどじゃないにしても、もっと集中できれば作業時間を短縮できそうだなーとは思ってたりしました。

ーー実際に00:00 Studioで作業配信をされてみていかがでしたか?

此ノ木:作業パフォーマンスは間違いなく上がっています。感覚的に5〜10%ぐらい作画時間を短縮できるようになった気がしています。1ヶ月のうち半分は作画している時間なので結構大きいと思ってます。

なぜ集中できたかといえば、「誰かが見てるから」の一言ですかね...。見張られている感じがするので、Twitterを見たりとか余計なことをしませんし。その代わり疲れますけど(笑)。

人に見てもらえることで集中力が上がる代わりに休憩を取り忘れてしまいやすいので、意識的に休憩は入れています。

配信を通じてフォロワーやpixivFANBOXの支援者が増加

ーーパフォーマンス向上の他にも、何か良いことはありましたか?

此ノ木:配信といっても、普段やっている仕事の様子をそのまま流しているだけなので、仕事の手間はあまり増えていないのがいいですね。

さらに、その様子を見た視聴者さんが喜んでくれているのがとても嬉しかったりして。なんでしょう...これはきっとWin-Winって言うんですよね(笑)。

それと作業配信を積極的に始めてから、私の漫画を読んでくださっている方たちとの距離がなんだか少し近づいた気もしています。

正確な因果関係はまだわかってないのですが、Twitterのフォロワー数もそうですし、特にpixivFANBOXの支援者さんが急に増えたりしたんですよね。

ーーそのお話、詳しく教えてください!

此ノ木:数字的なところは普段から気にしているのですが、00:00 Studioで5〜6日ほど連続で毎日配信した時に急に数字が伸びたもので...。

その期間は他にはいつも通りのことしかしておらず、他に要因が思いつかなかったので、配信のおかげかな〜と。かなりゆるい確度ですけど(笑)。

それとこれは身近な人と話したりするのですが、例えば私のTwitterのフォロワーさんは私がTwitterしかやっていなければ、私のTwitterで見える姿しか知らないんですよね。

1つのSNSしかやらないとその辺りがもったいないなーと思っていて、InstagramやYouTube、pixivFANBOXといった複数のプラットフォームを使うと、そのプラットフォームの文化や仕組みが自然と「別の姿」を引き出してくれると思っているんです。

Twitterだけだと見えるところはまだまだ平面でしかなく、別のプラットフォームも組み合わせて初めてその人のイメージが立体として浮かび上がったりします。

今回、00:00 Studioで見てもらった作業配信という別の一面が、面白い形に立体を組み上げてくれたのかな?それで読者の方と距離が近づけたかな?と想像したりしています。

初期のTwitterのような、よくわからない新しさがある

ーー00:00 Studioを継続して使っている理由は何ですか?

此ノ木:作業配信にはいろいろ効果があって嬉しいのですが、あくまでメインは「配信」ではなく「作業そのもの」だと思っています。

なので配信に対する手間は増やしたくなかったというか、やはり仕事の手間が増えたら本末転倒です。その点、00:00 Studioはシンプルで使いやすかったのが継続して使っている理由ですかね…。

配信はYouTubeLiveと00:00 Studioしかやっていないのですが、YouTubeLiveはライブ配信ソフトのOBS Studioを使っていて…これが色々できて便利なんですけど、いまだに慣れないんです。

配信を開始するときに迷わないように自分用の手順書を作ったぐらいなので(笑)。

そういう意味では、00:00 Studioは手順書を用意しなくても問題なく配信できており、配信までの手数が少ないところが素晴らしいと思っています!

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00:00 Studioでは画面共有したいアプリのウィンドウを選択するだけで、簡単に作業配信ができます。配信中の音声の有無を設定することも可能です。

此ノ木:あと、他の方の配信を見ても、それ自体をエンタメにしようとしている配信ではなく、実直に作業をしている感じの配信ばかりなんです。

なので、今のところは無理して面白いことをしなくてもよい空気があって、それがやりやすさにつながっている気もします。

ーー作業配信という行為を通じて、何を求めていらっしゃいますか?

此ノ木:なにげに難しいことを聞きますね...!

イラストや漫画原稿の作画配信みたいなことを行っている漫画家さんはこれまでもいたと思うのですが、漫画やイラストに限らず「ありとあらゆる作業を見てもらう」ためのWeb配信サービスってけっこう新しい概念なんじゃないかと...。

これは伝わるかわからないのですが、Twitterが広まり始めた最初の頃のようにとりあえず使ってみなければなんなのかわからない新しさがあると思っています。

Twitterも最初は「Twitterって何すればいいの?『◯◯なう』とかの他人のつぶやき見て面白いのかな?」みたいな感覚があったと思うんですよ。

私は作業配信の時、音声を完全に切って黙々と作業している様子を画面共有で流しているだけですし、「これ...楽しんでもらえているのかな?」って不安が最初はどうしてもあったんです。

ですが、実際に配信してみたら思った以上に喜んでくれる人がたくさんいたり、視聴者さんとのチャットコミュニケーションが楽しくてモチベーションにもなっていたりで、そのあたりは予想していなかった嬉しい発見だったりします。

ーー配信サービスのどんなところに価値を感じていますか?

此ノ木:作業配信サービスの明確な価値がどこにあるのかはまだよくわからないんですが、現状で何を求めているかをわかりやすく言えば、まずは配信することでサボらず作業パフォーマンスが上がればいいな〜ってところです。

もしかしたらそれも使っているうちに変わってきたりするのかな?Twitterだって10年前と今では皆さん楽しみ方が違ってる人多いと思うんですよね...。

まだまだ新しいサービスということもあって、個人的には消化できない部分が多くて良い意味でモヤモヤしているのですが、そういったところも初期のTwitterみたいでアリなのかな、と。

ーー最後に、今後はどんな配信をしていきたいですか?

此ノ木:ライブ配信という意味ではYouTube Liveと00:00 Studioの両方を並行して使用したいのですが、作業配信に関してはより使いやすい00:00 Studioをたぶん今後も使わせていただく予定です!

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00:00 Studioクリエイターインタビューの第2回はこちら。漫画家・NONさんは配信を通じて読者とコミュニケーションすることで作品を描くモチベーションが上がり、また新しく作品を買ってくれるファンも増えたのだとか👀


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