新年のご挨拶と中国輸入業界の大予想【2022年最新版】
新年ということもあり、今から日本の3大プラットフォームである「アマゾン」「楽天」「ヤフーショッピング」の3つに絞って、2022年の中国輸入業界の展望と現状をお伝えしたいと思います。
Amazonは相変わらず中国人の支配が続く
2022年もAmazonを使った中国輸入は中国勢力の支配が続くことが予想されます。
そして、中国人同士の潰しあいもさらにエスカレートしてくると思います。
2022年も相変わらずAmazonには近づかない方がストレスなく過ごせると思います。
さらに、中国製品に限って言えばAmazonは既に出店者が多すぎます。
そのため商品を普通に出品しただけでは検索したユーザーの目に見える位置に表示されることがほとんどできない状況です。
そのため初動から何かアマゾンのSEOをハックするようなテクニックを使うか、もしくは広告費を投入することが必須になってしまっているのが現状です。
そうでもしなければ、出品者が溢れかえったアマゾンで自分の商品をユーザーに見つけてもらうことはとても難しくその傾向は今後もさらに過酷な状況になっていくと予想します。
もし、その動きが弱まるとすればAmazonが楽天のように簡単に出店できなくさせ店舗数をコントロールした場合でしょう。
ただ、アマゾンから見れば既に出店者は飽和しているわけで、そうなればユーザーにとってもAmazonにとっても最善の方法は、
最初からそのジャンルに対して専門的な業者を集めたプラットフォームに変更をしていくことだと私は思います。
今後は最初から商品に対するバックグラウンドを持っている出品者だけを優遇してくる方向により強く舵を切っていくことが予想されます。
分かりやすく言うと、いままでは誰でも出品できた商品ジャンルであっても、今後は多くのジャンルで法律的な書類の提出を求められ、
それらを用意できない出品者(転売屋)は最初から出品できないようにしてくるということです。
また、アマゾンは中国本土からアマゾンが日本に用意したFBAという自動販売倉庫を使うことを推奨しているので、
それはつまり、最初からグローバルなプラットフォームを目指しており、Amazonの日本支社のCEOも中国人を起用していることを考えれば、
中国商品を販売したい日本人プレイヤーとしては絶対に避けるべき販売プラットフォームであることは今後もまったく変わりません。
中国商品を扱う日本人プレイヤーがアマゾンで復活できる日があるとすれば日本政府が、日本で販売した商品に対して納税していない中国人プレイヤーに何かしらのペナルティ制度を導入したときだと思いますが、
私の見立てではそうなる可能性は現時点ではほとんどありえないと思うし、今後数年の間に期待できる内容でもありません。
消費者金融だってあれだけの主婦やサラリーマンが借金漬けになっている現状から20年以上経ってようやく日本政府がルールを変更したことを考えれば、
日本政府がAmazonの中国人セラーのためだけにすぐに法律を変更することを期待することのほうが間違っています。
また、変更したところで中国人セラーが日本から出ていくのはでなく、やっとそこで商売の戦う条件が同じになっただけなのです。
中国人は日本のAmazonで勝つための方程式が完成してそれが出回ってしまった以上我々に勝ち目はありません。
なぜなら、彼らの方がハングリーだからです。
特に日本政府はアメリカの企業(Amazon)に対して及び腰で、これが楽天なら話は変わったと思いますが、アメリカの会社であるアマゾンにどこまで強気になれるのか甚だ疑問です。
そのアマゾン自身がグローバルなプラットフォーム環境を構築することを求めているので、そのことについてアマゾンに期待しても時間の無駄なので、
引き続き我々ができる方法があるとすれば中国輸入をやっている間はAmazonに近づかないことくらいです。
さらにひどいことに中国人がひしめき合う場所では不正レビューが横行しています。
今後もその傾向は止まることはないでしょう。
というよりも、今のAmazonのシステムではこの不正レビューを取り締まることはできないし今後もできないと思っています。
またAmazonのレビューシステムが現状の仕組みから変わったところで、その変更が中国人に不利で我々日本人に有利になるという保証はどこにもありません。
つまり、Amazonで日本人が中国製品で大儲けしていることが分かれば、すぐさま低評価のレビューが中国人セラーの指示で大量に投下され日本人プレイヤーは簡単に退場させられることになるのです。
