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アーティストキャリアの参考書

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アーティストの社会活用やキャリア形成に役立つ記事をアップしています。
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2016年10月の記事一覧

次のスタンダードはポリティカル・コレクトネス

セクハや〇〇ハラはもう当然のこととして根付いていますが、次はこの「ポリティカル・コネクトレス」に気をつける時代になりました。 ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC)とは、政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現を指す。 ポリティカル・コレクトネス - Wikipe

みんな特別

 格差や序列をつけられることは誰だって好きではありませんよね。 アーティストの場合は、それと同じくらい、並列にされることも嫌います。 日頃から、競争の激しい世界でいかに他と差別化していくかが生命線である職業の人は、アーティストに限らず敏感だと思います。 仕事に優先順位をつけることや、対応に優劣をつけることは、いけないとわかっていても無意識にしてしまうものです。 とにかくフラットに接する努力はしておいて損はないかもしれません。 ・某◯◯社で活躍していてスゴイ人な

好きなことをして生きるということ

「好きなことだけしていたい」と願う人は多いと思います。 「これが好きなことだ」と具体的に熱くなれるものが見つからない人もいる中、幸福なことだと思います。 好きなことをして生きていく。 このことの意味は、僕の周りでも度々話題になり、えてしてお金や生活、人生の話にまで及びます。 ・お金を稼ぐ手段が好きなことである ・他でお金を稼いで好きなことに充てる ・好きなことがたまたまお金になった(無意識にやっていたらお金になった) ・お金を稼ぐ行為自体が好きなことである ・生活も何も

主観と客観と関連づけ

何か素晴らしい作品がある時、素晴らしい活動を見つけた時、誰かに勧めたり紹介したくなりますよね。 そんな時、主観が強すぎて、他人には全く刺さらないことを一生懸命力説するシーンを見かけます。 というか、僕自身をそうやってオススメしてくれることもしばしばあるんですよね。 とてもありがたいし、どんどんやって頂きたい! ですが、話を聞いてる人のリアクションがイマイチだと、何だか悪い気がしてしまいます。 「あなたがオススメするなら全力で応援する!」という人もいれば「いやその趣味

肩書き難民

 仕事をする上で、肩書きを尋ねられて困ることが増えました。 歌手、プランナー、ラジオMC、イベントプロデューサー、NPO法人代表、音響制作、ちょっとしたデザイナーやITチックなこともやれる人・・・うーん。  このスタンスで6年くらいやってきて、「このスタンス自体」が仕事になっている事実をどう一言で言えば理解してもらえるのか、一度しっかり考えてみようと思ったタイミングがありました。  何か損をしないような言い方はないものかと頭を悩ませた結果、気づきました。 ない。 ・

やりたがりは嫌われる

 家庭を持つ僕らの世代は、イベントに足を運ぶのも大変です。 イベントに行く人でも、土日は他にもイベントがありますよね。 でも、アーティストは発信したいし、知ってもらいたい。 一方、地域や企業のイベントでは、賑やかしでアイドルやゆるキャラを呼んでも、一過性の集客に終わってしまうどころか、客層への苦情やコンセプトがボヤけてしまうなどの課題があります。  コンセプトに無理やり関連付けたり、一般客を阻害する集客をはかったイベントにコストを割いても、一挙に集まったファンがいなくな

世界一マズい店に教わったこと

むかし、自分の大切な人に久しぶりに会う時に、僕のお気に入りのお店に連れて行きました。 スタッフさんは、いつもわがままを聞いてくれたり、他愛のない話にも付き合ってくれました。 僕の大切な人に、大好きなそのお店で一番好きなメニューを食べさせたかったから、何日か前に電話で、その日はそのメニューがあるか確認しておきました。 でも、その日、そのメニューはなかった。 人気のお店だし、忙しかったのかな? 実はお店も僕の態度を「オレの馴染みの店だぜ」「思い通りだぜ」みたいに感じて、快く