OWVとキャナルシティ、手のひらを添えて

お久しぶりです。
OWVがキャナルシティ博多に降り立ち早数ヶ月が経ちました。
なんとなく文章欲が自分の中に芽生えたので、覚えていることを書き出してみようと思います。ちなみに今は午前4時です。アホか

大粒の雨

4/29、福岡は雨。そしてキャナルシティ博多のセンターステージは吹き抜けです。
朝10時前から大勢の方が並んで午後から始まるステージの整理券を獲得するために待っておりました。雨が、降っているのです。
とんでもない労力でした。私が1人で並んでいるからかとは思ったのですが並ばれていた皆様におかれましてもしんどかったなと思っていられたら嬉しいです。何がしんどいかというと数十分と傘を持ち人に当たらぬように配慮しながら1人で待ち続けることが、何より…
雨が嫌いな理由ナンバーワンは、傘を持たなければならないからです。ちなみにこの対策としてカッパを被ろうとしても湿気大国の日本ではあまりの湿度と温度に気絶してしまうことが懸念され、また防水のはずが内側に大量の汗をかき内も外もビショビショになってわけがわからないので使用を禁じています。
1人ということは携帯でTwitter(新X)を見るかYouTubeを見るか音楽を聴くこと以外になにも時間を潰す方法がないわけです。並んでいますので、移動もできません。
そんな時に傘を持っていたらばどうでしょうか
ありえないだろ
嘘つくな
許さない

無事に整理券を取ることができました。ありがとうございます。話が脱線するところでした。
そして今回は大目玉として、ステージ終了後にハイタッチ会が行われるそうでございました。これは、発売前の9th singleであるLOVE BANDITZのCDを予約した枚数分、メンバー全員と回転寿司方式でハイタッチができるというものです。関東・関西のリリースイベントでは行われてきた皮膚同士の接触がついに九州にも輸入されるということで初の物理接触に舞い上がらざるを得ません。
整理券が取れましたら、あとはこのCDを予約し皮膚接触券を手に入れるのみですので、こちらは特に苦痛などは感じませんでした。

いざステージ

前記事でも言及したのですが私は残念ながらBREMEN(8th single)のリリースイベントに参加することは叶いませんでした。
あとはオフラインのトーク会やサイン会にも参加できませんでした。外れました。あと交通費がありませんでした。
私がこれまでにみたOWVといえば、幕張メッセの豆粒OWV(STARLIGHT+)とか、スマートフォンの限られた画面いっぱいに表示されるOWV(オンラインお話会)で、結局は蒲田の2階から見た景色が一番近かったかと思います。凍えそうな蒲田の夜の空気を思い出し、鼻がツンと冷たくなりました。
ただこのイベントの整理券、席をしっかり決めるものではなかったのですが入りの順番が決まるためなかなかに大事な券だったようで、何も分かっていない私の元には結構な早番らしい番号が書かれていました。
いざ進んでみると、3-4列?程度パイプ椅子が並んでいます。流石に最前列は埋まっていたのですが奇跡的に2列目の席が空いていたため偶然合流したフォロワーさんと共に2列目のパイプ椅子へ。
何か
近ないか?
いいえ。まだ分からないわ。とお上品ザウルスになって開演を待っていると、すんごい噴水ショーが。SEVENTEENの音楽に合わせてご機嫌に発射されるイベント以外で見たことがなかったため、かなりテンションが上がりましたよ。向かいのビルでこちらを覗いていたスーツの大人の方々も合わせてはしゃいでおられました。ええ国やんね
噴水ショーが終わると出てこられたのはOWVではなくよしもと福岡のザ・ローリングモンキー ムサシさん。今回はラジオの公開収録も兼ねているため、MCをされていらっしゃいました。
自己紹介いただくまでよしもと福岡という存在を全く知らなかったです。九州の誇りが増えた気分でした。そしてついに先日よしもと福岡大和証券劇場へと足を運び、ネタまつりなるものにてザ・ローリングモンキーさんのネタを拝見いたしました。恩師の姿を見たような心地が、しました。
ムサシさんと残念な菅田将暉コールを交わし、QWVもかなりあったまってきた頃にOWVの登場。
いや
全然わかってたんですけど、
もうムサシさんの登場からそれはそうなことがわかっていたんですけれども