中国ではやらせレビューを大量に入れてくれる工場がノウハウを発信する情報発信者達で共有されていると思われます。
そして、それを止める方法は今の我々には存在しません。
世界の70%を生産する中国製品を日本のECサイトの大手で販売できないのは日本に住む日本人としても悔しいですが、
徳川家康が国を守るために織田信長の傘下に入ったことと同じように、今は我々も耐え忍ぶ道を余儀なくされていると考えて引き続き耐えて行きましょう。
(徳川家康の肖像画)
また、このような現状になって分かったことがあるとすれば、我々日本人はいままで競争社会のぬるま湯に使ってきたということです。
分かりやすく言うと、現状のAmazonは日本人が国際競争で勝負したときに起きる結果の縮小版に近い状況だということです。
日本人が世界に出て戦っても活躍できないことは日本のAmazonの現状を見れば簡単に理解できるはずです。
もしかしたら、これを読んでるあなたは既に自分が中国人にやられたことすら気が付かないでAmazonから退場させられてしまった後かもしれません。
もし、既にAmazonであなたに心当たりのないアカウント停止などがあったとするなら客のふりをした中国人グループの仕業も疑ってかかったほうが良いということです。
しかし、Amazonではアカウント停止の理由は質問しても教えてもらえないことも多く、
結局、自分が中国人セラーに敗れ去ったこともわからずヤフーショッピングや楽天に追いやられているプレイヤーも沢山いると思います。
私自身は、2016年の後半からこのAmazonの中国人セラーの危険性を多くの中国輸入プレイヤーに説いてきましたがその意見はほとんど受け入れられず、
むしろ、中国人が卑劣な方法で多くの日本人のプレイヤーを追放していることを伝えても99%の確率で「正々堂々」と戦いたがり、
結局、最後は討ち死にしていくだけの民族だということが私はそこでようやく理解できました。
この日本人の正々堂々と戦いたがる習性は、遡ると昔の近江商人の3方良しの考え方が根付いていることに気が付きました。
三方良しとは、売り手と買い手と社会全体の3方向が良いことが最も良いビジネスだという古い考えで、
その古い考えにとらわれている中国輸入の情報発信者を信じたがるプレイヤーのほとんどが犠牲になり消えていきました。
また、Amazon販売しか教えられないコンサルタントが客を取りたいために「中国人に勝てますよ!」と簡単に言っていることも大きな問題の一つです。
ようは国際競争の場(日本のAmazon)に300年前の鎖国時代の日本の商習慣を教えて大勢を敗軍に追いやったアホの指揮官がネットの中の至るところに存在するというわけです。
だいたいそういう人は自分では既にAmazonで中国商品は販売しておらず、裏で日本製の商品を販売していたりするのです。
ようは、使い古された自分が現在はやっていないAmazon×中国輸入を販売してそれで得た資金で、
裏では自分だけが新しくやろうとしているD2Cとか日本製の化粧品とかに回す仕入れ資金を調達するために
「中国人に全然勝てますよ!」とか、平気で言っちゃってるのです。
どうせ自分はやってないのでAmazonで中国人に勝てるという証拠のアカウントを要求しても絶対に見せようとしないですから。
それで確定です。
もしかしたら、その代わりその資金で得たD2Cとかやってるアカウントを見せてくる可能性はあります。
それも利益額がこちらサイドからは確認しようがないからラチがあきません。
とくにそういう人達は顔出ししてYou Tubeに沢山いるので注意してください。
顔出ししているから安心でしょ、は大きな間違いです。
私から見ればYou Tubeで顔出ししないといけないくらい経済的に追い込まれている状況なんだと思っています。
考えて見てください。
相手は中国本土にいる13億人以上の中国人コミニティーと貧乏な中国人留学生のコミニティを活用し、我々日本人の利益を躊躇なく襲いかかってきたのです。
私が何度、「中国人に警戒せよ!楽天に避難せよ!」と号令を出しても、その情報発信者の意見を鵜呑みにした頭の弱いプレイヤー達は(本当はその人達も新しいことを学ぶのがめんどくさいと心のどこかで考えている)
「我々は正々堂々と戦います!」と言われてしまうだけでした。
「呑気なこと言ってないで現実をちゃんと見ろ!」と言おうものならば、
即座にツイッターやYou Tubeを使われAmazonの情報を売りたい情報発信者達に取り囲まれてしまい、
