ハッサク先生についての個人的解釈

私は一昨年ポケモンSV(のスカーレット)をプレイして以来、ハッサク先生のファンをやっている。あんまり同人的な文化の中に漬かって無いのでこの表現に馴染はないのだけれど、私はあきらかに夢女子の系統である。私はハッサク夢女子(埼玉県在住無職(36))だ。

いま私はとても機嫌が悪い。子供の頃から結構お気に入りだったミニカーのタイヤ部分を息子(3)に壊されたのだ。しかも謝りもしねえ。

元気が出ないので、元気を出すためにハッサク先生についてついったーでぶつくさ言ってきたことをまとめて好き勝手書いてしまおうと思った。私のハッサク解釈は多分だいぶ少数派だ。ついでにコルサについての解釈も多分かなり少数派だ。「解釈違いが許せない人は読まないでください」って書くのが一般的なんですか。よくわかんないけど書いとくね。解釈違いが許せない人はほんと読まないほうが良いと思う。誰も読まねえよ!!!!!!!

はい、ハッサク先生ですが、まあ、第一印象は「金八パロディ?やめてよなんかやだ」っていう感じで、見た感じではヒステリックなめんどくさくて怖い系のおっさん?みたいな感じだったよな。でも美術の授業受けたらまず一回目で「金八どころじゃねえいい先生だ。。。」ってなって、「フカマル先輩」で完全に心を掴まれ、コルさんがでてきて泣き出して「えええええええ」ってなるわけだよね。イベントこなして一族の長がどうの音楽がどうのという話がでてきてそろそろ属性多すぎない?ってなるわけだ。そして四天王戦のテラスタルで「かっっっっっこよ」ってなって「ドラゴーン」ってなるんだったかな。

まずハッサクおじさんに纏わる属性・特徴みたいなものを挙げてみましょう。美術教師、四天王、ドラゴン使い、次期族長、長身、長髪、変な髪形、金髪、でも茶眉茶睫毛、ぐるぐる金目ハイライト無し、片頬笑い、ガニ股歩き、ピアノ弾き、指長め、マント付きジャケット、変な敬語、小生、顔の皺、への字口、うぼぉい泣き、情緒不安定、声がでかい、コルさん、フカマル先輩、テラスタルの顔、左利き、速そうな投球フォーム、額トントン、顎に手、ドラゴン大好き、バトル中だけ生気のある顔
ここまではわりと話題になるやつなんだけれど、わたし的には設定画やゲームのグラフィックを見た感じで
なで肩(肩幅も狭い)、太りやすそうな輪郭(ほっぺらへん)、意外と細い(腹が出てない)
という特徴があると思っている。良いとこのひょろめのボン、というイメージ。年齢は47くらいと思っていて、体型維持ができてる点はかなり偉い。(逆にコルさんはしっかりした肩をしていて、姿勢も良く体もかなりしっかりしていると思う。小柄だが筋肉質で運動神経が良いタイプ、というのがコルさんに対する私の解釈になる(個人的な体型イメージとしては私の高校の時の化学の先生(伊賀忍者の末裔)なんだが、誰が知るか)。ちなみにおでこ右側に髪の毛が無いことについて、大病というのが脳腫瘍かなんかで手術痕があるんじゃないかと思っている。歳は42くらいかなあと思っている)

さあハッサク、属性が多すぎる。三人分くらいあるだろ。これらの属性を破綻なく一つのキャラに納めるには、どういう設定があれば良いのか。片頬笑いとガニ股がすごい邪魔をするのだ。ハッサク先生の服装、仕草やものの考え方、体型からして、すごくアンバランスなのだ。

そこで整合性をとろうとすると「ちょっと壊れている」という設定が必要になるっていうのが私の最初の結論だった。金八属性もあるから妻や恋人と死に別れているとかそういうのも考えた。でも、かわいそうだし少し違和感もあった。今は違う解釈をしている。それは、「演奏も作品もちょっと大味」だ。私の中で、これさえあれば整合性がとれるようになった。なので、私の中のハッサク先生は、ちょっと大味な絵を描くし、ちょっと大味なピアノを弾く。

私のハッサク解釈に重要な点がもう一つある。それが、「ハッサク先生は一族の長になる可能性をかなりギリギリまで捨てていなかった」ということだ。主人公とのイベントが始まった時には普通にまだ悩んでいる。ハッサクおじさんは一族のトップになれる可能性があった。

ハッサクおじさんはポケモンリーグのナンバー2だ。ハッサクおじさんは音楽の才能がなかった。ハッサクおじさんには、芸術で身を立てている才能ある親友がいる(ついでにその親友、多分教師としての素質もまさっている)。特に同性であるコルサに対して嫉妬の感情が全く無かったということはないのではないか。

ハッサクおじさんは、多分一番になりたかった人だと思う。体躯、容姿、才能、生まれにも恵まれた上、好きに生きてきた。ポケモンのバトルも四天王の大将やるくらい強くなった。でも、どこでも一番にはなってない。そんな中で、一族の長というのは、たとえローカルな話でも、一番になれるチャンスだった。だから迷っていたのだと考えている。

ハッサクおじさんは一番になれる可能性と決別した。教師という仕事は、ハッサク先生にとってそういうのとは違う「やりがい」をくれるものだった。他人の成長を見守る側も悪くはない。一番にならなくともそれぞれに輝くものはある。思ってたんと違うけど、これはこれで楽しめる。ハッさんが授業で言っていたことが思い出される気がする(?)。

