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1on1を有効活用するために工夫していること

今回はQAエンジニアに限らず、エンジニア界隈でひろく行われているであろう1on1について、メンバー側(表現で好みが分かれそうですが、すなわち部下側)がやるとよいこと、普段自分が心がけていることをご紹介します。

1on1用のページを用意する

Confluence等の社内Wiki的なものでもいいですし、OneNoteでもGoogleDocsでもいいですが、1on1をやる両者が見える場所に累積議事録的なものを用意します。
たとえば以下のようなフォーマットです。

2024/1/23(月)
伊藤からの連絡・相談事項
- **チームの**さんからこんな感謝をされました
- **プロジェクトのタスク詰まりがち問題
- 子供が夜寝ない問題
1on1時に話ししたこと

これを、1on1の時間になる前にメモしておいて、当日はこれを投影しながら会話していきます。

1on1の位置づけは組織などによって多少違うと思いますし、実質進捗報告、という方もいるかもしれません。

私の場合もいろんなパターンがありましたが、進捗報告とは別で個人の状況など話す際はこのようにトピックをあらかじめ用意して、上長側の気が向いたら事前に見られる状態にして臨むようにしています。

私も過去メンバーとの1on1をやっていたので、1on1の双方の立場を経験しています。
きちっとした準備が要るものではないですが、いざ1on1がスタートしてから「特に話したいことはないです」と言われてしまうと、上長側としてはなかなか大変というのもわかります。

なので、話したいことはコレです、というのを見えるようにして持って行くように心がけています。

心身の状態をなるべく話す

これも1on1の位置づけによって多少変わりますが、
困っているとか辛いとか、あるいは順調だとか気分がいいとかもなるべく伝えるようにしています。

「子がイヤイヤ期で日々大変なので、仕事では別に困ってないですが心がめっちゃつかれてます」
とか。

これを言っておいたほうが、上長としても「なにか仕事で嫌なことがあったのかな・・・」などと気を回さなくて済むようになるので、その点では意味があると思ってやっています。

もちろん1on1の中でだけではなく、日々「分報」や「times」と呼ばれる、言ってしまえばひとりごとチャネル等で垂れ流しているので、目に入っている可能性はあります。が、これらのチャネルは見てもらうことを期待しない位置づけなので、1on1で改めて表明しておくことも大事だと考えています。

1on1が「確認の場」になるよう、他の経路で情報共有しておく

1on1、大体が短時間で、かつ他の会議とかにおされてリスケやスキップされがちな存在です。よね?

そうなると、「1on1があるからそのときに相談しよう」的な使い方をすると簡単にズルズルと延期されてしまいがち、という体感があります。

なので、1on1以外の日々の朝会・デイリースタンドアップや、その他雑談相談(SonicGarden倉貫さんの言うザッソウ)で大体もう伝わっている状態が理想で、1on1では「ほとんど共有済みなんですけど~」で話すのが一番スムーズで有効です。

スムーズで有効、というのは、けっして1on1をはやく終わらせたいというわけではありません。そうではなく、1on1=他の人の居ない場で対面での温度感を伝えたり、ちょっとした仕事のネタなどが生まれるその場の雑談に割く時間を確保したりすること、を期待しています。

1on1の場で、上長側が初めて聞くことをポンポン出していると、おそらく話したいことが話しきれません。なので、大体共有できることは事前にしておいて、再確認しながらプラスのなにかが生まれる余裕を確保しておきましょう。


普段1on1で心がけているのはこれらのポイントです。

どれも実践するのにそれほど労力がいらないはずのものなので、よかったら試してみてください。

ありがとうございますありがとうございます