日本人の利益を奪いに来た中国人セラー達ではなく、忠告した私の方が敵のような言い方で追い詰められてしまい、
私はそれ以来強く主張することができなくなってしまいました。
もちろん、そのあとは、中国人にやられた日本人プレイヤーの多くが借金が返済できずに破産し一家離散まで追い込まれてしまい、
その結果、中にはノイローゼで自殺した者や独立以前の職場よりも待遇の悪い環境に再就職するハメになった日本人プレイヤーも数多く生まれました。
討ち死にしたその死骸(日本人プレイヤー)の数を見て、もっと自分に力があれば、もっと日本人に国際社会の戦い方を早く伝えることができればと、
自分の無力さと日本人の国際社会での商売の戦い方の知恵のなさを嘆き、悔し涙を流したあの日のことは今でも脳裏に焼き付いたままです。
ヤフーショッピングの飽和は急加速している
我々中国輸入プレイヤーにとっても2022年はヤフーショッピングはほとんどオワコンになると予想します。
というか、もう既になっています。
その状態はさらに加速するで間違いありません。
なにが問題なのかというと、日本人プレイヤーの急激な増加とヤフーショッピングを使うユーザーの増え方が乖離していることです。
アマゾンで儲からなくなった日本人プレイヤーの多くがヤフーショッピングに流れついたことによってヤフーの出店者の数が飽和していることが問題の原因です。
また、Amazonやメルカリを教えていた情報発信者も2018年頃からWATANABEの動きを見て、
「やっぱりヤフーショッピングが儲かります!」と進路変更をし始めたことも原因の一つです。
2018年くらいは20万店舗だったヤフーショッピングは2021年の4月には87万店舗まで増えてしまいました。
いくらヤフーショッピングのユーザーが増加していると言っても、この出店者の増加に見合うだけのユーザー(お客)の増加は体感できません。
その結果、ヤフーショッピングは「PRオプションと」言って販売手数料を限界の30%に引き上げた店舗の商品を最も上位に表示する「おすすめ順」を検索結果のデフォルトに変更しました。
ヤフーショッピングから見てもAmazonと同じように出店者はもう十分に出揃ったわけで出品手数料無料はあくまでも名目上であり、
ヤフーショッピングに高額な手数料を上納することを約束した店舗の商品しかユーザーに商品を見つけてもらうことをできなくした、というわけです。
逆に楽天は出店店舗数を平均4〜5万店舗にとどめているので、それから考えてみても80万店舗というのは異常な数値であり、
さらに2022年中には100万店舗になるくらいの勢いだそうです。
その割にはユーザーがアマゾンや楽天と比べても圧倒的に少ないので、売れ行きのよいいわゆる美味しいカテゴリーも他の2つのサイトと比べても圧倒的に少なく、
さらに売れたとしても今後は販売手数料も最大30%まで請求されるので、(広告費というものはライバルと競い合い最大まで到達するように仕組みが完成されている)
我々、中国輸入プレイヤーにとってヤフーショッピングは簡単な販路ではなく、むしろヤフーショッピングから早期に脱出することを検討する必要があるのが2022年という年になるでしょう。
また、現在、ヤフーショッピングで売れ行きの良いカテゴリーが存在してもその数はとても少なく狭き門のため初心者プレイヤーでは椅子取りゲームの戦いには勝てず、
もし、ヤフーショッピングで十分な月利を望むなら最初から完璧なノウハウを持ってカテゴリーすらも狙いを定めて戦う必要が今後ますます必須になってしまいます。
ヤフーショッピングの販売が得意なコンサルタントや経験者と組まなければ小銭程度にしか稼げずとても独立を維持していくことは不可能だと思います。
また、ヤフーショッピングが得意なコンサルタントと組んだとしても、その生徒同士のぶつかり合いになることは避けられません。
なぜなら、ヤフーショッピングには中国輸入のプレイヤー全ての生活を成り立たせるだけの美味しいカテゴリーは数える程度しかなく、
仮に存在したとしても、ちゃんと数えれば実は100個程度しか存在しないのではないでしょうか。
その椅子の取り合いになるということです。
そして、そんなことになれば大多数のプレイヤーは生活を成り立たせるだけの利益を確保できないので、
自然とヤフーショッピングからの早期脱却、売上減少の穴埋め対策を考える必要が出てくるというわけです。
おそらく、多くの情報発信者(特にYouTube系)は「ヤフーショッピングはまだ大丈夫だ!」と声高らかに宣言するでしょうが、
