見出し画像

夢が叶ったと思ったらそこがスタート地点だったというお話

unuiと申します。
去る2024年3月10日に観音崎自然博物館であにぷらまつりという生き物や自然科学系のグッズを作成している方が集まって展示即売をするイベントが開催されました。
そこで生物シリーズの歌を作り始めたときに思っていた「CDを作って水族館や博物館のお土産コーナーに並べたい」という夢を形にすることができました。
この記事ではその経緯について記述させていただきそこで得た想いを綴らせていただきたいと思います。



学芸員を目指していた頃

私は学生の頃に学芸員という職業を知り、学芸員の資格を取れる過程を履修しました。そしてサンシャイン水族館で実習をさせていただいたりもして資格自体は取ることが出来ましたが仕事としては就くことができずに、食品関係の会社に就職して今に至ります。学芸員には主に「研究・調査」「収集・展示普及」「保存・管理」といった職務内容がありますがその中でも「展示普及」の所に特に興味を持っていました。

ボカロと出会って一つの目標として

2007年に初音ミクが登場した時に私は自分で歌を作って形にする手段を手に入れました。そして割と初期の頃からカブトガニを皮切りに「たのしい生物のじかん」と題して様々な生き物をテーマに歌を作ることを一つの基軸として活動しています。自分でCDを作ろうという段階まで来た時に「いつかは自分のCDが水族館とかのお土産コーナーに並んだら良いな」という当時としては夢物語を想像したりもしていました。そして『たのしい生物のじかん』と題した自作の生き物ソングを収録したアルバムを作り続けてこれまで7枚のオリジナルアルバムを作っています。
そこで色々な生き物について楽しく知ることができたというような反応もいただけて、学芸員としてやりたかったことがちょっとだけできているのかなとも思っています。

実現化までのプロセス

家から車で10分ほど走らせたところに観音崎自然博物館という博物館があります。そこでボランティアを募集しているという情報を知り参加しだしたのが2022年3月でした。ボランティアの内容としては館内の生態展示の魚のエサやりや植物の水替えなどのほかに様々な体験イベントのお手伝いをさせていただき貴重な経験をさせて頂いております。そこで博物館の方に私が生き物テーマの歌を作っていることを知っていただき今回のイベントでのCD販売の提案をいただきました。
そこで私はこれまで16年間ほど作った生物シリーズ作品の中でこれはと思う作品を集めたベスト盤のCDを作りました。自分の活動の集大成のようなものを作ってこの絶好の機会に臨みました。
CDの試聴動画はこちらになります

当日の状況

当日の様子は↓こちらの動画で紹介されています。

私もちらっと出演させていただいてCDの紹介もさせていただいてます。

会場の入り口入ってすぐの博物館の公式ブースのところで一日中CDを流していただくというこれ以上ないくらいの好条件でイベントに参加させていただくことができました。
色々と反応もいただき特にワオキツネザルトゲアリトゲナシトゲトゲの曲が反響がありました。
しかしながら全然売れませんでした。興味を持っていただく方は居ても購入までには至らず、結局元々の知り合いの方に買っていただいたのみという状況でした。

結果を受けて

歌を作り始めた当初には夢物語くらいに思っていた状況を実現することができました。しかしそこで感じたのは達成感ではなく新たな課題。新たな層にCDを購買してもらうくらいの認知を得るためにはもっとやらなければいけないことが沢山あることを痛感しました。
長い時間をかけて今まで無かった場所に細いながらも道を作れたとは思っています。何かきっかけがあればその道は思いもよらない方向に通じるんじゃないかなという予感はあります。なのでこれからも地道に色々と戦略を練りながら活動を続けていけたらと思います。
関わってくださっている方々には本当に感謝です。
今後ともよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?