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21)表から見えにくい見返しの縫い方

キャミソールワンピースの型紙がそろそろお手元に届いた頃かしら?
完売後に気づいた方は今日から再販しているのでぜひぜひ!

今日は商品ページに書ききれなかった内容を
わたしの経験談とともに共有したいと思います。
作る前に読んでおくと学びが深まりますよ♪

Pattern Label 「キャミソールワンピース」

キャミソールワンピース

リネンで作ったワンピース
素材にこだわると既製品ではかなり高価になりますよね♪
でも、大人としては洗いざらしでも着れるぐらい柔らかくて肌触りのよい布で作りたいのではないでしょうか?
(この布地については商品ページでご紹介しています♪)

柔らかくて肌触りのよい布地ということは、伸びたり歪んだりしやすいので縫う時に少し注意が必要になります。

変更前:見返し部分

見返しが覗く現象

このキャミワンピ
最初は見返しには何も貼らないレシピにしていました。
理由は、なるべく少ない材料で気軽に作っていただけるように…

ツイルなどのしっかりした布地はそこまで問題なかったのですが、写真のような柔らかい布地で作った時に見返し部分が表側に覗く現象が起こりました。

完成したサンプルをほどいているところ

みんなの代わりに先に失敗しておくのが私の役割!
布地は大事にしたいのでほどいてやり直します。
ほどく時の必需品のリッパーは何度も登場しているのでもうご存知ですよね。
お持ちじゃない方はぜひ型紙とご一緒に。
楕円形なので転がって落ちる心配もないし、何より握りやすさ満点です♪

ほどきおわったところ

一度完成した作品も関連のあるところだけほどけば、やり直しがききます。
完成してから気になるところが見つかったら、放置しないでその部分だけやり直してくださいね。
そのほうがきっと気持ちよく着ることができますから♪

伸び止めテープ

伸び止めテープ

ここで登場するのが先日もご紹介したストレートタイプの伸び止めテープ
見返し=接着芯とイメージする方も多いと思いますが、接着芯では表地と同じ地の目(バイアス地の目)になってしまい伸びを防げないのでテープにしています。

テープありとなしの比較

テープを貼らない前身頃との差はこのぐらい。
前身頃は一度ほどいてしまったのでやや伸びていますが、アイロンをかけて整えています。

長さが違うものを縫い合わせる時は、長い方を下側にして縫うのが鉄則です。ミシンの送り歯は下面にあるので、下側にある布地のほうが上側よりも多く進む特性があります。

前見返しパーツ

さらに覗きにくい仕掛け

見返しの型紙は、身頃の型紙よりも意図的に小さくしています。
これは表地が見返し側に引っ張られて、表側から覗きにくくするためです。

おすすめの布地の想定から割り出した寸法を小さくしているので、正確に裁断するとちゃんと効果が期待できますよ!

縫い直したサンプル
中に着たブラウス:パフスリーブブラウス

あとがき

見返しのこと。少し知って頂けたかしら?
すでに長くなってしまったので、今回はここまでにしておきますね。

次回は後ろゴムの部分を解説したいと思います。
それでは、商品ページに飛ぶ前にハートマークのクリックもお忘れなく♪
キャミソールワンピースは布地を変えて1年中使える型紙です。
今から作れば長い期間着ていただけますよ〜

(下のハートマークはどなたでも押して頂けます)

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