【ツェルニー40番】No.3で「それはロマン派の弾き方だ!」とダメ出しされる
No.3の練習をスタートしたのですが、この曲は苦手なアルペジオ主体の曲。ツェルニー30番のNo.15でもとても苦労した記憶があり、苦手意識がなかなか抜けません。
でも、練習してみると「あれ、意外と弾ける?」、ツェルニー30番のNo.15より何だか弾きやすいぞ! といったように何となく手ごたえがあり、さらにどういう風に弾くと楽に力を抜いて弾けるか考察しながら夢中で練習できました。
で、実際に先生に見てもらったのですが、もう毎度のことですがやはり渋い顔しています。。。
やはりこの弾き方はダメだったか。。。。
ピアノって「結構、指を動かさなくても重みの移動だけで弾けるよねぇ、その方が楽だし!」という事実に以前から気づいていたし、「ピアノは脱力が大事」とSNS上のいろんなピアノ先生が異口同音に言っているし、○○奏法だとかでもいかに指を動かさず、重みだけ弾くのがよいみたいなことも言っていたので、方向性としては、
”指をなるべく動かさないで弾く”
のがよい弾き方なのだと思い込んでいました。
この呪縛はなかなか解けず、No.1、No.2でも同じダメ出しされてたのでいい加減理解できたはずなのに、No.3でもまだ理解できていないようでした。
でも、今回の先生の「ロマン派」という言葉を使った指摘で、やっとこの単純な事実が理解できた気がします。
ということを。
別に指をなるべく動かさない弾き方が悪いというわけではない。ロマン派ではそれが正解。
ただ、古典派音楽ではある程度”筋力”を使って、積極的に離鍵を意識した弾き方をしないといけない。それが手首の回転を使いやすいアルペジオであろうと。
というわけで、前回、前々回と同様に「アルペジオ全部、スタカートで練習しなおしてきます」ということで、次回送りになりました。
ピアノを弾くのにやはり筋力はいる
今回の気づきに関して、いろいろ調べてみたところ、とてもいい動画を見つけました。
やはり、ピアノを弾くには指の筋力がいるんですね。
特に曲によって、必要な筋力が違うというところが参考になりました。ちょっと必要な筋力の強さの部分を引用させていただくと、
なるほど。やはり、モーツァルトなどの古典の曲は、ショパンのロマン派の曲より離鍵時に筋力が必要なんですね。しかも、指を伸ばす筋肉が重要で、それを鍛えるにはやはり先生の言う通り、スタカート練習が効果がある、と。
アルペジオのスタカート練習は指を開きながらやるので、かなり辛いですが、根気よく練習を繰り返し、何とか弾けるようになりました。そして、次のレッスンでその成果を披露したところ、タッチについては合格!(まだ左手は採点が甘くしてもらいましたが)
このほかは、以下の部分で和音を弾き分けるように注意されました。
以前の先生にはコード記号なんか全く書いてもらったことはなかったのですが、今の先生はレッスン中によくコード分析してくれるので、かなり勉強になるんですよね。
例えば、第2転回形は4・6って書くのかとか、ほんと勉強になります。
(しかし、古典なのに-9のコードなんて出てくるの?、とちょっと疑問も。私の勉強不足ですが)
というわけで、先生の指示通りに和音を意識して弾いて無事合格となり、次のNo.4に進むことになりました。なんだかんだでツェルニーは40番は順調でレッスン2回でサクサク進んでいきます。
私にとってもツェルニー30番より弾きやすいイメージがあるし、それでいて目に見えてテクニック向上に効果があるし、40番は結構、相性がいいのかもしれません。。。
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