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誰も騙さずに、AI講座を売った。〜本当にクソな生成AI業界に喧嘩をふっかける〜

弊社Michikusaは法人向けにAI研修を提供している会社である。
この半年で100社以上とAIの話をしてきた。

そして今回初の試みとして、個人向けに3時間のAI研修(ウェビナー)を販売した。

4/21、インスタグラムで突如告知。
4/22,23の48時間だけ販売。
初級&中級の2種類で、価格はそれぞれ5000円。
結果、用意していた3000部が速攻で完売。

5/16に無事に全日程終了。

1620人以上がリアルタイムで受講。

実施後のアンケートで、満足度は5段階評価で4.8/5。

「業務でAIを使うイメージは湧いたか」という質問では1601/1620(98.8%)が「湧いた」と回答。

4日間の集計データ

この結果から、誰がどう見ても講座に価値はあったと言えるはずだ。

では今回、何故Michikusaは法人研修でしっかりと売り上げが立っている中、個人向け研修も販売したのか

それは、個人向けに講座を開くというのが、僕自身の一つの夢であり目標だったから。

その裏側を備忘録的に書いておく。

生成AI業界で感じていた不満

僕はChatGPTを触った時に衝撃を受け、勤めていたAmazon Japanを辞めて、Michikusa株式会社を起業した。

Amazonは本当に楽しかった

現在Michikusa株式会社では、法人向けのAI研修を中心に、顧問業や、AIツールの受託開発なども行っている。

なぜ法人向けビジネスを始めたかでいうと、僕がAmazonで法人営業だったことに加え、個人向けにAIビジネスをしたくなかったというのがある

というのも、この領域で個人向けにAI教材の販売を行っている連中が本当に酷かったからだ。

全く実用性のないプラグインやツールを寄せ集めて「6000時間触って書いた教科書!」となどと謳い、情報商材屋しか使わないプラットフォームで、記事を数万円で販売する者

「ChatGPTを使った副業で月100万円!プロンプトエンジニアの年収は8000万円!」など無謀な数字で夢を見させ、無料セミナーから数十万円の高額スクールに誘導する者。

代表がAIに詳しくないのにも関わらず、とりあえず外注して作った酷いAI動画を、国からの補助金をあてにして数十万円で売る者。

1番ひどいものでは、「代表自らが数年AIビジネスをサポートするから数百万円」というものもあった。

情報商材とは、こういうサムネのやつです。なんとなくわかりますよね?(Canvaの素材から引用)

こいつらと同じ土俵でビジネスをしたくない、というのはずっと思っていた。

基本的に、彼らは法人研修ができるほどまともではない。
法人研修の方が単価が高いので、そっちにいけるなら個人にいく必要がないのだ。

また、今はレッドオーシャンなので広告費が高い。
LINE誘導一件につき、5000円〜8000円かかるらしく、そうすると一人当たり数十万円とらないと割に合わない。

という構造なのだ。

被害者の生の声が寄せられるように

ある日僕のショート動画がバズり、フォロワーが大量に増えた。

今までXの3万人フォロワーだけだった状況から、2024年5月現在ではInstagramが14万人、Youtubeが7万人まで増加し、総フォロワー数でAI界隈ダントツの日本一位になった。

僕のフォロワーは当然AIを勉強したい人なので、様々な感想や質問が寄せられるようになった。

「usutakuさんの動画を見て業務にAIを取り入れるようになりました」

「就活でAIを使って無事に内定をもらえました」

最近特に嬉しかったコメント。学校というレガシーな産業を変えたい。


こういった声は、自分の発信に価値があることが再確認できて嬉しくなる。

しかし、DMの中には心が痛くなるようなものもあった。

「〇〇というAIスクールに年間一括払いで〇十万円払いましたが、内容が本当に酷いものでした。usutakuさんは個人向けに講座はやっていないのですか」

具体のサービス名は伏せるが、詐欺的AIスクールに数十万円で入会した人からの後悔のDMが多く届く。

実際に被害者の声を聞く機会は今までなかったが、いざ目の当たりにすると自分でもびっくりするほど怒りが湧いてきた。

ボランティアやNPOに時間を使えるような善人タイプでは全くない僕だったが、悪徳なAI業者を心から軽蔑するようになった。

そこで、僕のフォロワーにだけは、最高のAIの授業を、負担のない金額で受けてもらうために個人講座を提供することに決めた。

個人講座をやるにあたりこだわったこと

個人講座を実施するにあたり、自分が嫌悪するような業者に絶対にならないためにこだわりを持った。

1.講座で学べることを全て事前に開示する

→本やUdemyなどの教材と、悪徳情報商材の違いはここだ。中身を開示せず「〇〇万円するならきっと良いものだろう」とユーザーに思わせて購入させる。僕の場合は、事前に全て中身を告知した(当日はもっと大量に話し、全ての回で時間を大きくオーバーした)

事前に公開したカリキュラム

2.稼げるという謳い文句を入れない

→楽して確実に稼げる方法なんて存在しない。
僕は稼ぐことをフックにしたAI系の発信者を全員信頼してない。コンテンツの質が低いから、金で訴求するしかないんだと認識している。
Michikusaでの研修では「業務でAIを使いこなし、活躍しよう」という訴求飲みをしている。

3.法外な値段にしない

どんなに内容が良かったとしても、無形商材で数十万円は中々手が届かないものだ。

3時間かつ、法人研修で実績のある代表のusutakuが自ら話す研修なので破格の値段だが、5000円という「飲み会一回分の自己投資」にこだわった。

4.情報商材屋の決済プラットフォームを使わない

具体のサービス名は伏せるが、業界には「明らかに情報弱者ビジネス」をする人たちだけが好んで使うプラットフォームがある。情報に非対称性を生み、ほぼマルチやネズミ講のようなもの。

当然それは避ける。
僕の場合決済プラットフォームにはlu.ma を利用した。
入力項目が少なく、スムーズに決済ができる。
とてもお気に入りだ。

Lumaのページは使いやすいし、自分の作るクリエイティブも気に入っている

セミナーは大満足で終了

冒頭で述べた通り、僕が本気で喋った4時間のセミナー×4日程は全て大成功で終わった。満足度も圧倒的に高かった。

終了後の反応の一部を紹介する。

本当に嬉しかったDM。まさに自分はこういった人のために個人講座を開いた。

情報商材と違い、僕の講座を紹介しても、紹介者には1円も入らない。それでも、本気で良いものを提供したことでこうして多くの感想が寄せられた。

(セミナー終了時に「最高だと思った人は是非広めてください」と伝えた)

次回のChatGPT講座について

次回は、AI講座ではなくNotion講座を開講予定。
6/17に初の著書『Notion AIハック 仕事と暮らしを劇的にラクにする72の最強アイデア』を発刊する記念に開催するのだ。

6/17に全国の書店&電子書籍にて販売

本の中ではNotion AIを中心に語っているため、講座ではNotionの基礎的な話を多めにする。現在申し込み中。
詳細&申し込みは下記サイトから可能。

直接申し込みたい方はこちらからどうぞ(決済PFのlu.maです)

Notionはもう6年ほど使っており、AIよりも使用歴は長い。
最高のツールであり、全人類にお勧めできる。

申し込みは5/23 23:59までなのでお早めに
(既に2000部以上売れており、4000部に達成次第終了)

直近ではTOYOTA Connected社へのNotion研修も行った。

また、今回行ったようなChatGPT研修は、夏頃に第二弾を実施予定である。
申し込みはLINEで行うため是非追加しておいて欲しい。

今後も、悪質な業者を撲滅していくと共に、日本の生成AI普及に貢献していきたい。

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