それはポジショントークが多分に含まれていることは間違いありません。
というか、現時点で「中国輸入&ヤフーショッピングを儲かる」と言っている発信者は完全にアホです。
信じた時点で負け確です。
それは2016年に私がAmazonの中国人セラーに対して注意喚起していたときのデジャブとまったく同じ状況で、
残念ですが、その話を真に受けて安易に独立した人間から再就職していくことになると思います。
そして、いまヤフーショッピングを推奨している情報発信者も2022年の末までにはその発言の内容を徐々に変えていき、
「楽天で勝負しましょう!」と、
いつの間にか気が付かれないように発言の進路変更をしていることに100万ペリカを賭けても良いと思っています。
ヤフーショッピングで月収100万円を狙うには想像以上に狭き門のため、実践者のほとんどからクレームが入った辺りから、
「今は楽天ですよ!」と、しれっと変更を促してくることが予想されます。
残念ですが2022年以降の中国輸入は楽天なくして大儲けは狙えません
残念なことに今の日本の中国輸入業界はここまで追いやられてしまいました。
中国輸入の醍醐味は安い価格で輸入ビジネスが練習できることにありました。
しかし、いまの中国輸入業界は楽天しか生き残るすべはなく、特に初心者がスタートするには、メルカリから始めようが、最終的には必ず楽天を目指すか、そもそも最初から楽天を狙うしか道はなくなってしまったのです。
しかし、楽天には初心者が簡単に参入できない大きな壁が存在します。
それは、一年分の出店手数料30万円を前払いで支払う必要があることです。
この30万円の壁があるからこそ、ある意味その高額な手数料に躊躇したプレイヤーが多かったわけで、
その金額を乗り越えたプレイヤーから順番に現在まで甘い汁を吸えたわけなのです。
しかし、これからは多くの中国輸入プレイヤーが楽天に参入することになるでしょう。
また、楽天で成功するために初心者が超えなければならない壁はまだあります。
楽天はライバルの商品ページのクオリティが日本で最も高い場所なので、独学で作った商品ページや程度ではまったく太刀打ちできないことです。
まず、商品ページというものは作り方を教わってたとしても、満足のいくクヲリティーに仕上げるまでには本人のアウトプットの回数も多くを必要とするものなのです。
教えてもらってすぐに売れるページが作れる人がいたとしたらその人は天才です。
つまり、レベルの低かったノウハウで月収100万円を簡単に作れていた時代は完全に終了し初心者であっても独立を目指して参入するからには、
最初からレベルの高いノウハウを身につけた状態でスタートしなくてはいけなくなってしまっているのが2022年の中国業界の現状なのです。
もし、唯一、中国輸入のメリットを上げるとしたら、中国輸入業界は歴史がある程度あるので生き残っているプレイヤーに教わることで最初から高度な内容を教えてもらうことができる点のみです。
私は9年前に中国輸入のコンサルを受けたときは、たったの1年半程度で相乗り出品しか経験のないプレイヤーに教わりました。
いま思えば、メルカリ転売よりもひどいノウハウで、そのあと外の世界に放り出されてもまったく通用しないノウハウでした。
卒業したあとも、現在私が使っているノウハウの20分の1も完成していない状態で放り出されたので、
卒業後も多くのプレイヤーが開催するセミナーに出かけ、部分部分ノウハウを覚えて積み重ねていきました。
ですが、現在の私の生徒を考えると中国輸入歴9年間で学んだ内容を一気通貫で教わることができるのでその点だけは我々初期のプレイヤーよりもとても恵まれていると思います。
つまり勉強時間を圧倒的に短縮できているという点で恵まれているということです。
しかし、そのような高度なノウハウであっても適当に覚えただけでは独立して満足いくだけの結果を残すことができないという時点で、
やはり中国輸入のボーナスステージは完全に終了し高度なスキルをマスターしたプレイヤー達だけのガチンコ勝負になってしまっていることは中国輸入業界の成熟期に参入するプレイヤーの大きなデメリットであるということは否めません。
そのため、さらに2023年に差し掛かる頃には2021年前に通用していたやり方さえも楽天では通用しなくなる可能性が高いということです。
なぜなら参入してくるライバルのプレイヤーは最初から高度なスキルを学んだ状態で攻めてくるからですから。
楽天の中国輸入も工夫が重要になっていく
