見出し画像

【価格勝負・赤字経営から脱却】藤田金属が成功した独自ブランド戦略とは。

ハローZちゃんです!
今日は9月末にZちゃんが取材した藤田金属株式会社の対談動画をご紹介しちゃいます!


藤田金属ってどんな会社?

鉄フライパン「フライパンジュウ」で話題にもなった藤田金属株式会社は、大阪府八尾にある金属製品を製造・販売する会社です。
最近だと、アパレルブランドとコラボして作業服を開発したり、近畿大学との産学連携で「鉄フライパン F.」という商品を開発したり、さまざまな企業や団体との協業開発にも力を入れているのも魅力の1つです。
そんな藤田金属の代表取締役社長である藤田盛一郎氏に特別に取材をさせていただきました!
Zちゃんと越野さんで藤田金属さまの工場兼オフィスにお邪魔してきました!Yaaaaa👏

代表取締役 社長である藤田盛一郎氏は、なんと4代目の社長なんですって。
そんな藤田社長が入社したのは22歳の頃で、当時の金属加工業界は今よりももっと厳しい状況だったとか。
職人が丁寧に、想いを込めて作った良い商品が売れず、価値が安いものに淘汰されてしまう一方。
このままではダメだと思った藤田社長は、業界の当たり前をぶち壊す取り組みに挑戦します。

職人の技術を守るために、「ブランド価値」を高める。

「職人が作った良い商品を守りたい。」
どれだけ職人が丁寧に、想いを込めて作った良い商品でも、値切り交渉は当たり前。他社の価格が安い商品と比較されてしまう。
こうした状況を打開すべく、藤田社長がまず行ったのは「自社商品のブランド化」でした。
はじめての自社ブランド「フライパン物語」。
持ち手の部分を数百通りにカスタマイズできるので、
お客さんに一人ひとりに合った商品の提案ができるブランドです。
無水調理や熱伝導などの機能性を訴求する競合が多い中で、
この自分好みにカスタマイズできるという新しい「売り方」が生活者のニーズ刺さり、売上を伸ばしていきました。
ブランド誕生当初は、購入者のほとんどが一般生活者でしたが、
1つずつ丁寧に職人が作っているからこそオリジナルにカスタマイズした商品を大量に生産することに限界を感じられ、法人をメインにした販売戦略へと切り替えられていったそうです。
「フライパン物語」は、自分好みにカスタマイズ=「売り方」の提案を工夫することでブランド価値を高めることに成功しました。
藤田社長はこの成功体験を活かして、自社に足りていないもの(弱み)はな何か?を考えた時に、「うちにはデザイン性がが足りていないんだ」と思っわれたそうです。

町工場(製造業)が外部にデザインを依頼する。当時はかなり勇気のいる決断だった。

デザイン性に特化したブランドを作ると決めて、なんとなくデザイナーさんを探している中で、出会ったのが「TENT※」さん。
当時の製造業の多くは、良い商品(機能性、耐久性の高い商品)を作ることに全力を注ぎ、商品デザインを外部に依頼したり、お金をかけてプロダクトデザインするという概念は基本的になかったそうで、勇気のいる決断でした。そして藤田金属は業界の固定概念をブチ壊して「TENT」さんへ新商品のプロダクトデザインを依頼することになります。

※「TENT」は東京の中目黒に拠点を持つ、
治田将之さんと青木亮作さんによるクリエイティブユニット。
家電・雑貨など業界問わず様々なメーカーのプロダクトデザインを手かげつつ、自社オリジナル商品企画、パッケージ開発もおこなう。

「フライパンジュウ」爆誕!!

東京の中目黒に拠点を持つ、治田将之さんと青木亮作さんによるクリエイティブユニット「TENT」さんとの出会いをきっかけに、着脱できるフライパンを作りたいと依頼して一発で上がってきたデザインが今の「フライパンジュウ」だったそうです。
対談動画では、この「フライパンジュウ」誕生の背景から、どのようにブランドとして成長を遂げていったのかなど、藤田社長の熱い思いを取材しています。このnote記事を読んで少しでも面白そう、気になるなと思った方はぜひチェックしてください!
↓動画視聴はこちらから