「私の世界」で見る夢の話

私の世界では並行世界(パラレルワールド)を採用している。そして意識が飛んでいるとき、眠りについていたり失神していたりするとき、夢を見ることがある。

その夢は記憶の整理という一面もあるが並行世界の自分を垣間見るという側面もある。具体的にはその日頭に入れた情報の中で特に印象に残ったものをキーワードに並行世界を検索し該当する時と場所の自分にダイブするというものである。

玲符視 鳴子を初めとする夢魔も基本的にはこうした並行世界へとんだ意識の飛び方に介入してイタズラを行う性質を持つ。

予知夢や明晰夢、過去の夢なども全ては「ありえたかもしれない自分」の一つなのである。

予知夢や明晰夢は「これからあり得る自分」、過去の夢は「ありえたかもしれない自分」をそれぞれ見ている。多少の誤差があるのはその為である。

夢の中で「これは夢だ」と気付いてしまうのは少し危険なことだというのが分かるだろう。時折戻れなくなる者が出るのもまた夢なのだ。その場合いわゆる神隠しであったり植物状態であったりとあまり幸運とは言えない状態になることが多い。

夢は夢として楽しむのが賢明であるといえるだろう。浪漫のある可能性の旅行として…

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