現在の楽天は信じられないことですがタオバオやアリババの画像を流用した商品ページであっても各々のジャンルのトップに君臨することは珍しくありません。
むしろ、アウトプットの量が足りてない初心者にとっては高額なデザイナー会社で商品ページを作ったとしても、
ユーザーが欲しがるような売れるデザインを表現できるようになるまでにアウトプットの回数が必要になるので1年程度は練習期間になるケースがほとんどです。
そのためタオバオで売れてる商品ページをそのまま日本語に書き換えて出品するほうが出来栄えも良いので簡単に売上を作れる時代が最近まで続きました。
そんな簡単な方法で利益を上げることができたのは他でもない、あの楽天のバカ高い出店手数料のおかげだったのです。
そして、ほとんどの初心者はコンサルなど受けずにまず無料で自分の力だけで試そうとします。
そう考えると完成されたノウハウを身に着けていない初心者にとっては30万円の高額な手数料が必要な楽天は候補に上がることありません。
そのためほとんどが無料で始められるヤフーショッピングや情報が多く出回っているAmazonからスタートするので、
楽天は出店手数料の壁を乗り越えられたプレイヤーたちだけのオアシスのような状態が続いていたのです。
今後、必ず楽天の中国輸入プレイヤーは増加します。
その最も大きな要因は店舗数が異常にまで膨れ上がったヤフーショッピングに存在する既存の中国輸入プレイヤー達の存在です。
彼らは、安い手数料に魅了されてヤフーショッピングをスタートさせました。
しかし、2021年後半になって出展者が出揃ったヤフーは高額な販売手数料を設定したお店の商品だけを検索結果の上位にすることを決めました。
すると、この高額手数料を知ったヤフーの販売者たちの多くは「これなら、30万円払っても楽天の方が手数料も安い」ということに嫌でも気がくことになるからです。
もうひとつ、ヤフーショッピングのプレイヤーが楽天に押し寄せてくる大きな要因の一つにヤフーの商品ページは楽天でも使い回しが効くことに気がつくからです。
そこで、今後の楽天はヤフーショッピングの高額な手数料と、増えすぎた出店者の数に嫌気が差した既存のヤフショのプレイヤーの多くが楽天に大移動することが予想されます。
そうなると、楽天の出店者の数は増えていき、現在楽天でタオバオの画像を流用していただけのプレイヤーはヤフーから押し寄せてきたライバルたちに簡単に真似されて売上が減っていくことが予想されるわけです。
もし、この予想が2022年中に起き始めたとしたら2023年には楽天は出店者の審査を今よりも厳格にすると思います。
なんとなくですがその時期は2023年の前半から起きると思います。
そして、2024年の後半まで厳格な審査が続くことが予想されます。
ちなみに、過去の楽天は出店者数を4万店舗付近に常に抑えていて、申し込み店舗増えてきたら審査を厳しくして、
そのときは既に200万円以上の売上のある見込みのある店舗だけを審査に通過させていました。これは実際に2017年に起きた現象です。
そのときは、2019年の中盤までその傾向が続き、実に1年半以上の期間売上の実績がまったくない人は審査に受かることができない期間が続きました。
そしてようやく、2019年の中盤から、売上のない新店舗でも出店させはじめました。
そして、2017年後半から2019年の中盤の実に2年近く審査を厳しくしたことにより、
30万円の高額の出店手数料に二の足を踏んだAmazon×中国輸入プレイヤーの多くが楽天の審査を通過できませんでした。
慌てて申し込んだときには大量の出店者が同時に押し寄せていたタイミングだったため、申し込み者の9割が不合格になるという現象がおきました。
その後、楽天に逃げ遅れた中国輸入プレイヤーの多くが、独立以前よりも待遇の悪い環境に再就職することになったというわけです。
もし、また同じことが起きれば、いま私が想像しているよりもだいぶ長く、楽天に出店しているプレイヤーのボーナスステージは続くということです。
それはつまり、楽天が出店者数を4万店舗程度に今後もコントロールするのかどうかにかかっているというわけです。
もし、いまのヤフーショッピングの100万店舗の10%でも楽天に大移動を始めた場合は単純に10万店舗増えるわけですが、そうなると今の4万店舗から14万店舗に増えるわけで、
そうなると売上は単純に3分の1程度になってしまう計算です。
しかし、いままでの楽天の動きから予想するに、例え大量に出店の申込者が押し寄せたとしても、楽天は1万店舗程度しか審査を通過することができないようにするはずです。
