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鬱になった僕がおすすめする、心や生き方についての本たち

最終更新日:2024/02/12(現在、9冊)

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僕がおすすめする、メンタルヘルスや「どう生きるか」関連の書籍を紹介します。うつ病、メンタルヘルス、対人関係、心のケア、どう生きていくか、自信の付け方など、不安の和らげ方、自分でできるメンタルケア、心に関するエッセイなどを、ドンドンと追加で紹介していきます。

どれか一つでもあなたの心に響いて、少しでも境遇が楽になるよう役に立って、これから晴れやかな気持ちで生きていくための生存戦略・処世術となり、少しでも晴れやかな気持ちになってもらえることを願っております。

以下の目次から、気になる項目に飛んでください。



うつ病当事者の考え方、境遇に触れられて、「大丈夫、頑張ろう」と思えた

『今のわたしになるまで~うつと向き合った1年間の記録』

職場のコミュニケーションで心を壊して会社に行くのが怖くなって、一ヶ月休んでいたとき、湯河原に一泊しに行きました。休み始めはあまりどこにもいけなかったけど、少し時間が経って、むしゃくしゃして色々と嫌になって、一回遠くに行きたくなりました。この本を持っていきました。

「しんどいね、本当になんでこんな辛いんだろうね」と思いながら、旅館の部屋の畳の上で泣いた記憶があります。「できていることができなくなる」「やりたいことに向き合うほどの元気が無くなる」「自分には価値が無いような気がして押し潰されそうになる」、そんな感覚に闘っている人がいるんだ、と知ることができて、救われた気がしました。コミックエッセイで、とても読みやすいです。

(今、少し読み直してみて、また泣きそうになりました。頑張らずに、頑張ろう。)


頑張らなくていいかも、と思えた

『がんばらないことをがんばるって決めた。』

もっと自分の感情に素直になって、嫌なことは嫌、したいことはする、そうやって自分を大切に生きていきたい、そう思えた本です。「頑張ることが美徳」「誰かの役に立って、評価されて、自分の価値を上げないといけない」とずっと思っていたけど、別にそうある必要はなくって。むしろ生きているだけで、消費をするだけで、誰かの役に立っているから、ご褒美として唐揚げを頬張ったり、近くの銭湯に行ってポカポカと温まったり、小さい幸せ、自分の好きなことを大切にしたい、と感じさせてくれました。今の場所で必死に頑張らなくても、輝ける場所を見つけたいなと思いました。


『ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす〜』

僕は「正しく、きっちり、しっかり、真面目に」という「常識、当たり前」に囚われてずっと生きてきた気がします。でも、この本を読んで、今まで僕が「社会人は、ビジネスパーソンは、こうあるべきだ」と感じて、進むべきだと思っていた道筋を疑い始めました。自分がなるべくそのままでも、不器用なりに弱いなりに、活躍できそうな場所・活動を見つけられたら、無理して我慢して生きる必要はなくなるかも、と考え、色々な囚われを疑い始めました。「ほどよく働いて生きていればいいや、そしてそれでも全然構わないし、そっちの方が幸せかもしれない」と感じることができました。


『アソビくるう人生をきみに。 好きなことを仕事にして、遊ぶように生きる人生戦略』

もう少し力を抜いて、遊ぶように生きられないか、を考えるきっかけとなった本です。「好きなことして暮らせる訳がない」とずっと思っていて、向き合ってもきませんでした。「社会人たるものこうあるべきだ」「我慢して、無理して仕事をしないといけない」とずっと思って、誰かが敷いたレールの上を進んできました。でも、上手くいかなくてもいいから、僕が進みたいレールを進んでみたいと思います。「意外に、好きなことに向き合って、レールを外れても生活できるかもしれない」と希望をくれた本です。


うつ病やプチうつ状態への理解が深まった

『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』

プチうつ状態のライターと、心理カウンセラーの先生との対話形式で進んでいきます。「メンタルを強い」と聞くと「我慢強い」「全く気にせず、傷付かない」とだけイメージしていましたが、本当の強さは「自分を理解する」「自分の味方になる」「一つの考えに囚われない、柔軟」だと気付かされました。「とにかく疲れを放置しない」「SNSや情報の波、しんどい人間関係は避ける」「休みまくる」ことの大切さを学ばせてくれました。


『僕が僕であるためのパラダイムシフト』

鬱に対しての考え方が少し変わりました。自分で自分を傷付けて、鬱になってしまったのかな、と考えさせられました。「なぜ鬱が登場したんだろう」「鬱が僕に何か言いたいことがあるのだろうか」と向き合い始めたきっかけとなったコミックエッセイかもしれません。被害者意識を脱して、自分の人生の責任者となり、小さい体験を積んでいこう、と前向きになれました。コミックなので、読みやすいです。


