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第2回 なにわ男子歌詞大賞(#10)

こんにちは。
お世話になっております。

てん です。

今回は、デビュー2年目のなにわ男子楽曲の中から、とても個人的に好きな歌詞をピックアップしていく「なにわ男子(勝手に)歌詞大賞」の、まさかの第2回です。

2023年に発表された楽曲ではなく、《デビュー2年目》にリリースされた曲の中から選んでおります。

TOP20くらいに収めたいなと思いながらピックアップしていたら、今年は39個になりました。収める気が感じられない。そして、ここまできたらなぜ「40個」ではないのか。

めちゃくちゃ偏った《好き》のかたちになっておりますので、誰からも共感を得られない気がしますが、宜しければ最後までご覧ください。




第39位 ほら振り向けば 軌跡が 明日を照らす
本当の“勇気” それは 前を向くこと

楽しんだもん勝ちの人生とは《カーニバル》のようなものであり、この道は君自身のものである、と強烈に背中を猛プッシュしてくれる『Viva Viva Carnival !!』。「本当の“勇気”」とは、「前を向くこと」である。ただ、絶対に後ろを見るな、前だけを見続けること、振り返らずに突き進んでいく強さこそが「勇気」なんだと言っているのではなく、「振り向けば 軌跡が」、ちゃんと足跡があって、これまでがあるからこそ、前を向けるんだっていう、今までを否定しない強さがとても好きでした。「前を向くこと」、前向きで、ポジティブでいるということ自体が、すごいことなんだよ、と歌う希望。

第38位 空振りばかり うまくいかずに
嫌になっちゃうよね
(So!So! 嫌になっちゃうね)
もう明日が すぐそこに来てる
凹んでられない Stand up again!

ポジティブ!ポジティブ!明るく!明日へ!のなかで、「うまくいかずに嫌になっちゃうよね」と、友達に話すちょっとした愚痴のようなものが入っています。嫌になっちゃうよねーそうだよねーというレベルの軽さが良い。「So!So! 嫌になっちゃうね」が可愛すぎて、まるでマイナスなことを言っているように聞こえないのがいい。

第37位 クラクラ首ったけ 誰にもあげません
魔法まぶして きらめきアラモード

こっち向いて、僕を選んで、と歌う一曲のなかで、一際耳に残るフレーズ。大橋さんの「誰にもあげません」が、酔いそうになる甘さと少しの艶を含んでいて素晴らしく、藤原さんの「きらめきアラモード」が意味わからないほど可愛い。「魔法まぶして きらめきアラモード」とは。「きらめきアラモード」とは。藤原さんも、甘くて柔らかい声をされているので、単語自体がより甘く甘くなっていて、中毒性があるフレーズを生み出されています。

第36位 ポケットに入れた 君の手
握り返してくれたね
ひとりだけじゃ見えない星
またひとつ 見つけたんだ

美しいラブソングでありながら、君の存在が、どれほど重要かということをひたすらまっすぐに並べていく歌詞がとても好きな作品です。「ひとりだけじゃ見えない星」を「またひとつ 見つけたんだ」という、このフレーズ。君とただ手をつないでいる、君が「握り返してくれた」手を感じて、君の存在の大切さを再認識している自分。ひとりでは見えなかった景色、感じられなかった感情を、君のおかげで知ることができたんだという、あーしあわせ!でしかない時間。「またひとつ」といっていることで、何個も何個も、そういう、しあわせだ!と思える瞬間に出会えているということで、その時間のながれが感じられて素敵です。

第35位 バレないで イタズラな関係値
繰り返す 恋ごっこじゃ 終われない

出演されていらっしゃった?というくらい、どーんと登場する道枝駿佑さんの、主人公感というか王子様感というか、少女漫画感というか、なんなんでしょう。千輝くんが本当にまぶしさを詰め込んだ、素晴らしい映画で、高橋さんが漫画でしかない美しさで、Special kissはやはり、圧倒的に高橋さんの印象が強いです。
その中で、華麗に登場する道枝さんのキラキラ感。「恋ごっこ」は言わずもがな、千輝くんになぞらえているようなワードですが、一曲を通してここの箇所が最も、映画の世界観を彷彿とさせるように思えます。ここを敢えて、道枝さんが歌っているというのが、いい。「バレないで イタズラな関係値」もめっちゃくちゃ可愛い。

第34位 不思議やねん ねぇ君と笑えば
ねぇ ねぇ 街がキラキラ
何から何まで 別格なLady
目が合ったら「キュン」としてまう
ハチャメチャにLove 絶対に離さへん!

