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愛の実践の法⑧

2.家庭内ユートピア
 ② 子供への愛の教育

 家庭とは共に生きると誓った夫婦の拠点ですが、この二人の間から新しく生まれてくる子供は家庭にとっての宝物です。

 夫婦の愛の結晶が子供であるわけですね。

 子供をもうけると夫婦には新しく仕事が生まれます。子育てという仕事です。

 子供というのは、家庭の宝物なのです。これをいかに素晴らしい輝きを発する人に育てるかが夫婦に任されたわけなのですね。

 教育は学校がするものだと思い込んでいる人はいませんか?

 特に現代の学校は知識を詰め込むだけの場所であり、それを教育と思って野放しにしていては子供が立派に育つことなどないことを知ってください。

 必要なものは知識だけではありません。家庭という場で夫婦が教えなければならないことがあるのです。

 それは、人間としての必要なことです。人生を生きていく上で覚えておかなければならないことです。

 幼い子供は親の愛情によって育ちます。もしも誰も世話をする人がいなければ赤ちゃんは生きていくことができません。

 これが何を意味するのでしょうか?

 それは人間としての最初の時から愛というもののありがたさを教えられているのですよ。

 愛があったからこそ、生きてこられたという厳然なる事実を私たちは忘れてはいけません。

 人間は赤ちゃんのときからそれを身をもって学んでいるのです。

 ならば夫婦が親として教えなければならないことも愛を根本としたことであることは想像に難くありませんね。

 家庭の要は夫婦の愛です。その愛によって育まれるのが子供なのです。

 まずは子供達に愛というものを身をもって教えなければなりません。それが家庭の役割なのです。

 愛を知らずに育った子供は社会に出てもうまく適応できなかったり、反抗して閉じこもってしまいます。

 それは子供の責任よりも家庭での愛の不足によって子供に充分な生きる気力が生まれていないからなのです。

 家庭という場は夫婦だけではなく、子供達にとっても憩いの場であり、活力を充填する場でなければなりません。

 そのためには家族のみんなが愛によって励まし合い、いたわり合って憩える雰囲気を醸成していかなければなりません。

 それは、夫婦のお互いの努力と、子供達への教育によってもたらされるわけなのです。

 ですから、子供達への教育は彼らが社会へ無事に旅立てるように、愛をベースにして行われなければならないのです。

 教育そのものが愛の行いの実践なのですよ。

 本当に子供を愛して育てると、甘やかせることにはなりません。

 甘やかせて何もさせずに育てられた子がやがて社会に出たら苦労するに決まっていますから、本当に愛情を持って育てていれば、この子のことを思えば必要なことは教えて、最低限のしつけはせざるを得なくなります。

 なぜなら、何のしつけもされずに育った子が社会でうまく適応できるとは思えないからですね。

 面倒だからとか、何を教えていいか分からないとか、逃げていると出来の悪い子が育って親も苦労しなければならなくなります。

 教育の基本は子供への限りない愛情です。子供の将来を考えて今から教えるべきことを教えるのが家庭教育であり、学校での教育よりもずっと大切な教育なのですよ。

 子供のあるべき姿を見て、それに近づけるように教えるのです。

 基本は愛のある子に育つように、他の子と仲良くすることを教えて、誰とも平等に生きることを教え、思いやりをもって優しく生きることを教えるのです。

 こうしたことを日々の具体的な行動で確認しながら、矯正すべき時には親の権威を持ってしつけていくことです。

 それが一番の子供のためなのです。子供への愛情が教育という表れなのですから。

 このような家庭で愛の教育を受けて育った子供は国の宝です。国家の繁栄は素晴らしい国民の賜物なのです。

 しかし、親たるものは子供への純粋な愛情により動かなければなりません。私情では動いてはなりませんよ。

 自分達の老後の世話をしてもらうために育てているとか、自分達が楽な暮らしができるように子供に英才教育をして稼いでもらうとか、

 こんな思惑からの教育は愛ではなく、子供への束縛以外のなにものでもありません。

 子供に鎖をかけて縛り上げるような教育は絶対に行ってはいけません。これは愛のように見えても、愛のない行いにすぎません。子供を早くから支配して無気力にする最悪の教育に過ぎないのです。

 子供には無限の可能性があります。それを信じて阻害することのないように育てなければならないのです。

 暖かく見守って、基本は子供の自由にさせてあげることです。それこそ愛の行いなのですから。

 家庭に必要なのは、こうした愛のある家族のお互いの愛の行いなのです。

 それを受けて、その中で育つからこそ立派な子供に育っていくのですよ。

 子供はやがては愛のある家庭の中で一つの役割を務められる人に育ちます。

 愛のある家庭の中の一員として愛の行いを自然とできる素晴らしい人になって社会へと出て行くのです。

 このような愛に溢れた素晴らしい人達が社会をユートピアに変えていくわけなのです。その源泉は家庭にあるわけなのですよ。

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