人間関係に惑わされず、人の言動を気にせず、芯を持って生きるには、を学べた

『SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』

「良好な人間関係を保つことが人生の目的ではない」と認識させてくれた本です。人々の群れの中で過ごしていると「こうあるべきだ」「こうしないと」という"群れの価値観、習慣、常識"に惑わされて、「自分は何をしたいのか、どう生きたいのか、どんなあり方に価値を置きたいのか」など、自分の本音や人生指針がかき消されてしまいます。一度群れを離れて一人でいる時間を作ること、一人でいて自分の価値観や基準や本音としっかりと向き合うことは驚くほど重要だな、と知ることができました。


『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方』

人の言葉が気になってしんどい、人の行動にイラッとしてしまう、僕はまだよくあります。でも、誰が見てもイラッとするか、気になるかは別の話です。客観的な事象はあるけど、それについて反応してしまうのは、僕の物の見方に何か原因があるかもしれません。「なぜ反応してしまうか」「なぜ反応しないことが大切か」「反応しないためにはどうすればいいか」を学べた気がします。


自信、自己肯定感、自尊心の上げ方を知れた

『小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップ』

「能力を上げないといけない」「成果を出して評価を上げないといけない」とずっと囚われていた僕ですが、「能力、成果、評価、価値が良くなると自信は付く、自己肯定感は上がる」と思っていました。この本を読み、大きな勘違いだと気付きました。土台には、「とにかく自分が存在していること、頑張ろうとしていることへの、そこはかとない安心感、肯定感、自信」が必要でした。本書では「BEの自信」と呼んでいます。何かをする、できることへの自信「DOの自信」は脆く、比較・評価に左右されやすいので、「BEの自信とは何か」「培うにはどうすればいいか」が解説されていました。


さいごに(本記事を作成した背景)

僕の価値観、人生の指針を見直すきっかけとなった

世界のどこかで同じような境遇を経験された方にも有益となるだろうな(そして、本を紹介して収益を貰えるなら、ウィンウィンじゃないかな)、と思い、色々なメンタルヘルスや人生観に関する書籍を紹介する記事を作ってみました。

僕はスタートアップ企業でメンタルを壊しました。うつ病で、精神保健福祉手帳の三級です。(会社を事実上クビになって、)休んでいる期間に徐々に心の調子が良くなってきています。今は仕事をしていないので職場に出るとどうなるかは分からないですが、今のところは順調です。

本が読めない時期が、2、3年ありましたが、ありがたいことに(?)会社を退職せざるを得なくなって、休むことができて、徐々にメンタルヘルス関連、生き方戦略関連の書籍を読み始めました。本を読めない時期もありましたが、コミックエッセイなどが読めたら、もしかしたらもう少し早めに何かの気付きになったかもしれない、と思いました。

僕は、これらの本を読んで、鬱や自分の考え方の癖について、理解を深めることができました。そして、「弱さを認めることで、強くしなやかに生きよう」「本音に蓋をせず、好きなこと、やりたいこと、楽しいことを最優先して生きよう」「しんどいときは休もう、逃げよう、自分を労って、また立ち上がればいい」という人生の指針となりました。

背中を押してくれる書籍に出会えますように

文章や表現で生活したい、という夢があります。5年間、正社員として働いた会社を会社都合で辞めることとなり、「なんのために頑張ってきたのだろう」「なぜ鬱になるほど無理をしたんだろう」と虚無感に襲われました。「だったら、自分の好きなことに向き合って、健康を優先し、心地良く生きる方が絶対にいい!」と思い始めました。色々な書籍に背中を押されました。

同じように、「この本で、(ちょっとだけでも)考え方、生き方の方向性を見直すことができた」と感じていただける方が一人でもいると嬉しいです。少しでも心の辛さが和らいで、人生がよりいいものに、毎日がより楽しいものとなる、そんな本に出会っていただく橋渡しとなれればいいなと考えております。

読み終わって、または読んでる最中で、おすすめの書籍はドンドンと足して、本記事を更新していく予定です。適宜、分類・構成も組み替えると思います。本記事はまとめバージョンですが、他の記事でも同じ書籍を紹介するかもしれません。重複等はお許しください。

そして、いつか、僕が書いた本も、ここで紹介している本の仲間になってほしい。

どれかがあなたの今の境遇と共鳴し、笑顔で生きるための戦略術・処方箋となり、少しでも晴れやかな気持ちで毎日を過ごせるようになることを、祈っております。

おわり。


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