見出し画像

昔はみんな小学生。懐かしい頃を思い出す3分間、微笑み3回をお約束。vol. 3

第1話 誰にだってお誕生日

なぜか授業中に誕生日の話になった。
「先生!生まれたのは、いつ?」
と聞かれた。
「3月3日だよ。男だけど女の子の日だね。」
すると突然、教室の前の方から
「あっ!」
という女の子の叫び声。
続けて口から出た言葉が、
「うちの犬と同じだ!」

「な、何?」
たじろぐワニキに追い打ちをかけて、別の女の子が
「あたしんちの犬も3月3日。」

・・・・・・。

いや、私も犬が嫌いな訳ではない。
誰にだって誕生日はある。
そう、「誰にだってお誕生日」という曲をNHK東京児童合唱団だって歌っているじゃないか。
いや、待てよ。犬は誰という括りに入るのか?
心中複雑な時間であった。

第2話 年齢

なぜか子どもは先生の年齢が気になるらしい。
「先生、何歳?」
学年を問わず、男女を問わず、聞いてくる。

もちろん、ワニキも、よく聞かれる。
「先生、何歳?」
こんな時、実際の年齢よりも若めに答えるのが普通の先生。
たとえば、「18歳!」とか何とか言う。
すると、子どもが「うそだい!」となるわけだ。

ところがワニキは違う。
「先生、何歳?」と聞かれれば、
「75歳だよ。」と意表をつくコメントを返す。
すると、あまりにも意外な答えに、
「えーっ。若い!見えないよ。」
と言ってくれれば、しめたものである。

しかし先日は、こんなやりとりとなった。
クラスのメグミちゃんが聞いてきた。
「先生、何歳?」
「75歳だよ。」
「65歳かと思った。」
返す言葉がないとは、こんな時・・・。

第3話 言い間違い

今年度は、子ども達の言い間違いをよく耳にした。

「シーラカンス」を「シーカランス」
「ブラックホール」を「ブロックホール」
「リハーサル」を「リサハル」

そんな折、「サンタクロース」を「サタンクロース」と言い間違えた男の子。
「それって、おもしろい!すごい間違いだね。」
とワニキが言うと、
「先生!遊戯王カードに出てくるんですよ。」
との返事。
あきらかに勉強不足。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と、チコちゃんに叱られそうである。

そんな中、近づいてきた女の子がワニキに向かって、
「ママ! あっ、間違えちゃった。」
今も昔もこれは定番。

それでは、また来週。 
金曜日にnoteで・・・。

微笑むコラムvol.1 はこちら
微笑むコラムvol.2 はこちら

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?