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ともす横丁Vol.8 高校でのキャリア教育

過日、豊橋市内の高校一年生を対象にキャリア教育を担当する機会をいただいた。開催まで2週間という短い中、初めてのことへのチャレンジ、生徒さんの気づきや満足につながるのか、一瞬ためらったが、「やりたいんでしょ?ならやれば?」という心の声に素直に従うことにした。

このご縁は、宮地多佳さんからいただいたもの。数回の面識にもかかわらず突然私に連絡するのも勇気がいったことだろうと思う。その宮地さんが高校生一年生のタイミングで私に出会えたら素敵じゃないかとおっしゃっていただいたこと、とてもうれしかった。私らしく応えたいと思った。

テーマは「自分を知ろう」。翌週に文理選択を控え、どんな方向性をもって進むのか、一旦立ち止まる貴重な機会。今年の一年生は、コロナの影響もあって思うように学校にも行けず、翻弄される学校生活が続いていて、モチベーションが上がりづらい環境だと聞く。

いくつかのワークを通して、今ここの自分が大切にしていることを感じてもらい、近い将来のありたい自分をイメージしてもらった。

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私が一番伝えたいと思ったのは、人生はいつからでも修正可能だということ。今回の一年生にも、もしかしたら希望した学校でなかった子もいるかもしれない。それにいろんな事情から今後も思うように進めないと思っている子もいるかもしれない。

人生はトライ&エラーの連続。動いてみるからわかる。今ここに一生懸命好きなことや与えられたことをやる中で道は拓けていく。変えられないのは、他者と自分の過去。だけど自分の過去の意味づけは自分がどう思うかで失敗だと思ったこともあの経験があったからと思えるようになる。変えられるのは、自分と未来。今ここに集中し、これからの未来を創っていこう。そう伝えたかった。

私の未熟さゆえ、クラスをもっとうまくファシリテートできたらよかったのにという想い、反省がある。私もトライ&エラーだ。いただいたご縁に精一杯応えつつ、これを失敗と言わず経験として積み重ね、次に活かしたい。

思いがけず、たった一時間だけど先生になりたいと思っていた私の願いが叶った。この機会、ご縁をいただいたことに心から感謝したい。



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