見出し画像

ベーロン様を舐めなされ

劇団WGANASオンダです!

奇跡体験アンビリバボー…
先日ちらと予告を目にして、この番組がまだやっていることに驚きました…(笑)

僕が小学校時代、闇の軍団を率いていた頃、バイブル的な番組だったんですね!

他にも「あなたの知らない世界」や「魔界潜入スペシャル」や「宇宙人解剖フィルム」など興味深いものが多く大好きでした。

髪の伸びる市松人形や心霊写真にUFOとUMA、キャトルミューティレーションなどなど、世紀末ブームに乗っかりオカルトが元気だった時代です。

更にもう数年後となる、「ビートたけしのTVタックルの大晦日オカルト特番」や「藤岡弘探検隊」も好きでしたが、この頃はもうギャグ・ネタとして感じてしまう視点もあったので、ちょっと違うような気がします。

小学校の頃はオカルトを全力で純粋に楽しんでいました!
アンビリバボーがネタ切れか、徐々に恐怖系から感動系に切り替わり、それはそれで面白かったのですが、求めるものと少し違う方向性に一喜一憂したりもしていましたね。

さて、まだやっていると知って驚いたアンビリバボー、長寿番組であることもすごいんですが、ふと昔の記憶がよみがえりました!

そう、闇の軍団を率いてきた頃のお話です!

仲間内でアンビリバボーが流行っており、その回は臨死体験特集でした。
覚えている限り、曖昧なところは適当に補完してそのエピソードを説明したいと思います!

あるお婆さんが病院で、危篤の危機にあった。
お婆さんの脳内のイメージに切り替わる。
そこは賽の河原…河原に一人佇むお婆さん。
近づいてくる謎の老人。
老人の手には楕円形の奇妙な石が握られており…
『ベーロン様を舐めなされ。さすれば現生へ戻れるじゃろう』
お婆さんは訝しがりながらも、差し出されたベーロン様なる石を舐める。
気づいたら病院のベッドの上で目を覚まし危篤状態も収まっていた。

と言うようなお話です!

これに感銘を受けた小学生の僕らは、「ベーロン様を探しに行こうぜ」となりました!
全くもって意味が分かりません(笑)

軍団の精鋭部隊で自転車で1時間くらいかけて荒川まで行き、河川敷でテレビで見た「ベーロン様」に近い形状の石をみんなで探します。

結局見つからなかったのですが、近い形の石をベーロン様という事にして持ち帰りました。

そしてその頃は確か夏休み中だったんですよね。

というよりも、夏休みのプールで使われていた男子更衣室は理科室だったのです。
その理科室の後ろにざっくばらんに置かれた鉱物標本のコーナーがありました。

と言っても、その辺の石ころと変わらない石灰石とか、その手の石がいくつか置かれ、誰でも触れる一角があったのです。
そこにこっそり「ベーロン様」を紛れ込ませました(笑)

夏休みかどうかの確証はないのですが、理科室を自由に使えたという点で「恐らく夏休みだったのだろう」という記憶からの逆算です。

夏休みが明けても、しばらく僕たちは理科室を利用するたびに、後ろに集まってベーロン様を拝むという「儀式」を行っていました。
これはもうまんま「儀式」と呼び、やらない奴は異教徒と呼んでは、女子たちに白い目で見られていたのを覚えています(笑)

しかし、その後僕らが儀式を忘れて、数か月後ふと思い出した頃ベーロン様を探してみると忽然と消えていたのです!!

理科の先生が整理して捨てたのかもしれない。
でもあの鉱物コーナーはかなりざっくばらんとしており、ただ適当に置いてあるだけで、自分の記憶では授業に使われたこともなければ数年変わらず放置された、「形骸化した理科室」を演出する一種の記号に過ぎなかったと思います。

なので先生が整理したり捨てたとも考えにくい…

忽然と消えたベーロン様の存在は、しばらくの間ミステリーや七不思議の如く、軍団内で話題となったのでした。

こんな記憶を、ふと目にしたアンビリバボーを経て思い出しました(笑)
いやー、ノスタルジーですねー!


【開幕告知】
5/18(土)の正午より、東京は中野駅にて劇団WAGNAS開幕いたします!

当日参加メンバー募集しております!
参加希望はもちろん、ご質問やお問い合わせも下記よりお願いいたします。


【お知らせ】
劇団WAGNASの団員(一緒に活動するメンバー)募集中です!
東京の新たな魅力とノスタルジーを感じたい方はぜひ劇団WAGNASへ!!

※芝居はしません…

興味ある方はこちら↓↓まで


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?