つまり、2022年に楽天に出店できなかった中国輸入プレイヤーはほとんどはそのまま淘汰されるか、
雀の涙程度の利益(副業では十分?)で次のチャンスを待つためにヤフーショッピングでほそぼそと生きながらえることを余儀なくされることが予想されるわけです。
そのため、現在ヤフーショッピングだけに出店しているプレイヤーはこの記事を同じ同業者に読ませる前に楽天の審査を受けておくことを強くオススメします。
ただ、楽天は一度審査に落ちると、次から受かるがめちゃくちゃ大変なので注意してください。
本気で楽天に挑戦したいなら逆に安易に審査を受けない方がいいと思います。
よくある間違いは、ヤフショで販売した実績を見て、楽天から勧誘されるパターンですがその勧誘から審査を受けても落ちる人が大勢いるので注意してください。
勧誘されたことで舞い上がってしまい楽天の審査を甘く見て落ちてしまえば未来は一気に暗くなります。
楽天はヤフショの電話番号を見てランダムで勧誘しているだけなのに、多くの人は自分は選ばれた人間だとニヤケ顔になってしまうのです。
楽天は簡単に出店の勧誘をしてきますが、審査は日本一厳しいのです。
では次は具体的に今後は楽天でどのような方法で他のプレイヤーに差をつければ良いのか、その方法をお伝えします。
楽天で売れるオリジナルページの作り方をマスターしないと淘汰されていく
今までの楽天では、高額な手数料に守られていたおかげで、タオバオやアリババなどの外国の売れてる商品ページをそのまま転用するだけで莫大な利益を手に入れることができたイージーな市場でした。
もし、楽天がこのまま出展者の数を4万店舗〜5万店舗で固定してくれるのなら、このページの転用で稼ぐ方法はまだまだ続けることができるので、
既存のプレイヤーはそこまで大きな心配は必要ないかもしれません。
しかし、楽天が店舗数を過剰に増やしたり、ヤフーショッピングのトッププレイヤーたちもヤフーの高額な手数料に嫌気がさしたタイミングで否応なしに楽天に移ってくることになります。
単純に考えて、自分と同じノウハウを使えるプレイヤーの数が3倍になれば、その時点で何らかの対策を講じなければならないのは説明する必要もないでしょう。
どちらにせよ、いままでのノウハウの延長では同じ売り上げをキープすることは難しくなることが予想されます。
つまり、自衛のためにも現在のノウハウの発展を考える時期にきているのです。
楽天では新しいカタチのOEMが復活する
そこで私の見解をお伝えします。
実はどのような方法が最もその打開策に適しているかの既に答えは出ています。
これは、私の教えた生徒達の上位のプレイヤーが既に実践して結果が出ており、だいぶ前に教えた過去の生徒が金を上乗せしても良いからとその方法を教えてほしいと、私に尋ねてきたことで確信に至りました。
つまり、そのノウハウを知らないプレイヤーにとって、その方法を使っているプレイヤーを今の自分の位置よりも上に見たという証拠なのです。
それは、商品ページをタオバオのページを流用したものよりも遥かに魅力的に作り直すことです。
ようは、ページを作り変えることを意味するのですが、さらに追加で必要なことは新たな部分を付け足すことです。
いわゆる、ひと昔前にアマゾンで流行った簡易OEMがその答えになると思います。
つまり楽天もアマゾンと同じくタオバオのページを使っただけから、さらに一歩踏み込むことが必要になったというわけです。
「なんだ、そんなことか、それなら既にやっているという人もいるじゃないか?」と感じた人もいるかもしません。
なぜなら、この簡易OEMは既にアマゾンを経験したプレイヤーなら当たり前にやっているからです。
ただ、楽天のOEMは一昔前に流行ったAmazon時代のOEMとは少し色合いが違います。
簡単に言うと、楽天でOEMを練習することは簡単ではないのです。
なぜなら、本気でちゃんとした商品ページを楽天で作ろうとしたならば、どんなに頑張っても一年の間に3〜5商品程度が限界だからです。
それ以上作ろうとすると中途半端なページを量産することになってしまいます。
つまり、楽天の商品ページは高額なお金が必要なこともあり、また市場参加者もプロフェッショナルが多いため、適当に量産した商品ページでは使った金額に見合っただけ売れるページを作れないのです。
楽天で売れるページというのは、最低でも1ページ15万円〜20万円程度は投入しなくてはならず、
