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第1回日本森林医学会学術総会にて「発達障がい者における森林浴の効果とメタバースを利用した新たな支援の形」で発表を行いました

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
2024年5月12日、第1回日本森林医学会学術総会にて「発達障がい者における森林浴の効果とメタバースを利用した新たな支援の形」について発表を行いました。

この講演は、多くの参加者から関心を集めました。

講演内容の概要

講演では、発達障がい者に対する森林浴の効果と、メタバースを利用した新たな支援方法について解説しました。具体的には、以下のようなポイントが挙げられました。

森林浴の効果

  • ストレスの軽減:自然環境の中で過ごすことにより、ストレスホルモンの分泌が抑えられ、心身のリラクゼーション効果が期待されます。

  • 集中力の向上:五感を刺激する森林の環境が、発達障がい者の集中力を向上させる効果があると考えられます。

  • 自律神経のバランス改善:森林浴は自律神経のバランスを整える効果があり、特に鬱傾向のある発達障がい者にとって有益です。

実際の発達障がいの当事者に、森林に行く機会があるかどうかのヒアリングを行ったり、森林へ行くことを勧めても現実には難しいことが多いです。

それは、パニック障害や他の障がいとの兼ね合いであったり、人間関係を構築することが難しく、1人で森林へ行くことも難しいということや収入による暮らしにくさなど様々な背景によるものです。

そこで、発達障がいの当事者がどこに生息し、何をしているのかを尋ねた際に多かったのがPCやゲームなどのオンラインで過ごしている時間でした。そういった背景もあり、メタバースに着目しました。

メタバースの活用

メタバースは、バーチャルな空間で様々な活動を行うことができる技術です。この技術を活用することで、以下のような利点があると述べました。

・生きづらさの解決:身体的な特徴やLGBTQ、国籍、年齢の壁を超えて、アバターを通じて平等に交流できる。

  • 新たな学びの機会:プログラミング技術がなくてもAIやchatGPTを活用して、誰もが簡単に新しい世界を創ることができる。これが職業やリスキリングの機会となり得る。

これは発達障がいでなくても得られる利点とも言えます。

オンライン都市令和市という取り組みの中でのエンタメ福祉の側面や令和市おしごとセンターでのメタバース人材育成、ヴァーチャル街づくり連合の活動などの事例を紹介しました。

また、令和市で育った人材が姉妹DAOであり、フェスティバルの企画・運営を行うRingNeDAOの中核メンバーとして活躍していることなどをお伝えしました。

講演後の反響

講演後、上海の非営利団体で活動している方から質問をいただいたり、日本の国立大学の教授からお声がけいただくなど、多くの参加者から興味を持っていただきました。特に、メタバースを活用した支援の可能性について、多くの意見交換が行われ、今後の共同研究やプロジェクトの展開が期待されます。

今まで社会的孤立感の低減や発達障がいを抱える人との社会接点作りなどを行なってきました。これからもコミュニティや発達障がい者をはじめとした社会的孤立感を抱えている人への支援に関する研究を続け、より多くの方々に役立つ情報を提供していく予定です。

メタバースや森林浴の効果を活用した新たな支援方法を模索し、社会全体がより良い方向に進むための取り組みを続けていきます。

詳細な情報や最新の活動報告については、いたやゆかりの公式ウェブサイトをご覧ください。

それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね。

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