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走破タイムは必要?
う馬まとめスタッフです。
出馬表を見ると必ずといっていいほど載っている「走破タイム」。
走破タイム(または走破時計)とは、スタートからゴールまで走りきったタイムのことです。
走破タイムが速い馬は強い可能性が高くなりますし、反対に遅ければ弱い可能性が高くなるでしょう。
このように、自分で競馬予想したことのある人なら誰しもが一度は走破タイムを参考にしたことがあると思います。
しかし、う馬まとめの出馬表にはあえて走破タイムは載せていません。
これは話合いの末、以下の2点の理由ため走破タイムを載せないこととしました。
①走破タイムから強い、弱いは一概に判断できない
例えば、先日行われたスプリンターズSで優勝した馬の走破タイムを見ると、2021年は1:07.1(勝ち馬 ピクシーナイト)に対し、2020年は1:08.3(勝ち馬 グランアレグリア)でした。
どちらの年も良馬場開催です。
つまり今年は昨年よりも1秒以上も早いため、グランアレグリアよりもピクシーナイトのほうが強い!
・・・とは、限りませんよね。
これは走破タイムが馬場状態によって変動しやすいことが要因です。
昨年のスプリンターズSは連日の雨により馬場状態は荒れ放題。
一方で今年は非常にキレイな馬場で行われました。
このように走破タイムで強い、弱いを判断するのは当日の馬場状態までしっかりと見極める必要があります。
しかし、それを過去の出馬表だけで判断するのは難しいのが現実。
「ユーザー様に間違った認識をさせてしまう可能性があるくらいであれば、いっそのこと表記しないほうがいい」というのがう馬まとめの結論です。
②走破タイムよりも着順のほうがわかりやすい
そもそも走破タイムで期待値を考えた際、早い馬よりもむしろ遅い馬を選んだ方が期待値は良くなります。
ここでは走破タイムの代わりに、わかりやすく着差で考えてみましょう。
着差とは1着馬との走破タイムの差のことです。
着差が1.0秒であれば、1着馬よりも走破タイムが1.0秒遅いことを示します。
実際に前走の着差別に期待される回収率を集計してみると、着差が大きいほど回収率が高くなることがわかります。
つまり、走破タイムが悪いほど回収率が期待できるのです。
前走着差 単勝回収率 複勝回収率
0~0.9秒 78.5% 79.5%
1~1.9秒 85.7% 83.8%
2~2.9秒 82.4% 81.4%
3~3.9秒 82.4% 80.8%
4秒以上 88.0% 78.3%
(※単勝50倍以下、10年)
しかし、着差はペースや距離によって補正が必要です。
また、前述の通り走破タイムも馬場状態により変動しやすい・・・
そこで、う馬まとめでは最もわかりやすい着順だけを出馬表に採用し、悪い着順の馬を太字表記することにしているのです。
このようにう馬まとめの出馬表は、ユーザー様の予想サポートに特化した全く新しい出馬表です!
少しでも気になった方は、是非一度体験してみてください♪