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アメリカ議会乱入は夜明け前の最後の暗闇 トランプは去り正常な世界に

トランプの支持者がアメリカ議会に乱入し、大統領承認手続きが遅れるという衝撃的な出来事が起こった。議場に侵入した人たちの姿が、2年前の香港のデモを彷彿させ、あの民主主義のお手本であるアメリカでこのようなことが起こったことにショックを受けた。

でもおそらく、この出来事は、トランプ大統領就任から長く続いた暗い世界の、最後の悲しい事件になるだろう。

というのも、間違いなく今回の出来事は、トランプに投票したアメリカ国民も衝撃を受けているはずだ。ここまで馬鹿げたことをする大統領であると知っていたら、流石にほとんどの人は彼に票を入れなかっただろう。

たとえ選挙に不正があったとしても、結果的に大統領承認手続きを妨害することを促すこととなった今回の行動は大統領としての資質を明らかに欠いたものだ

だから、多くのアメリカ人はトランプ大統領の真の姿を理解したのだと思う。今後、トランプの支持率は、急落するはずだ。

そうなれば、トランプ人気にあやかりたかった共和党も、もう彼に気を使う必要はなくなる。4年後の選挙に再度出馬するといった噂もあったが、その可能性は限りなく0に近づいただろう。

さらに、同じタイミングで民主党が上院、下院とも実質的に過半数を握ることがはっきりした。これにより今後は、バイデン大統領の元、より実効性のある議論が進んでいくことになるだろう。

悲しい出来事であったが、「夜明け前が一番暗い」と言われる通り、この出来事を乗り切れたアメリカは、再びかつての輝きを取り戻してくれるだろう。

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