目標は、必ずしも必要とは限らない
みなさま、こんにちは!
週末はいかがお過ごしでしょうか?
今夜は1月に延期になってしまった会社のリベンジ新年会に行ってまいります!
これから繁忙期を迎える当社ですが、その前に楽しんで活力を!というスローガンで、むしろ良いタイミングだったかもしれません♪
さて、学校生活においても、働く上でも、生きる上でも必要とされる
「目標を立てて、実行すること」
それは幼稚園の頃から始まります。
次男が通う幼稚園では、夏休みになると生活表に夏休みの目標を立て、達成できたかどうか、毎日◯、✖️を書きます。
歯磨きカレンダーは昭和の時代からの定番です。
小学生になってからも、日々の学習の目標を立てて振り返りをします。
中学受験をする子は、4年生くらいからもう頑張らないといけないのでしょうか。
中学生になり一年も経つと、「高校受験」がチラつき出します。
高校生になり一年も経つと、「大学受験」がチラつき出します。
行きたい学校を目標に頑張らなければなりません。
社会人になっても、私が新卒で勤めた企業は、半期毎に目標を立てて、上司と面談という形で振り返りをしていました。
そうです、このように私たち(特に今の子供達)は幼い頃からずっと何か目標を持ち頑張り続けているのです。
目標を持ち、それに向かって計画を立て、その過程・結果を振り返ることは、とても大切な事で、その必要性も重要性も私自身理解しています。
ただ、元々持つ気質で頑張り屋さんという子が結構います。
自分に厳しく、自身に対し高いハードルを用意し、それに向けてがむしゃらに頑張れるタイプです。
私自身も、そのタイプでした。
(今もその気はありますが)
年齢が上がり、周りから求められるものが大きくなれば大きくなるほど、もっと頑張るようになり、自分でも気がつかないうちに限界を超えているパターンです。
そうなった時には、体か心が壊れてしまっている可能性が高いです。
(私は体が壊れました。心はギリギリでしたが何とかなりました。)
もちろんその子のタイプによっては、むしろ計画を立てて、それに向かって努力する事が必要な子もいます。
そういうタイプの子にはアクセルをかけてあげるので良いのです。
問題は、みんな一律に「目標を立てて、それに向けて誰もが頑張らないといけない」ことです。
前者のようなタイプの子には、「目標を立てて頑張る」ことよりも、
「ブレーキをかける」ことを教えてあげる必要があるでしょう。
ブレーキのかけ方をわからないまま大人になると、私のように何度体を壊しても頑張り続ける人になりかねません。
どうして無理するの?と周りからは不思議がられますが、単に頑張らない生き方がわからないのです。
本人にとっては頑張っている状態が通常運行なので。
当たり前に食事を摂るように頑張りすぎてしまうのです。
頑張りすぎてしまう弊害は、心身面によるものだけではありません。
「目標」に執着するあまり、視野が狭くなってしまうのです。
「達成すること」が目標になってしまうと、達成できなかった場合、それまでの時間が無駄になったような気持ちになります。
そして、この心身ともに余裕のない状態で何かに目標に向かっている時というのは、そのこと以外で吹いてくる良い風をスルーしてしまう傾向にあります。
例えばですが、私は7年前から教育に興味を持ち独学でこれまでその分野について学んできました。
当初は「新しい学校を創る」ということを確固たる目標として日々を過ごしていました。
ただ、それだけに目標をしぼってしまうと、それ以外の可能性を排除してしまうことになりかねると今は考えています。
前述したように、良い風をスルーしてしまうことになるかもしれないと。
今は、「学校創りたいな」という思いは持ちつつも、できるだけフワっと考えています。
目標は学校を創ることではなく、「その子その子にあった教育(学習)を世の中に広めること」なので、だとすればそれを達成するためには、学校を創るという選択肢以外にも色々と出てくるわけです。
りょーやんさんとお話ししていた、オルタナティブ教育を受けてきた子供達の多様な就職先として、企業側のルートを開拓することも必須だと思っています。
日本に受け皿がないと海外に行くしかなくなるので、優秀な人材の流出にも繋がっていくわけです。
よく目標を達成させるためのことついては議論されますが、「あえて頑張りすぎない」ことに関しては、ほぼ議論がされていないのではないでしょうか?
その子その子に合った学習方法があるように、その子その子(そしてその時々)に必要なアクセス・ブレーキがあると思います。
本人ではなかなかコントロールが難しいので、親や先生など周りの大人達が見極めてあげてほしいなと思います。
ちなみに我が家の小4の長男は、心配になるほどマイペースなので、こちらからブレーキを発動したことはありません。笑
彼は、全力で今を生きています。
明日の事など1mmも考えていないですね。
ただ、「今この瞬間を精一杯楽しみ、生きる」ことは、今の子供達はなかなかできていないのではないでしょうか?
キラキラした毎日の積み重ねがその子の未来を創っていく。
時間的にも、心身の面でも、もっと余白があって良い。むしろ、その余白が何かを生むと思いませんか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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