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【より良い介護】元気なうちに親と旅行すべき理由

3月に実家に来訪。父・81歳は急に脚が弱くなり歩きが遅くなった。そんな中で父から遠く離れた田舎に墓参りに行きたいという申し出。気持ちが弱くなっていたこともあり、最後?の墓参りのつもりらしい。どうあれ、そんな申し出は珍しく、これまでタクシーを一日借りて5万円!?もかけて行っていたらしいので、そんな無駄なお金の使い方も息子としては納得いかず運転手代わりに連れていくことに。それから7カ月が経ち、改めて行っておいて良かったと思った理由をいくつか。日ごろ、親孝行ができない・できていない人の気持ちの後押しになればと。

1,親は急に老いていく。
2,親と話せる時間は多くない。
3,親孝行は今こそすべき。

埼玉から山梨と、関越道→圏央道→中央道と高速を駆使して、2時間半のところを高齢の父を考えて、途中途中で休憩を入れながら3時間半で到着。私を育てていた時代の話しなど、私が親になったからこそ聞いてみたいことを聞きながら、あっという間の3時間半。二人っきりで長い時間があるからこそ、許される普段は聞かない・聞けない本音をたくさん聞けた。昔、何かの論文か記事で読んだ記憶だが、向かい合ってではなく、隣り合って話す方がより緊密な関係を作りやすいという内容に納得。

それから7カ月後、父は脳梗塞で倒れた。3月の帰省で父の歩みが遅くなっていることに気付いてから、毎月1度は実家でリモートワークをしてきた。倒れる10日前も実家で両親と何気ない日常の中で過ごしていたが、それは急に訪れた。足腰は弱くなっていたものの、食は細ることもなく、頭もぼけておらず、当面は大丈夫と思っていた矢先。病床の父は脳梗塞の影響で、意識が朦朧とし、会話もままならない状態。歩きが遅くなったときに本当の意味での老人になろうとしていた父であったが、あっという間に老いを通り越して病床に伏すことになった。
そんな私が感じた、親に関する3つのこと。
1,親は急に老いていく。
2,親と話せる時間は多くない。
3,親孝行は今直ぐすべき。
今、父は脳梗塞で会話もままならず、回復がどの程度できるか分からないが、旅行に行くことは難しいのは間違いない。たまたまだったものの、あおとき二人で旅行に行っていて本当に良かったと思う。

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