前処置①_無頭蓋症14週で手術
この記事は中期中絶のことを書いていますので、不快に思われる方や辛い気持ちになる方はご遠慮ください。
現在、14週の妊婦です。
12週の出生前診断にて、エコー検査を受けた際に「無頭蓋症の疑い」と言われ、5日後の再検査で確定、14週で手術を受けることとなりました。
12週以降は手術、というより陣痛促進剤を使ってお産に近い形での処置です。
初めてのお産がこんな形になるなんて…
お産を頑張るモチベーションをどこに対して持てばいいのか分からず戸惑いました。
また、ネットで色々な中期中絶を経験された方のお話を読ませてもらい、前もって勉強や覚悟が持てたと同時に、子宮口を広げる前処置が痛いことを知ってしまいました。
もちろん、知らないまま挑むよりは、知って挑んだ方がいいのだけれど、
“陣痛より痛い”、“気絶した”、“嘔吐した”…等々、陣痛・出産よりも、前処置に関する恐ろしい体験談が多かったように思います。(もちろん痛みが少なかったという方もいらっしゃり、希望の光ともなりました。)
痛みの感じ方は本当に人それぞれだと思うので、参考にならないかもしれませんが、私の体験談を残しておきたいと思います。
前処置には水分を含んで時間とともに膨らむ素材のものを使います。ただ、種類やサイズがいくつかあるそうで、申し訳ありませんが、私が使われたのが何の種類のどのサイズなのかは不明です。
本数としては一回目3本、二回目5本、三回目15本だが赤ちゃんがまだ小さくそこまで広げる必要はないので最後は様子を見てとのこと。
そして手術のスケジュールですが、
一日目…(通院)午後に前処置、少し休み帰宅
二日目…(通院)午前に前処置、6時間ほど病室で休ませてもらう、午後に前処置、少し休み帰宅
三日目…(入院)午前中から陣痛促進剤を使う、出産、この日は泊まり
四日目…(退院)諸々の手続きが終わり次第、午前中には退院できる、とのことでした。
◆一日目
かなり怯えながら処置台にあがります。
看護士さんからも「少し痛いかも」と聞かされさらに怯え、「嘘を言うわけにもいかないので…」と言われ、やはり痛いのだと覚悟を決めます。
ちなみに事前に鎮痛剤を処方される場合もあるそうですが、私はありませんでした。
先生が来て処置を始めますが
おそらく経膣エコー、見やすいように広げる何かの器具を入口辺りに入れる、膨らむ素材の挿入の順番で行われたかと思うのですが、今から何をやるか全く予告してくれないので、全然痛くないエコーや広げる器具の時にも無駄に不安を感じました。
一言くらい言ってくれたらいいのにと思いつつ、言われると構えてしまうので、知らない方がいいのかな…正解はわかりません。
とにかく力を抜こうと、スーハーと思いっきり声に出しながらひたすら深呼吸を繰り返しました。
全てのことに怯えている内に処置終了。
15~20分程度だったかと思います。
全く痛みはありませんでした。
処置終盤にお尻にサラーっとした液体が流れる感覚があり、え!?と思いましたが、どうやら出血があったらしく、ただ痛みは全く無かったです。
確かに何かを入れられる感覚はありますが、タンポンぐらいの感覚です。
(私は普段タンポンを使わず、温泉などやむを得ずの場合だけ、年に1回使うかどうかといったところなので、タンポンに慣れてる訳ではありません。)
い、痛くなかった…!
が正直な感想で声にも出してしまいました。
その後、1時間弱、処置台のベッドで横になります。横になっている間、少し下腹部に違和感がありましたが、生理痛にも及ばない程度でした。
1時間後、特に出血や痛みもなかったので、そのまま帰宅。15分程度の道のりを自分で車を運転して帰りました。
その夜も、簡単なものですが夕飯の支度をし、普通にテレビを見て過ごし就寝。
とにかく、痛くなくてびっくりしたのが一日目の感想です。
続きます
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