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愛の実践の法⑨

3.愛の経済
 ① 真理企業とは何か?

 現代は多くの人々が仕事に就いている時代です。

 仕事とはまことにありがたいものなのです。

 ほとんどの人達は仕事の事をあまり良くは思っていないのではないでしょうか?

 仕事は辛いところで厳しいと思っていないでしょうか? できれば仕事をせずに暮らすことができればどれほどいいだろうと思ってはいないでしょうか?

 確かに仕事をしているよりも好きなことをしてのんびりと過ごす方が気楽ですね。それは分かります。

 私たちにとって仕事がどれほど大切なものであるかを理解している人は数少ないと思います。

 それは生きるためにお金を稼ぐという意味だけではなく、私たちを成長させてくれるためにはどうしても必要なものなのですよ。

 私たちは単独で生きていると自己中心的にならざるを得ません。自分のことしか考えられないのが私たちなのです。

 それは生命とは基本的に利己的であるからです。利己的であるということは生物が生きていくためには必要なことなのです。

 ところが、弱肉強食の動物界を見るとよく分かるように、利己的な生物同士が出会うと基本的に争いに至ります。

 それは餌が限られているから、自分が先に得たいからですね。だから、争って勝たなければなりません。

 それが動物界ですが、人間社会では、なるべく多くの人が生活を維持して生きていけるように分配しているのが仕事の役割なのです。

 人間は仕事に従事して働く代わりに報酬を得て生活ができるわけなのです。

 動物界のように弱肉強食の中で怯えながら生きなくてもいいのです。仕事のおかげで。

 そして、現代のように仕事も高度化してきますと、仕事の内容により個人の能力が鍛えられるというメリットもあります。

 私たちは単なる単純作業だけでなく、さまざまな多岐にわたる仕事を通じて、面識を広げて対応能力を鍛えているわけなのです。

 それが私たちの成長にも、直接的に寄与しているわけなのです。

 この意味で仕事とはとてもありがたいものであり、現代人には欠かせないものなのです。

 勤労感謝という言葉がありますが、これは勤労してくれる人に感謝することではありません。勤労ができることに感謝することなのです。勤労とはそれほどありがたいものなのですから。

 さて、そのような勤労について現代社会を見てみると、明らかに間違った仕事が多くあることに気づかなければなりません。

 現代の企業は利益を求めて本末転倒の運営をしているところが多くあります。

 経営者は単に自分の会社を運営しているだけではなく多くの労働者の生活を担っている責任感を持たなければなりません。

 それができないならば会社など始めてはいけないのです。

 労働者の生活を第一に考えて運営をしなければなりません。

 利益はもちろん大切ですが、そのためにリストラしていては本末転倒のことです。

 もちろん経営は思うようにいかないことも多いとは思いますが、目先の利益よりも労働者のために安定した運営を第一にすべきです。

 そして、何よりも労働者を気遣い励まして、お互いが共に成長していけるように寄り添うことです。

 給料は労働の見返りに払うだけのことで、主従関係の根拠は何もありません。

 経営者が労働者を上から目線で見る正当な理由など何もないのです。傲慢以外のなにものでもないことを理解してください。

 企業とは、大きな家族のようなものです。

 縁あって同じ仕事に従事することになった仲間たちです。その中の役割によって地位が変わるということなど間違った概念であることを知らなければなりません。

 これは、もちろん労働者側にも言えることです。

 自分はただ給料のために言われたことをしているだけで何の責任もない、辞めれば済むことだと思っているなら大間違いです。

 仕事とは社会の安定のために、多くの人々を争わせずに安定した生活を保証するために行うものであり、自分も労働を供給する側として社会にその責任を負っていることを理解しなければなりません。

 身勝手な行動で上司を困らせたり経営者を窮地に立たせるようなことのないように心がけるのは当然のことで、求められていることは経営者と共に同じく働く仲間として企業を発展させてより多くの人々に恩恵を与えられるように努めることです。

 こうしたことが労使の正しい考え方なのです。

 これを実行していたら、どうして労働争議など起こるでしょうか?

 ブラック企業などあり得ないことです。リストラなどあってはいけないことなのです。

 共に、同じ志で企業に尽くす。これが原点であり、これを間違えている人達が仕事を困難なものにして、辛く厳しいものにしています。

 愛のない仕事になってしまっている企業がほとんどではないでしょうか?

 それは労使が同じ志を持っていないことと利益のために過当な競争に走ってしまっているからです。

 利益を得て何に使うのか? 自分たちだけの贅沢な暮らしを実現しようと考えているから、間違うのです。

 利益はすべての関係者に平等に分配されるべきであり、運営はその恩恵を受ける者たちが共に考えて協働して行うものであり、みんなの連帯責任であり、損益も利益もみんなで受けるべきです。

 こうした本来の運営をする企業こそが真理企業と呼ぶ、新しい未来を切り拓く企業群なのです。

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