近すぎる

人は死んでしまう。好きなアイドルをこんなに近くで見てしまったならば。

生きてnoteを書けていることが、何よりの幸せです。
本当に近かったです。キャナルシティ博多さんありがとうございました 先生の次回作にご期待ください
人は楽しいという感情になり熱中したりすることで記憶が薄くなったり時間が早く感じたりする傾向にあるそうです。そのため、ライブなどの高揚した瞬間というのは記憶がなくてもおかしなことではないとのことですが、それでも悔しく思います。
全く記憶がありません。特に歌唱パートになってから。
理論上は当たり前なのですが、せっかくこのような場で文字を連ねているというのに不甲斐がなさすぎないか?
ただ、Twitter(新X)に書いているので覚えていることで言えば、ラジオの収録であってカメラをそこまで意識せずむしろ来てくれているファンにすごく意識を向けていて、話をしながらもファンサービスをしている姿がとても印象的でした。全員見つけるんだそうです。なんて、なんってアイドルなんだろうと思う。
キャナルシティのセンターステージを、他の階からもバルコニーみたいになっているところから見れるのです。一番上まで見て、手を振って、時には集まってくれたファンを眺めて愛おしそうに目を輝かせていました。距離の近さによる利点を感じます。
新曲、LOVE BANDITZの初披露もあり、イメージとしては「やばい」「かっこよかった」「バンドみたいだった」というような感想を携えて帰ってきたのですが、いざリリースになり曲を聴いてみると、自分の記憶と少しづつ違っており、記憶力の弱さを痛感しました。それにしても曲が良すぎるな…
また、パフォーマンス終わりや待機時間などにメンバーがふらっとステージ上を歩き回りファンサービスを特段に行う時間もあり、ぬい片手に必死になってガン見をしていたところ一瞬目が合ったような空気を感じ、アイドルとは夢を見させてくれるものである。と、なんとも浅はかで、しかし永遠に失われることはないだろう感想を抱きました。
そんなこんなで うわーーーーーーー やばいよーーーーーー!!!!!!!!!!!と叫びたくなるような充実した時間が終わりましたが、ここからです。
ここからは、雨に濡れながら並んだ整理券及びCD列にもう一度並ぶことによって、ご本人方と皮膚を触れ合わせることができるという超一大イベントが待ち構えているわけです。

心臓の鼓動止まらず

ちょっと眠くなってきたため、一度寝ます。


それはそれは長い催眠に陥っていたようです。早いものでもう11月に突入しますが、気落ちせず続きを書いていきたいと思います。
しかし、長い眠りについたせいかはたまた某日から約半年が経過しているからかはわかりませんが、全くと言っていいほどこの記事のメインである皮膚接触イベントの記憶がありません。
なんて情けないことでしょうか。ただ、私は一生懸命にレポをしなければならないというオタク魂を燃やし、死にそうな頭でメモを残していたようです。

