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ルー・エリゾンドが消される?

ルー・エリゾンドが声明文を発表した。

最初に人々が私の話について尋ねたとき、国防総省は当初、AATIP(高度航空宇宙脅威特定プログラム)における私の役割とその取り組みを確認した。マティス長官が国防省を去った直後、国防総省は私の電子メールはすべて削除されたと言って態度を変えた。それらの電子メールは私の主張だけでなく、スポンサーの一人(故ハリー・リード上院議員)を含むAATIPの取り組みに参加していた多くの人々の主張を裏付けるものであった。

その後、FOIA(情報開示請求)に直面した際、国防総省は、私と、私が 2017 年に国防総省を離れる日まで定期的に関与していた省内の他の上級幹部との間の電子メールまたは通信の存在を再び否定した。最近、私の電子メールの1つが未知の人物によって Reddit 上に流出した。このメールには、AATIP の指導責任を国防総省の別の上級メンバーに移管すること及びそれは国防総省長官によって承認されていることが記されていた。国防総省はこの電子メールの存在について問われたとき、このメールが存在し、以前の主張とは異なり、削除されていなかったことを認めざるを得なかった。国防総省は最終的に私の役割とAATIPへの参加を証明する電子メールの公開を余儀なくされたが、FOIAの免除を理由にAATIPへの言及を編集することを決定した!この論理により、彼らはまた、AARO および国防総省のその他の事務所の名前も編集しなければならないだろう。

また、この問題に対する国防総省の代弁者は、UPS、AARO、AATIP、そして特に私を含むすべての FOIA 請求を処理する唯一の権限を与えらてきれた総務省内の一個人であることにも留意する必要がある。これらの情報はすべて公共の場にあり、FOIA プロセスを通じて政府の透明性の向上を求めて闘う一部の民間人の活動のおかげで簡単に検証できる。簡単に言えば、国民と議会は、アメリカ国民を「羊たち」と見なそうとする国防総省の少数の人々によって騙され続けたのだ。疑いなく、国防総省には、アメリカ国民を誤解させるために特定の疑わしいジャーナリストに誤った情報を流してきた長い歴史があり、その関係は現在も健在であり、「認識管理(パーセプション・マネージメント)」という新しい不穏な政策によって合法化されている。

さらに侮辱的なことに、私は昨日、私自身と過去に米国政府の活動に関与していた他の内部告発者数人に対する個人的脅迫があるかもしれないとの知らせを受けた。したがって、私はアメリカ国民にこのことを完全に明確にしておきたい。私は事故を起こすような人間ではない。私には自殺願望はない! 私は薬物乱用はしていない! 私はいかなる違法行為にも関与していない。将来、私や私の家族に何かが起こったら、何が起こったかを察してほしい。

ルー・エリゾンド(元国防総省高度航空宇宙脅威特定プログラム長官)

声明文で言及されている「Redditにリークされた電子メール」とはこれのことらしい。


また声明文の中で「この問題に対する国防総省の代弁者」と呼ばれているのは、スーザン・グロフ(Susan Grough)報道官のことである。

彼女は元陸軍所属で、「戦略的影響力の進化」と呼ばれる論文を書いており、その中で彼女は、国防総省広報局における「広報担当者」の役割をどのように考えているかについて、次のように述べている。

戦略的影響力とその要素は、政治戦、プロパガンダ、心理戦、心理作戦、広報、公共情報、影響力作戦、認識管理(perception management)など、さまざまな名前で知られている。

スーザン・グロフは、元AARO長官カークパトリックと共に行動し、彼の言動を常時チェックしていたという。

ラフな格好のスーザン・グロフと元AARO長官カークパトリック

この声明文はThe Good Trouble Show with Matt Fordという番組の中で公表されたもので、ロス・コーサートがこのことの意味について語っている。

The Good Trouble Show with Matt Fordにおけるコーサートの発言より:

ルーが今日明らかにしたことにショックを受けています。それはかなり重大なことです。私はルーが発表した内容の一部については以前から知っていました。しかし彼がそれを公にしたことに驚いています。そして、率直に言って、これには多くのニーズがあると思うので、彼がついにこれを実行したのを見て非常に嬉しく思います。

多くの内部告発者が脅迫されており、おそらくさらに悪化しているため、これを公にするのは当然のことですが、私たちがここで注目しているのは、大統領が発令した大統領令である大統領令123号に対する明らかな違反です。

これはレーガン政権時代に発令されたもので、ウォーターゲート事件とイラン・コントラ事件の両方で明らかになった違法行為への対応があり、アメリカ国民に対して行われるあらゆる欺瞞宣伝活動は違法であるということです。政府は好きなだけ潜在的な外国の敵に対して欺瞞作戦を実行することができます。しかし、50年前の今日、ウォーターゲート事件の教訓は、憲法に違反するほど行政機関や政府機関を暴走させてはいけないということです。

国防総省が合法的な告発への対応として以前公に発表した電子メールは破棄され存在しないと隠していたのが本当なら、どう見てもこれは軍法に基づく不服従犯罪です。戦争中に命令へ反抗した者は誰でも壁に押しつけられて銃殺されるでしょう。

これは軍法における最も重大な犯罪の一つです。私たちがここで見ているのは、国防総省が重大な刑事犯罪を犯したことを示唆する証拠であり、国防総省の個人が不服従罪に該当する犯罪を犯したこと、軍法の違反、重大な上級裁判所の命令の違反です。

議会は何が起こったのかをまだ把握していないようですが、私たちはついにここで一線を越えたと思います。これは信じられないことです。彼らがこんなことをしたことが信じられません。

ペンタゴンとディスクロージャー推進派との間で激しい情報戦が繰り広げられている。今後の展開がどうなるかはアメリカ議会の動きによって決まるだろう。

もっとも、大統領選と種々の国内問題に加え、国外でもイスラエルやロシアの戦争、中国との関係など検討すべき課題が満載の状態なので、UAP問題が脇に追いやられる可能性は高い。

だが、個人的にはUAP問題が最重要事項なので、ディスクロージャーの動きを今後も注視していく。

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