かわいいかわいいかわいいかわいい、、文字数。きゅるきゅる。ぴゅあぴゅあ。なにわ男子さんの放つ「キラコテ」。恋しちゃってるんるんの世界と、関西弁が絶妙に混ざり合う歌詞が、7人にピッタリの名曲です。
「絶対に離さへん」の年下組3人の歌声が、それぞれに素晴らしく良い。長尾さんVer.がステージで見られなさそうなことだけが、切ない楽曲です。
君と笑い合うだけで街が煌めき、目が合うだけで心がときめく。初心だね。

第33位 キミの前では カッコつけていたい
たまに出る 余裕のない表情は
やわらかなマフラーの下 そっと隠して

THE なにわ 年下 男子。「やわらかなマフラーの下」に表情が隠せるほどに顔をうずめて、それが絵になる男の子たちだなと思います。「キミの前では カッコつけていたい」をドストレートに、そのまま歌ってしまうところが、決して、《年下》だという表現は、どこにもないんですけどね。勝手に年下男子設定で聴いてしまうのは、私が大人女子だからなのでしょうか。

第32位 揺るぎなき頂点の先へと 奇跡さえ自由自在に

頂点がゴールではない、「頂点の先へ」行くのだという、強い強い歌詞が好きです。強いメッセージ性を、明るく楽しい世界観のなかに、溶け込ませていく、一見すると可愛い歌詞に聞こえるけど、ほんとは沁みる歌詞が散りばめられている、という楽曲がなにわ男子には多いと思っていて、こういった、強さが全面に押し出された作品は珍しく感じます。
「奇跡」とは、起こるのを待つのではなく、自分たちで起こすもの。むしろ、自分たちなら、「自由自在に」操ることさえ可能なのだという、全知全能さに、しびれます。

第31位 雪に刻んだ僕らの足跡
星に願った いつまでも続けと

西畑さんは、その一曲の世界の住人のように歌い、パフォーマンスされる方だと思っているのですが、こういう永遠を歌うものが、特に、お似合いになる気がしています。《続きますように》という願いというよりも、もっと強い、「いつまでも続け」という切実な祈り。
永遠がないことを思い知る毎日のなかで、どうか、どうか、と永遠の輝きを想ってしまう、美しい世界に響く西畑さんの歌声が素敵です。

第30位 君の笑顔ずっと(Next to you)
独り占めなんてこと 想像(Thinking about you)
止められないのさ

Special kissが好きすぎて、ランキングのなかに、このあともめっちゃ登場する気がしています。教えて、聞かせて、と、君からの「好き」を求めている僕は、君がすでに僕のことを大好きだと分かっていながら、実はこんな風に、「独り占め」したいなんていうことを思っている。こんなに学園の王子様すぎることがあるのか。少女漫画そのまま、みたいなことがあるのか。映画はもちろん、この一曲だけで、きゅんきゅんぎゅんぎゅんできるのが、良い。

第29位 だからもっと このまま進んで
そんな時もあったねって
笑えるさLooking back いつか
上り下りのOne way

温かい。可愛い。優しい。そんななにわ男子がたっぷり詰まった楽曲の中の、未来への希望でしかない歌詞。全力疾走の明るさに振り切ったものも良いですが、寄り添い型の歌詞が、7人には特によく似合うように思っています。「そんな時もあったね」を語り合う未来が、約束されていますように、と願わずにはいられません。

第28位 この長い坂の向こうに
自転車漕いで 駆け出した
きっと僕たちなら どこまでも行けるさ

短いけれど、道枝さんと長尾さんのアオハルを、デビューしてからもまた見せてもらえたということが、たまらなく嬉しかった昨年。どのペアにも言えることだと思いますが、そのふたりにしか出せない、なかなか形容するのが難しい空気感というのは絶対にあると思います。道枝さんとの関係性はどう考えても特別なので、ふたりの特別を詰め込んだような一曲が、宝物の作品になりました。「きっと僕たちなら どこまでも行けるさ」を歌うふたりが、眩しすぎる光です。欲を言えば、ライブでパフォーマンスするときに、道枝さんと長尾さんは別グループに分かれてしまう立ち位置になっていたので、いつか横に並んで、このパートを聞ける日がくると嬉しい。

第27位 明日が来ることが 今は楽しみ
また会えるよ 約束しよう 今

この曲を、ライブのラストにもってこなかったことが、POPMALLの好きなところのひとつでした。「今は楽しみ」だといっていて、明日がくるのが怖いような日があって、だけど、君のおかげで「今は楽しみ」になれた。君のおかげで今の自分があるのだと歌う、温かい歌詞です。「また会えるよ 約束しよう」は、近しい誰かではなく、どうしたって《アイドルとファン》というような感じがして、そのように聴いてしまいます。

第26位 忘れさせてくれないか 今日は
構わない眠れなくても
どうせ(Time goes fast)短い(夜になる)
ちょっとぐらい羽目を外さないか?

