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アーティストキャリアの参考書

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アーティストの社会活用やキャリア形成に役立つ記事をアップしています。
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2016年8月の記事一覧

ホームページを作ろう

 SNSさえあれば人となりを知ることができる現代でも、ホームページ(HP)は必要です。 アーティストも、プロフィールやしっかりした写真がないと「アマチュア」と切り捨てられてしまい、キャスティングの際に苦労するケースが本当に多いです。 HPでなくとも「HPと同様の役割を果たす物」は必要です。 ・SNSをやっていない人でも見ることができ、コンタクトを取れる ・リンクや情報がまとまっていて、ここさえ見れば目的が果たせる ・ここだけの情報がある ・シェアしやすい  要件はこんなと

一流のカンブリア大陸

 一流のプロや経営者、パイオニアの生き方にフォーカスするドキュメンタリー番組が好きです。 書籍で読むのと違って、テレビだと表情や実際の姿が見られてリアリティがありますよね。  そんなドキュメンタリーフリークが見つけた共通点があります。 ・挫折や失敗をしている 1発で正解を出せればいいですが、はじめからそんなことはできません。 50点を2回で100点を出す人もいれば、20点を5回積み重ねて100点を出す人もいます。 失敗するうちに、失敗の原因をこまめに見直し、軌道修正の仕方

山を借りて2万人動員する独立アーティスト

 メジャー、インディーというのは日本特有の言い回しです。 海外ではもう十年くらい前からインディペンデント(独立系と言ったりします)な活動をしているアーティストが成功を勝ち取っていることをご存知でしょうか?  メジャーとか音楽ビジネスについては、数年前にITmedia内のオルタナティブブログ「こじつけ力-闘う現代アーティスト論-」で書きましたので、こちらをご参考に。ちょっとソースは古いですがご容赦ください。 宇田川ガリバー哲男|アーティスト至上主義の到来 http://blo

営業とブランディング

 営業の仕事は、ほとんどの事業に必要不可欠です。 特にアーティストやその関係者の方に。  ですが、営業マン、セールスマン、という言葉に誤解を持っている人が多いことに、危機感を覚えます。  営業と聞くと「ペコペコ頭を下げてカッコ悪い」「押し売り」「迷惑」「ノルマ主義」などのイメージを持っていませんか? 中には本当に嫌な営業にあった人もいるでしょうが、近年では、必要としていない人にゴリ押しするのは迷惑行為としてコンプライアンス上禁止されていますから、「ウザいなこいつ」と感じる場

自分の夢が誰かの夢になる

 僕が音楽を始めたきっかけは、高校生の頃、同級生が学園祭に出演して人気になっていたのを見て、「自分もあんな風に人気者になりたい」と思ったことでした。 仲間内で自分は歌が下手な部類に入っていることに気付き、それから8時間耐久カラオケのようなことをやって特訓した結果、翌年の学園祭で目的を果たし、調子に乗ってテレビ番組のオーディションに応募したら、最終に残ることができました。  幼少期の交通事故の後遺症で激しい運動ができなくなってしまったことが進学時に判明し、剣道の名門校への進

ファインダー越しの人

僕らは映像や写真を撮っていただくことが多い職業です。 どうしたら自分の人柄、生き方、活動方針が伝わるだろう?と日々模索しながら生きているわけです。 映像や写真に残し、どう見えるかを考えてSNSなどにアップする。 そんな作業に慣れていた中、先日「写ルンです」で写真を撮っていた子がいて、ちょっと気付いたことがあります。 後日その写真をデータで見せてもらいました。 インスタントカメラのアジは、思いのほかめちゃくちゃ良いという発見。 それ以上に、僕はその子が「どう構えて写真