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アーティストキャリアの参考書

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アーティストの社会活用やキャリア形成に役立つ記事をアップしています。
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2016年6月の記事一覧

東南アジアからの留学生

とある教育プロジェクトの打合せ中。 カフェで仕事の付加価値の話をしていたところ、東南アジアからの留学生だという若者が「ちょっといいですか」と話しかけてくれた。 彼は日本人の同年代の社会人(新卒くらいかな?)の報酬に違和感があるとのこと。 曰く、社会人としてのスキル以前に、生きる力が圧倒的に世界と比べて弱すぎる、と。 メンタルとか、目標とか、死生観とか。 (宗教が過剰に悪だと思っている時点で無知、とかも言ってたかな。) そんな人材、これから使い物にならないのに、会社

20代前半の若者

ある音楽プロジェクトの20代前半の若者のお言葉。 「僕らはただ楽しく音楽をやりたい。でも親への迷惑とか、お金になるかとか、社会的な価値とか、音楽をやるにも理由が必要な気がしている。」 「オレらに何も残してくれなかった世代の人に、音楽ナメるなとか言われたくない。音楽を愛してるIT業の人たちと一緒に音楽業界を作る。」 「方法論の話の途中から、ポジティブだマインドだっていう精神論になった瞬間に、こいつダメだって思う。その瞬間の息苦しさを紛らわしたって、何も解決しないから。考え

意識の高いマネージャー

昨日のレイクタウンでのイベントの帰りに立ち寄った、別の現場でのこと。 メモを片手に、スマホで写真を何十枚も取りながら、熱心に機材やステージ周りの確認をされている20〜30代の女性。 現場のスタッフの方かと思ってご挨拶したところ、ある男性デュオのマネージャーとのこと。 「私の仕事はスケジュール管理だけでもないし、お守りや運転手じゃないし、甘えさせて人間性を下げることでもない。」 「一つでも多くの現場に先に足を運び、リスクを回避させ、最高のパフォーマンスをさせたい。」