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小野町春香さんのネームロゴが出来るまで

にじさんじ所属バーチャルライバー
小野町旅館の若女将 小野町春香さんのファンアートネームロゴ
「大正ロマンな和風かわいいロゴ」をコンセプトに制作

小野町さんのロゴは、私にとってターニングポイントといえる作品です。
というのも、私にとって“和風な文字”は、筆字や明朝体のようなシャープでカッコイイものというイメージで、どうしたら可愛く表現できるかわからずにずっと避け続けてきたジャンルでした。

そうしていくつか制作をしている内に、今ならできるかもしれない、と挑戦して出来上がったのがこのロゴです。
自分の考える“かわいい和風ロゴ”の方向性が少し固まった作品になったと思っています。


制作にあたり、まず必須要素として考えたのが
・和風
・品のあるかわいさ
・温泉マーク
・桜
・着物にデザインされている家紋のようなマーク

“和風”と“かわいい”の組み合わせは前述したように苦手としている所だったので、一つずつ考えるのではなく全ての要素を念頭に置いた上で、文字組から練っていくことにしました。

そこで悩んだのが「温泉マーク」の入れどころ。
マークとしての印象が強すぎて、そのままだとどこに入れても主張が激しく目立ちすぎてしまうので、文字に馴染ませることができませんでした。


なので、少し視点を変えて“湯気を表す三本の波線”のみを文字内に盛り込む方向へシフト。

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試しに「小」の文字に入れてみた所ピッタリで、そのまま「野」「町」の縦線に当てはめ、温泉マークのように湯気の波線が横に並ぶ配置を再現することにしました。

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ここで一旦全ての文字を組みバランスを確認。
小野町さん自身を一番イメージできる「春」を大きくし、形の近しい「香」を始め、線の払い等から明朝体を連想できるようにして“和風”を表現することに。

さらに「小」には桜の花びら、「野」にはアイドル犬の番頭さん、「町」には旅館の障子扉+和風デザインでよく見られる雲の形、「春」と「香」の横線はかんざし、と思いつくものを手当たり次第に入れ込みました。

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特に「野」は番頭さんを入れることでイラスト的な印象が強くなっていますが、文字としてのシルエットはある程度保っているので「見てくれる人が脳内補完で“野”と読んでくれるだろう」という考えで盛り込みました。

家紋のようなマークは英字の頭文字である「O」に当てはめて入れてあります。

全体の構成と文字組が完成したので、最後に配色と全体の加工。
配色はもちろん、春のイメージと着物の色から桜色と紅色で構成し、ワンポイントとしてかんざしの水色を浮き出て見えないように調整して入れました。
全体の加工はふんわりとした優しい雰囲気を出すために、ぼかしをかけた白枠のみとし、ドロップシャドウを入れてどんな背景に置いてもロゴとして機能するようにしてあります。

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・新衣装に合わせてロゴをアレンジ

2020年4月末頃に5万人記念の新衣装がお披露目されました。
その新衣装があまりにも素敵だったので、ロゴも新衣装の雰囲気に合うものを作ることにしました。

衣装に合わせて一から作り直そうかとも思いましたが、ずっとロゴを使っていただいていたこともあり、全体の構成や雰囲気は変えずにアレンジする方向で制作をスタート。
冒頭に書いた「大正ロマンな和風かわいいロゴ」というコンセプトに沿って調整を施しました。

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“大正ロマン”をどう表現すべきか色々悩みましたが
・各文字を少し縦長に
・角ばった文字に変更して線の端にセリフを付ける

以上の2点を施すことで狙った印象を表現できると考え、文字やバランスを調整しました。
加えて、番頭さんにリボン、右上に桜を2つ置いて新衣装の雰囲気により近くなるようにしてあります。

配色と全体の加工にほとんど変更はありませんが、より鮮やかさを出すため英字部分を全て水色に変更。ドロップシャドウも桜色にしてより馴染みやすいものを目指しました。

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いまだに“かわいい和風ロゴ”に関しては答えを探し求めている途中ですが、小野町さんのロゴを作ったことで、間違いなく一歩前に進めたと思っています。
最初のロゴもアレンジ版も色々悩みながら楽しく制作できたので、お気に入りの作品です。


小野町春香さんのTwitterYouTubeチャンネルはこちら↓


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