レポ用のメモ、またはダイイングメッセージ

不適切な語句が混じっているようです。
大変申し訳ございません。
ともかく、興奮具合は伝わっているのではないでしょうか。
順を追っていきますと、まずこの皮膚接触イベント(以後、ハイタッチ会)はいくつかの部に分かれており、無造作に渡されているように思われた整理券には受け取ったタイミングごとに〇〇:△△の部、などが記載されていました。私の手持ちの券は3枚、そのどれもが第1部の券でしたのでステージが終わってから心の準備を整える時間は短かったように思います。改めて先にお話しした地獄のレーンへと戻るのですが、この頃には雨が上がっており、強く晴れ男の存在を感じることとなりました。台風とさえ戦う男。
また整理券やCDをいただく列はギュッとつづら折りになっていたのですが、ハイタッチ会では詰める必要が薄れたのでくるっと広場を囲うような形で1つ折りの列になっていたと思います。記憶は定かではありませんが
1枚分の券と浦野さんを模ったぬいを握り締めテントの先にいる4人に想いを馳せ進みます。もうこの時点で心拍数は最大速度で動き出しており、できることなら逃げ出したい気持ちでした。自ら望んでいたことなのに、逃げるのか。そう自分を鼓舞し、足を引っ張り一歩一歩を踏み締めました。ただ、1人で来ているため緊張具合が他の方に伝わってしまうのはこの1人遊園地を敢行する私でも恥ずかしい。あくまで表向きには平静を保つように、Twitter(新X)を見ながらやり過ごしていました。
そしてついにテント前。構造上、入り口は見えてしまっており、テントの横幅めいっぱいにOWVが詰まっているため入る前から浦野さんの御姿が見えてしまっている状態でした。心臓に悪い!なぜ1番目なんだ!!まだ心の準備ができていない!!!
こんな時だってスタッフさんは無慈悲です。いや、スタッフさんは仕事をするまでであり、心の準備ができていないなんていうのは私の勝手。
いざ尋常に……と浦野さんの元へ歩を進めます。前の方を見送った浦野さんがこちらを見て……私が浦野さんを好きだと伝えるためお話し会でもお見送りでも掲げているぬいを発見し………「あーっ!」この一言だけで心が溶けていく…
「ありがとねえっ」甘く高い声でそう伝えてくれた彼の身長は180cm。対する私は160とちょっとほど。しっかりと目を合わせるために、少し上半身を前に倒し、屈んでくださったのです。
また、このハイタッチ会はあくまでハイタッチ、を目的としている会。こちらから手を握るなど瞬間で触れる以外のアクションを起こすことは禁じられています。しかし、演者側はその限りではなかったのかもしれません。
ハイタッチしたその手に、きゅ、と力がこもるのを感じました。パフォーマンス後で血流が通った、温度のある手。
心臓の鼓動が早まり、そこから先は逃げるように他3人とのハイタッチを済ませ、ブースを出ました。
な、なんて、罪深いひとなんだ…………
ハイタッチ会が今やリリースイベントでの恒例行事となり、多くのQWVさんがハイタッチの経験をしてきた今、伝わるでしょうか。
しっかりと一人一人にレスポンスをし、出来る限り最大の出力で自分の質量を伝えてくるひとです。
浦野さんを応援していてよかった、それは単純に良い思いができるから、そんなことではなくて、ファンが喜ぶツボをわかっていて、行動ができて、嫌味ったらしくなく、素直にこちらがファンサービスを受け入れられることが誇らしくあったからです。
私が浦野さんのファンだから、あくまで考えたことですが、他の3人がその限りでないわけではなく、私が推察するに他の3人も同じなんだと思うわけです。あなたが一番なんだと伝えてくれるひとに、特大の恩返しが自然とできてしまう人が4人も集まってOWVができているんじゃないかと、そう思いました。3回目、浦野タイガース(浦野さんと本田さんのペア)が好きな私としては、本田さんへの好きという気持ちだって是非に伝えたい!とぬいに加えて本田さんのアクスタを握り込め向かいました。浦野さん佐野さんと続いていき3人目の本田さん、正直アクスタは目に入ったのか?私には真理はわかりません。ただ、2回目までただ「ありがとうっ」とハイタッチをしてくれるだけだった本田さんが、その時だけ少し半身斜めに構えて軽く流川と花道(スラムダンク)のようなハイタッチをしてくれたのですから、主張して損はなかったと思うわけです。
一途に浦野さんが好きな気持ちもありますが、土台には全員への好きがないと成り立たないわけです、少なくとも私は。更に言えば、本田さんはOWVを好きになるきっかけであり、日プの彼に惹かれなければOWVを調べることなく終わったのではないかと思います。浦野さんが推しですと言ったって、なんだかんだ本田さんのことも大好きなわけです。ただ、前のお話し会で本田さんに対して浦野さんのことを聞いて終わってしまったのが、自分としては気がかりで、なんだか好きを伝えたくてもやもやしていました。これも自分の勝手。ようやく、本田さんにも好きを伝えられたのかな、と思って、勝手に少し心がゆるまったのでした。

2回目にあと一回来るからね!と伝えた私に3回目、浦野さんはまたきてなぁ?と言い放ちました。応対する一人一人に向き合って、覚えていることに感銘を受けました。1月のお話し会の時にも、5部から9部まで間が空いたのにも関わらず「さっきぶりー!」と言ってくれる彼です。私の勘違いとか、思い込みとかでなく、事実としてその場に来てくれる人、その場で話している人を頭に残してくれている。そんなの、こちらが求めていなくたって相手からそうくれば嬉しくなるものです。最大のファンサービスなのです。
「自慢の推し」なんて変な言葉だな、と思います。「推し」に所有権なんてものもないし、ファンとアーティストの関係はリアルに見れば「縁がある」なんて言えない。自慢の友達、家族であればほぼ全ての人々がその言葉をすっと受け入れられるかもしれませんが、自慢の推し、なんていうのは些か傲慢なのかと、ふと脳裏にその言葉が浮かぶたび、思います。私が勝手に浦野さんのことを好きなだけです。さっきから喋り尽くしているところだって、私が勝手に魅力を感じている部分なだけです。
でも、「推し」の好きなところ、尊敬できるところを見つけるたび、無意識に
あなたと出会えて、好きだと大手を振って話せる人生であることが嬉しい。
と感じるのです。そんなことで言えば、「自慢の推し」という言葉も間違ってはいないのかもしれない。

私事ですが、このイベントがあった期間、忙しさの波にもまれて疲弊しているところもありました。でも、このために生きて、最初の期待なんてゆうに超えて、宝物をたくさん背負わせてもらって、乗り越えることができました。
今でもアニメや漫画、ゲームや小説は大好きです。これらを生きがいにして過ごすこともあります。
でも、生の人間からいただくエネルギーというのは、何事にも代え難い、強いパワーになるんだと、改めて思います。
約半年、いまだに脳裏に残っている手の温もりや言葉の暖かさ。つらいときや緊張した場面で、お守りのように心の中で握り締めています。

11/2、久しぶりに、画面越しではありますが言葉を交わす機会があります。今度も、きっと私は彼から出た何気ない言葉でさえ、心の宝箱にしまってしまうんだと思います。

以上
手のひらの温もりを添えた、イベントレポでした。
締まってる風で締まってねえよ
またきいてー!

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