合法的、強制的に、ちょっとだけ攻めたなにわ男子さんが見られる曲が好きです。「ちょっとぐらい羽目を外さないか?」の破壊力は、《ハジメテは全部キミだけ》と同等レベルなのではないかと思います。とても攻めている。言葉から一番遠いところにいる道枝さんが、歌われていたりするのも、また良い。

第25位 なぜだろう?僕らが 巡り会えたのは
特別なことじゃない気がしてる

偶然か必然か、運命か、はたまた、みたいな歌詞は沢山あると思いますが、《君は僕にとって特別》だと言いながらも、君と出会ったこと自体は、別に特別なことではないと歌っているこの作品。このパートを担当しているのが、道枝さんと長尾さんというのが素晴らしい楽曲です。そしてなんといっても、こんなに素晴らしいパートを担当しているにも関わらず、ライブでのパフォーマンス時には、2人は、別々の場所にいるということ。あのパフォーマンスは、ピナバタ最高だったので大満足だったのですが、初見は、ウソだろ、道枝さんとペアじゃないのか、という衝撃でした。こんなエモすぎる内容を、さらっと流して歌ってしまうところが、道枝さんと長尾さんのペアの色で、良い。(何年か後にユニット曲ください。)


第24位 昨日のこと楽しそうに話す 
君はいつもよく笑う

そうこう言っていたら、こちらも道枝さんと長尾さんのパートでした。やはり、みちながには目がないのかもしれません。最高。ハピサプ自体が、眩しすぎるキラキラ度と、ほわほわする幸福度が飽和状態の作品となっていますが、この歌詞がめちゃくちゃ好きでした。昨日、こんなことあってさ、という話を楽しそうにする相手というのは、絶対大切な人だと思います。そんな何気ない話を僕にしてくれる君を見て、「いつもよく笑う」と言っている僕は、そんな時間をとても幸せに感じているのであろうということが、伝わってくる歌詞で素敵です。聞いてや、昨日さあ、っていう話をするのがよく似合う2人が担当しているのが、良い。


第23位 初めて感じた(You are my sunshine)
この想いは君がくれた(So precious one) 
宝物さ

ハジメテは全部キミだけ。スぺキスの《僕》は、きっと、恋自体を知らないわけではない。今までにもそれなりに恋愛はしたことがあるけれど、こんな気持ちは、「初めて感じた」「宝物」だと言っていて。ここまでになったのは、君が初めてだよ、という感じがあまりにも少女漫画すぎる展開の作品。そして大西流星さんの声の可愛さが際立っているパートでもあります。発音がはっきりした歌い方をされているイメージがあるので、こういった丁寧に伝えるパートが似合うように感じています。


第22位 倦怠期 危険帯域 僕の心、滅多切り
倦怠期 危険帯域 僕の心、滅多切り
倦怠期 危険帯域 僕の心、滅多切り
倦怠期 危険帯域 僕の心、滅多切り

衝撃。ただただ狂気。狂っている。なにわ男子の対極にあるようなワード「倦怠期」を繰り返す、狂気。なんとなく「倦怠期」なのかな、と思われるような内容を歌う曲はあったとしても、ストレートに「倦怠期」と出てくる曲はもう2度とないのでは。これが楽曲の出だしなのがオモシロすぎる。そして、なんといっても、この出だしの高橋恭平さんがカッコよすぎて、こんなに「倦怠期」史上一番カッコいい言われ方をしていて、そこもまとめてオモシロすぎる。


第21位 しょ~もない話をしてる時間さえ
胸がときめくよ わらけるくらいに
アイスクリーム頬張ってる姿を見て
「幸せや」なんて 不意に呟いてしもた

「しょ~もない話」が関西の男で、「わらける」が関西の男で、「呟いてしもた」が関西の男で、さいこうです。推しが関西人でさいこう。関西のグループを推していてさいこう。と思う楽曲。アイス食べながら「しょ~もない話」をしているような何気ない時間に幸せを感じているという、めちゃくちゃ可愛い、ぴゅあぴゅあなラブソングの中にある、あふれ出る関西エッセンスが『ねぇ』の良さ。キャッチ―さも素晴らしいので、ぜひ、関西の後輩の皆さまにも、歌い継いでいってもらえたらと思う作品です。


