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この齢で見つけた新しい作業のし方:営業事務職を始めて一週間。

 新卒の新入社員に二週間遅れて営業事務として中途入社をしました。

 営業と営業事務の常勤職員(正社員)を併願したら営業事務の常勤への登用の可能性のある非常勤職員(パート社員)として採用されました。
 非常勤とはいえ基本の工数(勤務日時数)は常勤と同じです。
 しかし初任の基準賃金は非常勤が常勤の最低額よりやや高い。
 実際に常勤の新入社員がその最低額に査定されることがあるのかどうかは不明ですし非常勤は一時金がないので年収は常勤が高くなりますがかなり巧妙に出来ている雇用条件ではないかと思います。

 基本の工数が常勤職員と同じというのは残業で差があるのかと思うかもしれませんが残業もほぼ同じで総じてかなり少ないです。
 しかし昨今によく聞かれる人件費の削減を狙う残業するな圧力のようなものもなく、残業しないことが当然になっているような感じです。
 というと余程にできる(ように見える)人の多いびんびんな職場なのか余程にできない人の多い限界集落な職場なのかと思うかもしれませんがそれらのどちらでもなく、皆が80点以上の職場です。しかし如何にもな雰囲気は無いのです。
 半年前に試用期間の満了で解雇になった前職の会社はどちらかというと前者の如何にも感がありました。まあ面白いなと思いながら勤め続けたかったし満了日まで本採用が前提での話が続いていたのですがその当日に急転で解雇の通告があり。上司の事業所長(住友の出向)もやや茫然としていらしました。
 その会社には前々職の会社の退職から半月で(年次有給休暇の消化を含め一か月で)採用入社になり、雇用保険の受給なしでの転職となりましたが今度は半年も掛かり雇用保険の給付はほぼ全期分を受けました。
 そこまでぎりぎりになるとは不本意でもありましたが今度の求職は慎重にも慎重に検討を加速する方針を当初より取ることにしていたため結果としては満願の成就とはいえず万歳のない祝賀となりつつも今後を考えると良い選択になったと思います。
 採用の判断を誰が最も強く主導するかというと:❶取締役(上層部);❷事業部門または事業所(直属);❸人事部門;❹会社の採用の方針(method)の四点がありますがそのどれによることかは謎です。
 二次面接まである処を一次面接で決定したので❶が不承認だったが❸または❹の何れかの判断により採用になったのかと先ずは考えられますが逆に❷が難色でも❶が(❹を含む?)採用しろと命じたのかもしれませんし或いは❶❷❸の何れも歓迎だが❹がそもそもそうすることに決めているのかもしれませんし若しくは意外にも❶❷❸❹の全て合格だが❺適性検査の点数が酷いとかもあるかもしれず(一般に非常勤職員の採用に適性検査が行われる例はほとんどない。)、そこは知りようがありません。
 しかし運転免許の実地試験の免除ではありませんが(私は実地試験のある教習所で取りました。)二次面接を受けなくても即入社というのは心持ちとしては楽でした。

 休憩を除く勤務時間(工数)がぴたりと8時間なので時給でも賃金の予算の計算がし易く、余分なことに頭や心を遣わずに済むことも良いです。残業が少ないのはそれも理由の一つかもしれません。6時間30分とかではなかなか定時に終えにくいですし月収の計算も面倒くさいですね。もしかして日本企業の生産性がなかなか低いままなのは1日8時間労働(週40時間労働)というのを休憩時間を込(8時間拘束)と捉えられていて6時間30分でさあ残業なしにするぞといっている(けどできない)からで、実は西洋などの世界の企業は休憩を除く8時間なのではないかと、調べてはいないので知らんけど思います。

 この程に入った会社は某財閥系(住友ではない。)の工業で、トヨタではないですが或る面ではトヨタよりもトヨタ的ともいえる無駄のなさが感じられます。
 トヨタ生産方式のような自前の業務方式というようなものはないしトヨタ生産方式を導入しているというようなこともない(密かに参考にしていることはあるかもしれない。)ですが実態はトヨタも弊社を見学に来たらやばいと思うような無駄のなさ。
 しかし先述の如何にも感はなく、無駄は避けられないということを前提としての無駄のなさで、そこはトヨタ思想との互換性が高いです。
 私がいた頃のトヨタは今にも世界一を窺わむという時代で、そこでややラリっていたのかそのような必ずしもトヨタ的とはいえない感じもややありました。私が辞めるのと入れ替わりに就任した渡辺捷昭社長はその線で進めたことからか後にトヨタ史上最悪の社長といわれています。その数年後には豊田章男社長が就任していきなり泣くという事件も起こっています。

 関西の住友、東海のトヨタと関東のほにゃらら:そのほにゃららに働き始めて一週間でまだ右は分かっても左は分からない状況ですがそこでこの齢で初めて見出した新しい作業のし方、働き方を次の記事にちょぼちょぼと紹介します。

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