また、最低でも一ヶ月以上はその商品の特徴についてリサーチし、デザイナーに細かく指示を出せるほどこちらも知識を詰め込む必要があるからです。
そして、そのページの作り方はプロのコンサルに教わったとしても、最初の勉強期間だけで最低でも6ヶ月は必要になります。
それからアウトプットで5商品くらい挑戦したあとで、ようやくスタートラインに立ったといえるからです。
それまでの期間で、最低でも1年は必要となります。
つまり、楽天で売れる商品ページの作り方は挑戦することは簡単でも成功させることは難しいというわけです。
それに楽天のページは最低でも20万円程度は必要になるので、それも初心者にはハードルが高いと思います。
我々、昔からの中国輸入プレイヤーなら、簡易OEMは慣れ親しんだものですがそれを楽天バージョンで作れと言われたら結構厳しいと感じるものです。
資金とスキルを持った状態でアウトプットを数回以上終わらせておき、さらにクオリティの高い業者を最初から知っている状態でなければ作れないものだからです。
つまり、中国輸入プレイヤーにとっての楽天で簡易OEMに挑戦しようと思っても、乗り越えなくてはいけない壁が意外と多いことに気がつくのです。
しかし、そのノウハウが次のステージに行くための解決策になることは間違いないと思っています。
そして、楽天で完璧なOEMを高速回転させることができるノウハウが構築され始めるのが中国輸入業界の次のトレンドになるのです。
一つの商品を徹底的に作り込む単品リピート通販とはまた少し毛色が違います。
単品リピート通販は一つの商品を徹底的に作り込むやり方なので、一年に2商品が限界です。
それ以上多くを出品しようとすると全てが中途半端な商品ページになってしまうからです。
そして、その2商品が当たらなければ生活費で資金が底をつき、退場してしまうとても非効率なノウハウだということは経験者なら周知の事実です。
つまり、この楽天でオリジナルで売れる商品ページを作るノウハウを高速回転させることができなければ単品リピート通販のように成功できないプレイヤーの数を多く排出することになってしまいます。
時間をかければ確かに良い作品を作れる可能性は上がりますが、我々ビジネスマンにとっては時間も命と同じなので、
その時間をかけた商品が当たらなかったときは退場してしまうこととイコールなのです。
つまり、既存のプレイヤーは今の現状にあぐらをかくのではなく、転売ページにオリジナリティを加えライバル店舗が使うページよりも良いページを作る方法を練習し、
そして、その方法は単品リピート通販のように時間を十分にかけて作成するのではなく、むしろどうすれば高速回転で作れるのか必死に考えて仕組みとして落とし込む必要があるということです。
このような理由から、今後ますます新規参入者の中国輸入業界の参入のハードルは高くなり、メルカリやプフリマサイトでとどまるお小遣いレベルのプレイヤーと、
我々のような高度なレベルのスキルを効率よく落とし込んで楽天で勝負するプレイヤーと二極化していくのが中国輸入業界の2022年以降の動きになると思うのです。
【番外編】2022年以降は多くの中国代行会社は中国からどう撤退をするか真剣に検討することになると予想します
また中国輸入の代行会社にも大きな変革の波がやってくると思っています。
中国輸入の代行会社は既に大きく淘汰が進んでいますが、日本人を相手にしている代行会社にとっては楽天を使ったプレイヤー以外は大口の顧客になる可能性がほとんどないので当然売上も少なくなっていきます。
また、最近の習近平国家主席を見ていると中国は国内内部で経済を循環させる方向に舵を切っているので、
中国国内の日本人輸出(中国国内から見て)経営者には中国人経営の代行会社よりも厳しい条件が突きつけられてもおかしくない状況に思えます。
例えば、日系企業の上層部に共産党員の天下りを要求されたり、そうでなくとも不当な賄賂を要求されたりするケースも増えてくるかもしれません。
そうなった場合、今までは国策で貿易を推奨していたのでトラブルがあったとしても司法の元で争えば正義のある方(この場合は日本人経営者)の言い分が通っていたことでしょう。
しかし、今後は風向きが変わってくる可能性も十分に考えられます。
例えば、中国の権力者に睨まれた日本人経営者が(代行会社の社長)賄賂や不当な要求を受けた場合、
いままで通りに拒否することで、営業を大きく妨害するようなケースも増える可能性も大いにある得ると考えておくべきだと思います。
これは行き過ぎた話だと思うでしょうが、私はそうは思いません。
