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IELTSスピーキングで実は減点されないこと

みなさん、こんにちは。ロンドン在住IELTSコーチのYukoです。
私は
・2022年イギリス大学院修了
・応用言語学・英語教育法専攻
・2023年IELTS対策本2冊出版カテゴリー1位
・British Council主催のIELTS講師育成コース修了
・2年間で600以上のライティング添削
・IELTSのスコアアップをサポート
・海外大学院進学のサポート

をしています。

今回はスピーキングで実は減点対象にならないことについて記事にしました。

・スピーキングのスコアに伸び悩んでいる
・これからIELTS対策を始める方

方に向けて書いている記事です。ぜひ最後までご覧ください。


スピーキングテスト概要


テストは11分から14分程度で、3つのPartに分かれています。

Part1 - 個人的な話題に関する質疑応答
Part2 - 与えられたトピックについて、アシストなしで2分以内のショートトーク (プラス準備時間1分)
Part3-より抽象的な問題に関する双方向のディスカッション

採点基準

流暢さと一貫性
スピード、流れ、順序、進行のことで、考えを結びつけ、首尾一貫した、つながりのあるスピーチを形成するために言葉を使う能力のことです。

語彙力
意味が表現され、態度が伝わる語彙の範囲と正確さを指します。ボキャブラリーのギャップを別の方法で表現することで回避する能力も含まれます。

文法の知識と正確さ
受験者が使用できる構文の範囲と、それらをどれだけ正確かつ適切に使用できるかを指します。文法上の誤りがコミュニケーションに与える影響だけでなく、発話の長さや複雑さも評価の対象となります。

発音
受験者が理解しやすい発話をし、意味を伝えるために様々な発音の特徴を使い分ける能力を指します。意味を伝えることができるかどうか。聞き手に与える負担の大きさ、第一言語の発音が聞き手に与える影響の大きさを考慮します。

スピーキングで実は減点されないこと

ここではスピーキングで実は減点されない以下の5つのことについて詳しく見ていきます。

①質問を聞き返す
②質問カードの質問に全て回答しない
③アクセント
④メモが汚い、読めない
⑤事実に基いていないことを話す

①質問を聞き返す


質問が理解できない場合は、推測で回答するのではなく聞き返しましょう。

ただし、注意点は2つあります。
・語彙と文法のアピールを忘れない
・頻度によっては減点される

聞き返しも語彙と文法の知識をアピールするチャンスです。
質問を聞き返す場合には
What?
Sorry?
Excuse me?

など短く反応するのではなく、

・Sorry, I didn't catch that, would you mind repeating it? 
・Can you say that again, please?

などの表現を使ってみましょう。また、言葉は聞き取れていても、言葉の定義が抽象であると感じた場合は積極的に質問しましょう。

定義が抽象的で意味が分からない場合に使えるフレーズ
What does "____________" mean? 


採点官
How do you usually contact your friends?
受験者
What does "contact" mean? 


質問カードの質問に全て回答しない

たとえば、Part2には以下のような質問カードが渡されます。

Describe a museum or art gallery that you have visited
You should say:
・where it is
・why you went there
・what you particularly remember about it and say why you would or would not recommend it to others.


カードには、You should say…の後に
いつ、どこで、何をなど、話す内容のガイドが3つ程度書かれています。

このガイド全てに触れられていないくても減点にはなりません。
ガイドに沿って話す場合も、ガイドに書かれている順番に話すなど、構成を気にする必要はありません。

アクセント


採点基準には発音が含まれていますが、アクセントが理由で採点官が聞き取れない、意味が通じない場合を除き、減点されることはありません。

発音が正確であるかどうかは、コミュニケーションを取るうえで問題がないかどうかが関わってきます。

メモが汚い、読めない


Part2では質問カードに加えてメモ用紙とペンが渡されます。
ここで書くメモは採点には含まれていませんので、字が汚い、自分にしか読めないメモでも問題ありません。

自分が分かるようにメモは取りましょう。

事実に基いていないことを話す


IELTSは言語のテストです。知識のテストではありません。
あなたの回答が正しい情報かどうかを確かめることはありません。

事実を話すことよりも、採点基準に沿ったアピールだけでなくスピーキングは瞬発力が大切なのでその場で作り話をする力も必要です。

まとめ


ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。

今回はスピーキングで実は減点されない以下の5つのことについて詳しく見ていきました。

①質問を聞き返す
②質問カードの質問に全て回答しない
③アクセント
④メモが汚い、読めない
⑤事実に基いていないことを話す

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