寂しがり屋の彼女がなかなか自分の家に帰ってくれません
飛鳥: 今日も泊まっちゃだめ...?
〇〇: 今日は仕事で忙しいんだ...
相手してあげられないよ?
飛鳥: いいよ別にっ。帰っても暇なだけだし。
〇〇: 素直に寂しいから一緒にいたいって言えばいいのに。
飛鳥: 別に寂しいとかじゃないしっ
〇〇: あっ、出た出たツンデレ飛鳥ちゃん。
飛鳥: 違うっ!ツンデレって言うなっ!
〇〇: 怒った顔も可愛いですね〜
飛鳥: もぉ〜その扱い嫌いっ!
〇〇: んふふっ。じゃあ帰る?
飛鳥: いやだ。〇〇と一緒にいたい...
〇〇: 素直でよろしい。
飛鳥: ぎゅーしてっ
ぎゅーっ。
俺は強く飛鳥を抱きしめる。
飛鳥: ずっとここにいたらだめ...?
〇〇: いいよっ。飛鳥が居たいだけいて。
飛鳥: やったぁ...
飛鳥が顔を埋めてくる。
飛鳥: 飛鳥ちゃん寂しいからぁ、ずっと〇〇の近くにいたい...
甘い声で訴えてくる飛鳥。
デレモードだ。
〇〇: 急にめっちゃ素直じゃん...
いいよ、ずっと一緒にいようね。
飛鳥: どこにも行ったらだめだからねっ。
ずっと、飛鳥ちゃんといっしょっ。
〇〇: うんっ。
俺は飛鳥の頭を優しく撫でる。
〇〇: じゃあ、仕事してくるねっ。
飛鳥: すぐ戻ってきてねっ。お仕事ふぁいとっ!
数時間後、
別の部屋でのリモートワークを終わらせ、
飛鳥のいる部屋に戻ってきた俺。
飛鳥: おそーいっ。めっちゃ待った。
少し怒った表情でこちらを見つめる飛鳥。
〇〇: しょうがないじゃん...仕事なんだから...
飛鳥が両腕を大きく広げて待っている。
飛鳥: ごめんなさいのハグしてっ
ハグをしてあげると、
飛鳥: ごめんなさいのキスもっ...
チュ...
キスをしてあげると、
ニコッと笑って
飛鳥: えへへっ、お仕事お疲れ様〜!
飛鳥は背伸びし、もう一度顔を寄せてくる。
チュ...
彼女の弾ける笑顔に癒される。
ツンデレ彼女は、意外と単純なのかもしれない。
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