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AAROの正体とは?

昨日の記事ルー・エリゾンドの声明の中にある「認識管理 perception management」という言葉についてもう少し深く考察したRedditの投稿を紹介する。

簡単に言えば、国民と議会は、アメリカ国民を「羊たち」と見なそうとする国防総省の少数の人々によって騙され続けたのだ。疑いなく、国防総省には、アメリカ国民を誤解させるために特定の疑わしいジャーナリストに誤った情報を流してきた長い歴史があり、その関係は現在も健在であり、「認識管理(パーセプション・マネージメント)」という新しい不穏な政策によって合法化されている。

ルー・エリゾンドの5月13日声明より

AARO、DOD、および認識管理

国防総省の影響認識管理局(The Influence and Perception Management Office :IPMO)は、認識管理におけるその役割を「国防総省の認識管理(防衛能力の暴露/隠蔽)プログラムと活動に関連する政策、監視、ガバナンスを開発すること」と定義している。

The Intercept 誌は IPMO についてこのように報じている。

「2022年3月1日、国防総省は、かつて物議を醸しすぎて運営不可能と考えられていた事務所と同様の目標を掲げた新しい事務所を設立した。この取り組みについてはほとんど公表されていないが、ザ・インターセプトは予算文書のレビューと調査を通じてそれを知った。」

「私たちが入手した内部メモによると、その事務局は学術機関として開設され、影響認識管理局(IPMO)と呼ばれる。その役割と責任には、米軍によって実施されているさまざまな偽情報対策の取り組みの監督と調整が含まれる。これには米国自身の海外でのプロパガンダが含まれる可能性がある。」

ここで言われる「内部メモ」には次のような記載があるという。

国防総省が、B国からの兵器システムの購入をやめるようA国の指導者たちに影響を与えたいと考えていると仮定しよう(米国がA国と武力紛争を起こさなければならなくなった場合、購入を続けると何らかの形で国防総省の軍事的優位性が損なわれる可能性があると考えられるため)。

 これに対してIPMO が望ましい行動変化を確立するための取り組みは、これらのリーダーの思考プロセス、信念、動機、推論などに影響を与えた主要な影響力者の特定から始まる (彼らの典型的なやり方やコミュニケーション方法を確認することも含む)。 影響力戦略が策定されていると仮定すると、DIE または IC は国防総省の影響力活動が機能しているかどうかをどのように判断できるだろうか? (A 国が最終的に B 国から問題の兵器システムの購入を中止することを期待して静観することは別として)。

もう少し興味深い話に移ろう。2022 年に AAROIPMO は、Sancorp LLC というコンサルティング会社との間で190万ドルの契約を結んだ。AARO における Sancrop の役割は、UAP トピックに関する認識管理を支援する計画を実行することであった。

スーザン・ゴフ(Susan Gough)

現在の国防総省の広報担当者スーザン・ゴフは、FOIA を通じて UAP の話題について何を公開するかを担当しており、AARO および昨年末まで所長を務めていたショーン・カークパトリックとも緊密に連携している。

彼女は 2003 年に米陸軍大学を卒業し、戦略研究の修士号を取得した。「戦略的影響力の進化」というタイトルの心理的操作に関する論文を書いている。この論文はこのように始まる。

この論文は、第二次世界大戦の心理戦部門から心理戦略委員会と作戦調整委員会を経て、国家権力の手段として戦略的影響力を行使するために米国政府と国防総省がどのように組織化されてきたのかを検証するものである。 初期の冷戦からベトナム時代を経て現在に至るまで、21世紀の非対称的な脅威に対抗するために今日、効果的に組織されているだろうか?

DOD での現在の役職に就く前は、Booz Allen Hamilton という会社で働いていた。そのサービスは Sancorp のサービスとよく似ている。彼女が所属した 戦略的コミュニケーション チームの役割は次のように説明されている。

戦略的コミュニケーション、組織変更、心理的作戦、および情報作戦の政策、概念、原則、計画、および戦略の開発に関する専門家のアドバイスを国防総省およびその他の米国政府機関に提供し、 OSD広報にフルタイムのオンサイトスタッフによるサポートを提供した。

AAROの正体とは?

ここから先は推測になるが、AARO が存在する理由は以下の2つであると考えられる。

1 UFOに対する一般の認識に影響を与え、国防総省の望むものに合わせて話法(ナラティブ)をコントロールすること。

2 彼らのもとに来た内部告発者について、彼らが誰であるか、どこで働いていたか、何を知っているかに関するデータベースを収集し、その情報を上層部(おそらくCIA)に渡すこと。

つまりAARO とはUFO問題について内部告発を試みる者にとっての罠であり、その目的は決して透明性を高めることではなく、この話題に蓋をし、議会や国民からのさらなる追及を阻止することにある。

2023 年 7 月以降、Redditや他のサイトでボットや荒らしの数が増加しているのは単なる偶然ではないと考える。

AARO は国防総省の「認識管理」作戦の一部であり、スーザン・ゴフはその主要なプレーヤーである、というのがディスクロージャー推進派の見方であり、エリゾンドの声明はそのことをほとんど明言している。

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