見出し画像

「敬語」について

「2ちゃんねる」の開設者で
「ニコニコ動画」の元管理人でもある
「ひろゆき」こと西村博之さんが、
とあるネットメディアで

「職場の人間関係におけるいくつかの地雷」

…について語っておりました。

その「地雷」のなかから一例を挙げると…

「新しく職場に入ってきた新入社員」

──ひろゆき氏曰く、

どんな職場にも新人はいて、どんな人にでも
「新人だった頃」はある。
しかし、時が経つにつれて、(新人だった)当時の
記憶は薄れてしまい、中堅やベテランになる頃には、
すっかり偉そうになってしまう人が多い。
しかし、“先輩”は「先にそこにいるだけ」で、
「先にいる」から仕事を覚えている。
それを勘違いして「自分のほうがすごい」と
思い込んでしまいがち。

いっぽうで、新人はみるみる仕事を覚え、
どんどんと成長する。
先輩であるあなたを追い抜いてしまう可能性もある。

「こんなこともできないのか」と新人を虐めるのは、虎の赤ちゃんをいじめるようになもの。
赤ちゃんの頃は「猫と変わらないじゃん」と
思っていても、成長して立派な虎になったら
絶対に歯向かってくる。
そういう想像力が働かない人が不思議でならない。

…とのこと。したがって、ひろゆき氏は

どんな人に対しても
「敬語」を使って「さん」付けで接する

…のだそう。
相手が新入社員だろうが学生だろうが同様。
初対面ならなおさら。

「この人、仕事できるのかな?」

…みたいに微妙なケースでも例外じゃない。

「人はある時に急成長するもので、
急成長して将来偉くなった人が
大きな仕事を
くれることだってあり得るから」

…なのだと言います。

さまざまなリスク最小限にまで削った、
じつに慎重なロジックだと、
思わず感心してしまいした。

かくなるぼくも年下・年上は関係なく、
初対面の人には必ず

「敬語&さん付けしちゃう派」

…で、3歳児でも下手すりゃ赤ちゃんにでも、
基本は敬語で話しかけます。

ぼくは子どもがいないので

「乳幼児の扱い方」

…がよくわからない…ってえのもあるのですが、
原則としては

「子どもも一人の人間として人格を尊重する」

…といった「平等の精神」根底にあり、
だからなのか…ぼくは子どもに対する態度は
ぶっきらぼうであるにもかかわらず、
意外と彼ら彼女らから好かれたりもします。

ただ、ひろゆき氏が先述した戦略的なものでも、
今さっきぼくが申したような綺麗事でもなく、
敬語ってヤツは、なによりも

「これ以上、私の深い領域に
踏み込んで来ないでください」

…といった、シールド的な機能を
果たしてくれることが、
ぼくにとっては大きくもあるのです。

仕事以外では関わりたくない人
一定の距離を保ちたいときは、
とりあえず敬語を使ってりゃいい
──誰にでも敬語を使う癖をつけておくのは、
とにかく楽チン

でも、そんなことを言ってるから、
もっとプライベートでも距離を縮めたい相手
対峙したとき…
敬語のくずし方やそのタイミングに苦心してしまう
──たとえば、合コンでもこのnoteのコラムでも

「フレンドリー」

…を装うことができず、
お目当ての女性や貴重な読者様を
リリースしてしまうことも多々あったりして…。
まさに「敬語使い」

「諸刃の剣」

…なのです。

ってなわけで! 
ぼくと同じような悩みをお持ちのあなたのために…
次回は、仲良しのコラムニストである
藤田尚弓さんから伺った

「会話で敬語をくずすタイミング」

…について、言及してみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?