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潔癖症、綺麗好き、という病気 #2

潔癖とは、本人が考える不正や不潔を嫌い、それに対して妥協しない完全なものを求める性格をいう。また、不潔恐怖症の意味でも用いられる。

wikipediaより

100人いたら100通りの清潔にたいする定義があるだろう。
私はあまり菌やそれらのものに過剰に反応したところで
完璧に排除することは不可能だし、
なんなら普段からそういうものを寛容に受け止めれば
体は順応し、風邪をひきにくくなったり抗体ができるのではないかとすら思っている。

それでもしっかりコロナにかかったし、隔年でインフルエンザにもなっている気がするのであまり意味がないといえよう。

前述した潔癖症の彼女は
こまめな手洗い、除菌を欠かさない。
いつもいい匂いがするし、清潔感があってとても好印象。

でも同僚が汗をかいて少し臭うと大騒ぎするところがある。
鼻も敏感なようだ。
お昼休憩で横で臭い臭い、とつぶやくのを聞くと
時々とても不安になる。
私も臭いと思われているのでは?とか。
生きている匂いなのに、同僚もかわいそうだなぁ、と同情したり。

生理的に受け付けない、ということは誰しもあるだろう。
けれど、ここまで敏感になってしまうと
生きづらさというものを感じる。
いつか自分も老いていく。
臭いも出るし、介護が必要になる時も来る。
ウイルスがなければ人は生きてはいけないし、抗体も作られない。
それでもCMひとつ見ても、菌は許されざるもの。
除菌、殺菌、当たり前。という風潮だ。
洗脳されてしまうのも無理はない世の中なのだ。
彼女のことは好きだけど、少し心配になってしまうのだった。

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