劇場版ウマ娘がちょっと楽しみになる話

まず...
このnoteには劇場版のネタバレが含まれます。
いやまだ公開してないじゃん!ですって?いやいや、この映画のネタバレは23年前に生まれています。3期のTwitter(新✖️)の反応を見るに、意外と史実の結果知らないから楽しみー!って方は多いようです。

このnoteではそんな話をバンバンしてますので、結果知りたくないー!って方は映画までこのnoteと、netkeibaのジャンポケ等のページを見るのを止めましょう。

そもそも「新時代の扉」って何?

今回の劇場版は「ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉」というタイトルとなりますが、"新時代の扉"って何なのよ!?

まず、この話をする前に映画で描かれる世代についておさらい。今回の主役ジャングルポケットをはじめとした、ここでは01年世代と称します。皐月賞馬アグネスタキオン、日本ダービー馬ジャングルポケット、菊花賞馬マンハッタンカフェ。どれも日本生まれの内国産馬がクラシックを斡旋しましたが、同年のNHKマイルカップを制した一頭の馬が居ます。それが「クロフネ」です。

主に以上の4頭や、他にもダンツフレームなど。様々な役者が揃った01年世代ですが、この年からレース出走に関わるルールが一部改定されました。それが「外国産馬のクラシック出走制限の緩和」です。

この年(正確には2000年)まで、外国産馬はクラシックを含む一部のG1レースへの出走は出来ませんでした。ウマ娘的にはエルコンドルパサーなどがこのあたりの話では有名所かなと。クラシックの場合は2001年の日本ダービー、菊花賞への出走制限緩和を皮切りに、国内のクラシック5レースが国際重賞となった2010年には9頭まで出走可能となります。

先ほど名前が挙がったクロフネは海外産まれ。いわゆる外国産馬です。今までは選択できるレースが限られていましたが、この年からダービーへ出走可能。マイルカップから日本ダービーという、世代屈指の実力を持った馬は厩舎の先輩ダービー馬タニノギムレットと同じローテを踏みました。

という背景があったのが2001年日本ダービー。クロフネをはじめ、4番人気に推されたルゼルの2頭が外国産馬。日本競馬新時代の扉を開くのはいったいどの馬か...?

というのが、副題「新時代の扉」の一部始終ですね。

前作「ROAD TO THE TOP」とのつながり

今回の劇場版はRTTT制作陣がおくる、信頼度マシマシの一作ですが、正式に続編かなと思います。というのも、年代的にはRTTTの3人が5歳シーズンを迎えた頃の話。既にアドマイヤベガは戦線を退いてますが、時代はテイエムオペラオーが王朝を築く頃。

ですが、2001年後半というのはテイエムオペラオーも衰えが隠せなくなってきた頃で、同年JCをジャングルポケットが、有馬記念をマンハッタンカフェが制し、世代交代の年ともなっています。特に今回の劇場版ではジャンポケが主役。もしかしたらジャパンカップまでやるかな...?と、期待もしたり。

競馬体系が変わり開かれた新時代の扉、そして時代を築いた覇王を撃破して開かれた新時代の扉。それをこじ開けたのがジャングルポケットですから、自分はサブタイを見ただけでうおおおおおおお!!?!!?と盛り上がったとさ。

おしまい。

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