(ハッサク先生は、子供が好きだからとか、生徒のことを想ってとかいうより、自分のために教師をやっている。だから思春期どものことを想うコルさんが「自分には荷が重い」と言うようなことが、ハッサク先生にはできてしまう。それなりにある意味で「自分勝手」なのだ。)


さて、ハッサク先生と言えば美術4だが、これらを踏まえて私の解釈は以下のようになる。

まず、コルさんがどでかい感情をハッさんに対して持っていることは疑いようがない。コルさんは上記のような複雑な感情を持つハッさんをその感受性により当然見抜いている。その上でこの美しく自分勝手な男を愛している。あの授業は公開告白だ。

それに対するハッサク先生の反応は「なんと、小生も初めて知りました」だった。おそらく二十年くらいは付き合いがあるだろう二人だ。これはハッサク先生が、コルサのどでかい感情の片鱗をこれまでひとかけらも察知することがなかったか、それか、完全に無視したかのどちらか、という返答なのではないのか。ハッサク先生はその後大泣きしている。これは前者であって、複雑な感情を抱いていた才能ある相手から、あのような肯定的な評価を受けたことに対する感涙だったのではないか。

その後二人がどういう会話を交わしたのかはわからないが、コルさんが長年そういう事情があったことを黙っていた、というのは、おそらくハッさんに性愛的には脈がないというのを分かっていたからではないのか。この授業、この反応によって、コルサは自分の気持ちに区切りをつけたのではないか。ワンチャンハッさんが態度を変えてきて、関係が変化する可能性も期待していなくはない。のではないか。みたいな。どんな形でもずっと仲良くしててほしいね。

「人生の師」って言ってるんだよな。好き勝手に生きていいっていう見本がハッさんだったんじゃないか。「のんき」に、音楽ダメだった~からの美術教師目指したり、さも当然のように世話の大変なドラゴンたちと暮らしていたり。それでいて情緒不安定で逆にコルさんに結構迷惑かけてたんじゃないのか。身体と悩みのスケールはわりとでかいのにやってることがアホみたいなハッさんに救われたんじゃないのか。

以上が私のハッサク先生の解釈になる。アニポケで出てくる前に書いといてよかったかもしれない。私の中のハッサク先生は私の中のハッサク先生なのでいいのだ。別!別だから!私の心のハッサク先生。

なんでこんなハッサク先生がいいのかというのは実はずっと考えているんだが、はっきりとわからない。「ハッサク先生ならわかってくれそう」みたいな気持ちだろうか。多分若い頃のハッサク先生は好きじゃなかったと思う。

あ、あと勝手な妄想を付け足しておくと、アオキのネクタイがオモダカからのプレゼント説ってあるじゃないですか。ポピーちゃんの鍵鞄とチリちゃんのタイと、ハッサクの靴もオモダカのプレゼントなんじゃないかとちょっと思っている(靴以外首にかかってるな)。ハッさん、きんのたまとかくれるけど、実はそんなにお金ないんじゃないかなという勝手な妄想があって、こう、ズボンのすそちょっと長いじゃん。ぴったりじゃないじゃん。マント付きジャケット作ったところで資金が尽きたのかなみたいな。ぼろい革靴履いてたけど四天王就任でオモダカが靴プレゼントしてくれたのかなみたいな。でも見栄があるのと前途有望な若者は応援したいのでテラピースx50とかきんのたまとかくれる。ハッサク先生の私生活は肉と野菜をぶち込んだスープの自炊とか、広めの洞窟に勝手に作ったドラゴンのみなさん用拠点とかみたいなのもある(ねえよ)。

あと、顔の表情な。目が線になるタイプの笑いはしないんだよな。授業中の穏やかな顔、眉毛が上がっていて、口が開いて笑っているけれど、なにしろ目にハイライトがないから死んでるようにしか見えないっていう。チャンピオンネモとのバトルの前振りですごい顔したアオキの前景にいる時のハッさんの方が大分マシな顔をしている。教師をやっているときのハッサク先生はかなり「パフォーマンス」としての授業をやっていると思う。まあ教師はそういうもんだと思うけれど。バトルをしてる時がやっぱ素だよな。かっこいいのが素だ。うんうん。設定画をみる限りでは結構厳格な感じでちょっとヒステリック系芸術おじさんに見えるんだけど、どういうイメージであのおじさんをドラゴン使いにしたんだろうな。現実の美術教師というちょっとダメそうなイメージと、四天王最強のドラゴン使いっていうののギャップがすごすぎて。やっぱおかしいよこのキャラ。あのピアノの弾き方でガニ股で歩くなよ。つま先が外向いてたとしてもあのがちゃがちゃした歩き方はねえよ。

思ったよりグローブが脱げなかったハッサクおじさん



やべえ遅くなっちゃった。旦那が遅番なんだけどもう帰ってきてもいいはずなんだが。ハッサク先生についてはいくらでも喋りたいことがある気がするからまたむしゃくしゃした時にでも追記しようか、別記事で書くか。。。




フカマル先輩、いい年してバカはやめなさい
不審者です。クラベル校長を呼んでくださいですよ。
どらごーん

一昨年からこのおじさんの絵ばっか描いているんだけど、一番気に入ってるのを最後にのっけとこう。

左利きの人って手を巻き込む感じで書くよね

寝るう。

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