第20位 恋をしていました 気づけば君でした

なにわ男子は、冬曲も最高なので、冬コンが見たい。冬の楽曲をつめこんだパフォーマンスが見たい、とずっと思っています。ここで、敬語のすばらしさ、「年下男子」ポジションの《僕》が似合うなにわ男子の、最強の「恋をしていました」。あまりにもあまりにも美しい、可愛い、可愛い、可愛い。「気づけば君でした」なんて、雪の中での、CMとか出来そうな綺麗なフレーズではないですか。

第19位 かじかむ手握った時
ありがとうって君は笑った
そんな風に 僕もいつか
素直になれるだろうか

手をとったとき、「ありがとう」と伝える、ハピサプの中の《君》がめっちゃ可愛いなとおもう歌詞です。かじかんだ冷たい手を繋いだ《僕》に対して、なかなかこういう時に、いろいろまとめて「ありがとう」を言うって、珍しいのではないかと思います。そんな素敵な君と一緒にいて、僕はいつも素直に自分もそういうことを伝えられるようになりたい、と思っている。君のおかげで、少しずつ僕が変わっている、変わっていけたらいいなと思っている、君と僕のその関係性が素敵な歌詞です。


第18位 君の好きを もっと教えて もっと聞かせて
結んでゆく Love Story

《君が好きだ》とも言わず、《俺のこと好きだろ》とも言わず、「教えて」「聞かせて」という、新種の少女漫画の王子様感が溢れている歌詞。君が僕のことを好きなことは既に知っている、でも僕からは言わない、君から「教えて」「聞かせて」と、言わせようとする意地悪さが様になる、これを、キラキラに歌い上げられるアイドルさが、なにわ男子のすばらしさだと感じます。このキラキラが、ちゃんと似合うというのがすごい。

第17位 どんな夢が待ってるの?
さあ一緒に迎えに行こうよ
僕らの青春なら まだ始まったばかりだよ
Blue Story

まだまだずっとずっとアオハルを全身で表現できる、なにわ男子が眩しい。「青春」と書いてなにわ男子と読む、みたいなのが全然おかしくならない、その親和性が素晴らしいと感じます。《夢を迎えに行く》っていう表現、素敵ですよね。今もっている夢、みている夢のはなしではなくて、これから君と一緒に見ていける夢、出会える夢がたくさん待っている、それを一緒に見に行こうと歌う、希望でしかない歌詞。


第16位 いつも通りの日々の中で
理想通り いかない時も
笑顔のままで いつも前を向く
そんなキミに歌う ファイトソング

なにわ男子が歌う、温かい「ファイトソング」。暗闇の中でうずくまっているような人間ではなく、上手くいかないようなそんな日でも「笑顔のままでいつも前を向く」、ちゃんと頑張っている人への曲であるというのが良いですよね。いつもちゃんと頑張っているのを知っているよ、というような寄り添い方が素敵です。


第15位 逃げない 負けない 止めない 辞めない
足りない 消せない 拙い言葉はいらない
覚めない しょげない 折れない もう一回
逃げない 負けない 止めない 辞めない
足りない 消せない 感情ぐるぐる
ないないの歌 青春Ready Go!

令和の時代に、封印されているような言葉のオンパレードである歌詞。「逃げない」「辞めない」「折れない」なんて、これから死語になっていくのではないかというような、逃げてもいいよ、辞めてもいいよ、の時代に、こんなにも明るく、それらのワードを並べて、それを「ないないの歌」という、可愛すぎるワードでまとめてしまうキャッチ―さ。「感情ぐるぐる ないないの歌」という教育番組のようなワード。毎回、歌詞とダンスと戦っている長尾さんを見るのも楽しい。


第14位 ピースを閉じて、少し曲げる
頭に突き刺す 鬼になる
そう、君は鬼の形相そのもの
僕との状況ボロボロ

《ほっぺに突き刺し ちゅきちゅき》を経て、ついに頭に突き刺しはじめた、シリーズ2作目。ちゅきちゅきーから、どうやったら「鬼の形相」にまでなるのか。シリーズ1作目を知っていないと、2作目が楽しみきれないような、がっつりとしたシリーズ作品になっているのが、面白くて好きです。「頭に突き刺す 鬼になる」なにわ男子も、めちゃくちゃ可愛い振付にはなっていて、可愛い。