実際に中国政府は同じ中国人であるアリババのCEOのジャック・マー氏を共産党よりも影響力を持ちすぎていることが原因で因縁をつけられ、粛清されたことは記憶に新しいと思います。
中国国内でビジネスをしている日本人は今後は今までよりも一層気を引き締めて自分が間違っていないからと言って正義を貫き通すという考えはいったん脇に置いておくことも必要だと思います。
2021年の後半から中国の国政は大きく舵を切って、内需を優先しているので、輸出企業の経営者は最悪の事も想定してビジネスをすることを考えなくてないけない時期になったと思っています。
同じ中国人同士であっても、国家権力の前では理不尽な難癖をつけられて、ビジネスを頓挫させられる国であることを忘れてはいけません。
ましてや、我々日本人には中国国民よりも理不尽な要求を突きつけられたときに正義はこちらにあると意地を張れば今まで手塩にかけてきたビジネスが一夜にして窮地に追いやられる可能性も出てきたことを肝に命じておく必要があると思います。
また、正義の名のもとに中国国内で裁判をして最後まで争ったとしても現状の中国は国内の内需や中国人ビジネスマンを優遇する司法の判決の可能性までも考慮した方がよいでしょう。
我々日本人には到底納得の行かない理不尽で不当な判決結果も増えてくるかもしれません。
日本人はこちらに正義があるなら必ず勝てると思い込んでいるフシがありますが私はそれは大きな勘違いだと断言します。
中国という国はいまだに賄賂も横行しているし日本人に対する半日感情は根強く残ったままなのです。
普通に生活している分にはその半日感情は表に現れませんが、何かトラブルがあることで一気に表面に現れてくるのです。
特に最近、カナダ政府がファーウェイのトップを拘束したとき、中国は報復措置で麻薬の密輸で容疑をかけられ裁判中だったカナダ人の男性を異例の速さで死刑宣告したのを覚えている人も多いと思います。
正義がどちらにあるかなんて一切関係なく、国際情勢は我々日本人には想像もつかないくらい危険をはらんでいるのです。
特に中国輸入を教えている情報発信者の多くは部屋の中で引きこもってPCをポチポチといじって、タオバオやアリババを行ったりきたりしているだけで、
実際に世界に飛び出したこともない人物が教えているケースも多く、国際感覚が欠如している場合が多いです。
つまり、中国輸入ビジネスをやってはいるが実際の中国や世界情勢の事などてんで分からず日本で得られる情報だけを調べて上から物を言っているケースがほとんどなので注意しましょう。
特に現地でビジネスをするプレイヤーは、そこは日本ではないことを今後はさらに強く意識してやる必要があると思います。
結局はその土地で商売をさせてもらっている以上その国の政府の言いなりになるしかないのです。
それは我々外国人だけでなく中国で生まれた中国人であっても簡単に今まで積み上げてきたものを一瞬で破壊される可能性がある国なのです。
それは日本よりも理不尽で遥かに強い国家権力のパワーで行われるのです。
我々日本人が中国で商売をするときは相手の陣地を貸してもらっているだけだと強く認識する機会も増えていくことでしょう。
いくら中国の発展が日本よりも早いスピードで進んでいようが、そこで稼いだ財産を日本に持ち出すまではビジネスは終わっていないのです。
中国国内にあるうちはあなたの本当の資産ではないのです。
中国の外に持ち出せてはじめて本当の意味でのあなたの財産だったと言えるようになるのです。
中国ビジネスである程度成功したからと中国に心酔してしまい中国国内の事を「大陸」と呼び、
我々の祖国を「島」などとFacebookやツイッター揶揄することは、今後はますます慎むべきなのです。
なぜなら、あなたが資産と思っているその財産は今もなお中国国内にあり、それは中国政府の管理化にあるとイコールだからです。
それらの資産や財産を中国国外に持ち出すまでビジネスは終わっていないのです。
特に、中国の現地でビジネスをする日本人代行会社の経営者にとって、今後さらに内向きになった中国政府と経済政策の影響が軽視できない状況は、ますます厳しさを増していくのは疑いようのない事実なのです。
代行会社はさらなる生き残りをかけた冬の時代が既に到来していることを忘れずに、今まで前のめりになっていた中国に対する考え方を含め、自身の身の振り方を考える時期に差し掛かっているのかもしれません。
2022年1月1日元旦の昼に執筆
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