第13位 きっとつまりは 君がいればいい
My baby そんな簡単なことに気付いたよ

君と僕が巡り合えたことも、これから一緒に居続けることも、別になにも特別なことなんかではない。君がとても大切なんだということも、シンプルで「簡単」なことなんだと歌う、作品の素敵さが表現されている歌詞だと感じます。《君が》いればいいというのも、《君と》いればいいというのも、両方ある楽曲なのがいいですよね。


第12位 だから ずっと この先の
未来の話しようよ
答えなんてもう 自分次第

未来を歌うなにわ男子が好きです。当たり前に、「この先の」話をするなにわ男子をずっと見ていたい。圧倒的な希望。


第11位 日々の嫌なことなんて(Oh) 
君に会えば全部OK!(Yes)
笑顔繋げば 無敵になれるんだ ほら
(ねえ 見せて スマイル!)

可愛い。可愛い。可愛い。世界中の可愛いの集合体である、ピナバタのキャッチ―なパートです。毎日には、どうしたって誰だってそれなりに嫌なことが転がっている。それでも、「君に会えば全部OK」。全部吹き飛ばしてしまうほどの力が、君にはある。僕が君のことを笑顔にするから、君の笑顔も見せてほしい、という素敵な関係性。笑顔がとにかく無敵な2人が歌う、無敵可愛いパート。


第10位 夢の中だけじゃ 嫌なんだ
目が覚めても いつでも君が
誰かじゃなく 僕だけを見て 微笑んでほしい

いよいよTOP10に入ってまいりました。長い。長かった。来年は、もうちょいまとめられるようにしたい。スぺキス大好き人間ゆえに、またしてもスぺキス。君がぼくのことを好きだと既に知っていて、「教えて」「聞かせて」と言っているあたりが、少女漫画ど真ん中の作品となっていますが、ここにきて、急に独占欲大爆発!という歌詞に、きゅんきゅんを持っていかれる感じが堪らない。「誰かじゃなく 僕だけを見て」という独占欲がストレートに表現され、このパートを担当されている3人が、少し苦戦するほどの早めのパートとなっているのも、思いが溢れ出ている感じがして、いい。高橋さんが言う、「僕だけを見て」って堪らないですよね。


第9位 あの日描いてた未来が 叶わない夢でも
誰かに笑われ 諦めかけた夢でも
僕は迷わずに キミに歌うんだ
涙を虹に変えよう

過去・現在・未来の時間を歌う、なにわ男子が好きです。キラッキラに眩しい人たちが歌う、「叶わない夢」「諦めかけた夢」というワード。熱さや泥臭さみたいなところからは離れた、天空に存在する天使たちのように勝手に思っては、勝手に崇めているようなところがありますが、ちゃんと、一歩一歩階段を上ってきた人たちなんだよな、というのを、こういう《夢》を歌っているなにわ男子を見ると思いだします。いろんな記憶を大切にしつつ、「涙を虹に変え」ることができる天使たちが、魅せてくれる魔法。


第8位 隠してきた素顔も(素顔も)
君にだけは見せられるよ
(No)嫌な自分さえも (Want)愛せたならいいな
Life is beautiful

「隠してきた素顔も 君にだけは見せられるよ」を歌う、道枝さんはもう、なにわ男子の道枝さんすぎて。「嫌な自分さえも 愛せたならいいな」を、道枝さんに教えてくれる存在は、まさしく長尾さんだったのではないかと、いろんな方面に物凄く気を遣われる道枝さんが、ポジティブになれる、心を軽くすることができる、そういう拠り所が、これからも長尾さんだといいなあと、そういうようなことを思う。ここが2人のパートになっているの、めちゃくちゃ良い。「Life is beautiful」は、なにわ男子自体のキャッチフレーズのよう。でかでかとしたテロップつけてほしい。


第7位 息を切らして どこ行くんですか?
疲れちゃったら休んでみたりも いいんじゃない?
君の頑張りは知ってる

長尾さんの「君の頑張りは知ってる」に、救われた昨年。POPに明るく楽しいポピラビだけど、沁みわたるような歌詞が散りばめられているのが、なにわ男子らしくて素敵な作品です。《『私なんて』って台詞 君には似合わないよ》と歌う道枝さんと高橋さんと共に、長尾さんが、いつも頑張ってるから、休んでもいいよ、と言ってくれる、お薬のような歌詞が沁みます。


第6位 たとえ暗い闇の中でも
キミの光になる
大丈夫だよ ここにいるから
一人になんかしない

なにわ男子とは、ヒーローである。「キミの光になる」と歌うアイドルの眩しさ。「大丈夫だよ」と、いつ何時も言ってくれる温かさ。「一人になんかしない」と断言してくれる救い。全てにおいて、圧倒的な希望。


第5位 いつも誰かがウワサ ハクション
気にしてちゃ損だね ノンノン
どうせいつかは僕らヒーロー
手のひら返し大歓迎さ 一緒に進もうよ

こんなに可愛く可愛く、ちょっと強めの歌詞を混ぜることが出来るのか、と衝撃的だった『マジック』。この歌詞、すごくないですか。ヤバくないですか。語彙。語彙力。いろんなことが同時多発的にあった昨年。「いつも誰かがウワサ ハクション」と歌う100点アイドル大西流星さん。いつも、軽くくしゃみの仕草をしながら歌う大西さんが可愛いすぎて、せいぜい《誰が好きなのー?》みたいな、修学旅行の夜みたいな噂話を想像してしまいそうになる。「どうせいつかは僕らヒーロー」も、キャッチ―で可愛いけど、今はそんな感じだけど、今に見とけよ、俺らどうせヒーローになるんだから、という強さが混じっている。そしてなんといっても、「手のひら返し大歓迎さ」の破壊力。可愛さの中に、何滴かの皮肉を混ぜる。手のひら返した奴らも「一緒に進もう」という、《国民的》を背負っていく人たちの、いろんなところから降り注ぐように飛んでくる矢を背負う人たちの、強さ。抗うような棘を全面に押し出すのではなく、あくまでもその強さを、可愛さのなかに溶け込ませているのが、なにわ男子らしさで、最高でした。


第4位 忙しなく過ぎていく毎日が 時々怖くなるけど 思い出よりも未来のほうに 目を向けていこう

2年目のなにわ男子のはじまりの作品だった、『ハッピーサプライズ』。イルミネーションより眩しい恋、好き、恋、みたいなキラキララブソングの中にある、デビュー2年目に突入するなにわ男子が歌う、この歌詞。「未来のほうに 目を向けていこう」という前向きさが好きです。


第3位 終わらない退屈な今日に 今こそBang! 起こせマジック なんて簡単にゃ いかないか でも出来なくないさ

「なんて簡単にゃいかないか でも出来なくないさ」がとにかく好きでした。全部が全部、魔法みたいに上手く転がってはいってくれない、だけど、「出来なくないさ」という、寄り添い型の前向きさ。何でもかんでも思い通りにいく世の中ではないけど、それでも可能性がないわけではない、何もかも諦めてしまうにはもったいないよ、と言ってくれる希望。そして「今こそBang!」が、もれなく可愛い。


第2位 泣きたいこと 辛かったことも 絶対に乗り越えて行けるさ 全部書き換えよう

断言しすぎないことで生まれる温かさとか、いろいろあるよね、マイナスなことは曖昧にして、優しく寄り添ってくれるような歌詞が多いなにわ男子の、「絶対に」ということばがかなり強く、新鮮に感じました。つらい過去を、《俺で上書きして》と伝える千輝くんに重なる部分ですが、西畑さんが歌う「絶対に乗り越えて行ける」が、一緒に乗り越えていこうという希望に、「絶対に」と断言する強さがあるのが、好き。


第1位 完璧に振る舞ったって 誰かが首を振っている あの日には戻れない ならば今をどう生きるかだ

デビュー2年目に発表された、なにわ男子の楽曲の中で、1番好きな歌詞だった歌詞が、こちらです。可愛く明るく温かく優しく、というようなものが十八番になっているなにわ男子が、少し強めの歌詞を歌っているのがまず、個人的に刺さるポイントなのだと思います。「完璧に振る舞ったって 誰かが首を振っている」を、今をときめいている人たちが歌う、鋭さにゾクゾクとしました。《可愛い》《キラキラ》をプロとしてやっている人たち、アイドルをプロでやっている人たちの、「完璧に振る舞ったって 誰かが首を振っている」。揚げ足をとられ、裏側を詮索され、不条理に矢を向けられる人たちが歌っている、苦しさもありますが、全てを《背負って生きる》強さを感じるような、物凄い歌詞でした。




好き勝手なランキングにお付き合いくださった方、
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

3年目をスタートしているなにわ男子さん。
アルバムもめちゃくちゃ楽しみです。

今後もたくさん素敵な作品に出会えますように。



てん







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